幼馴染♂ U-21

優子

ちぇっ、子ども扱いしやがって・・・・

帰ればいいんだろ

やっぱり寂しいから戻って来て〜(бвб) 
て言っても戻ってやらないからな(怒)

一応二つある玄関の篠田家の方を開けようとしたけど
誰もいないみたいで仕方なくもう一つの玄関へ

「あらどうしたの?」

「帰って来た」

「今日佳代ちゃん達夜勤よ」

しまった・・・シフト聞いとけばけばよかった(汗)

「陽菜も帰って来るのかしら」

「陽菜は家賃勿体ないから月末までいるんだってさ」

「そう・・・・・ごはん用意してあげるから」

「うん」

「まだ誰も帰ってきてないんだけど大丈夫?」

「なにが?」

「二階以上は優子一人よ」

「うっ・・・・・だ、大丈夫だぜ(汗)」

「怖かったらお母さん達の寝室で寝るといいわ
離れてるけど一応私達も下で寝てるし」

「もう、中学生だから平気さ(;´-∀-)」

階段や行くとこ行くとこ電気を点け自分の部屋にたどり着いた

麻里子とみなみ達は二階

俺と佐江達は三階だから今日から一人で三階で寝るのか?

・・・・・・部屋着に着替え明日の用意と制服を持ち
一階の父さんたちの部屋へ

今日はここで寝た方が明日おばさんも起こしに来やすいしな!・・・

お風呂も二個作ってるけど今日はおばさんのとこで入る

広いダイニングキッチンへ行くおばさんしかいなくて

「おじさんは?」

「まだ仕事から帰ってきてないのよ
優子が帰ってきてくれてうれしいは
この広い場所で一人は寂しいもの」

そうだよな、確かに広すぎて寂しい

「みんなが住むようになったら騒がしくなるぜ」

「そうね、孫も増えるし楽しみだわ
あなた達のはまだまだだけどね(笑)」

それがそうでもないんだぜ
結婚出来なくても子供を作る事はしてるんだから
みなみとこより先に見せてやるから待ってろよな!

て言いたかったけどそんな事言えるわけがない

それに今喧嘩中だし・・・・

ご飯が出来るころオジサンが帰って来た

「お、今日は一番下の息子と三人か(笑)」

「一番可愛いだろ(´-∀-)」

「そうだな、やんちゃな方が可愛いと言うからなワハハハハ」

豪快に笑うおじさん・・
いやもうすぐ?お義父さんとお義母さんか・・・(´-∀-)

「今日下で寝るから明日7時に起きてこなかったら
起こしてくれる?」

「分かったわ、お弁当どうする?」

「弁当ははる・・・・・パン買うからいいや」

「そう、お茶だけ入れてあげるわね」

「ありがとう」

陽菜弁当作ってきてくれるかな・・・
でも保健室行きにくいしどうしよう・・・

夜陽菜からLINEでおやすみって来てたけど
既読だけつけて返さなかった

なんか自分の首どんどん絞めていってる気がするけど仕方がない
こんな事でしか反抗できないから

朝廊下を歩いていると陽菜が向こうから歩いて来るのが見えた

すれ違う生徒と笑顔で挨拶を交わしてる

「おはよう(бвб) 」

「・・ぉはよぅ・・・」

「空いてる時間に取に来て」

「・・・・・・」

やったお弁当作ってきてくれてるんだ(´-∀-)

顔が緩まない様に平静を保つ

「いらないんだったら他の人にあげるから」

「佐藤にやるのかよ(怒)」

「しっ、大きな声出さないで(汗)
男の先生にはあげないし(怒)」

「・・・・俺が食う!」

フッと微笑むとじゃーねと言って歩いて行った

くそー・・・俺スゲーガキじゃん・・・

陽菜が一段と大人に見えた

幼馴染♂ U-20

陽菜

ガラガラガラ・・・・・シャッ

「陽菜・・・・」

「んん・・・優・・・篠田君どうしたの」

「購買でパン買ってきてやったぜ」

「もうお昼?」

「ずっと寝てたのか」

「そうみたい・・・誰も来なかったからゆっくり寝れた」

「あぶねえな誰か来て襲われたらどうすんだよ」

「学校でそんな事あるわけないでしょ」

「わかんねえだろ、佐藤とかいつもじろじろ見てるじゃねえか」

「先生を呼び捨てにしないの」

「ちぇっ、ところで体調はどうなんだ?」

「んん〜・・・もう大丈夫みたい
お弁当ごめんね」

「いいってほらパン食おうぜ(´-∀-)」

「コーヒー淹れる、篠田君は紅茶でいい?」

「おう」

カップをテーブルの上に置き食べ始める

「家どうする先に帰る?」

「・・・・何で小声でしゃべってんの」

「聞こえたらまずいでしょ」

「陽菜は帰らねえのかよ」

「家賃払ってるし月末まで居ようと思ってる」

「じゃー俺もいる」

「サッカークラブ行き始めるんだったら家の方が近いから
遅くなっても安心できるんだけど」

「子ども扱いすんなよ(怒)」

「だって子供じゃん」

「・・・・・」

食べかけのパンをテーブルの上に投げ
無言で保健室を出て行く優ちゃん

「ちょっと!」

一度も振り向くことなく廊下を走って行った

「もう・・・はぁ・・・」

それが子供なんじゃん

まだジョギング程度だって言われてるのに・・・
若いからなのかリハビリが進み
治りも早いっておばさんが言ってたっけ・・・

昼からは保健の授業があるから
パンを食べ切り念のため薬を飲んで
準備をしているとLINEが来た

(今日帰る)

「はぁ・・・・」

アパートに帰ると優ちゃんの荷物がなくなっていた

「そうんなに急がなくったっていいじゃん・・・」

あれ?もう出来てるんだっけ?もうすぐ出来るって言ってなかった?

ママにメールすると
親の居住地は出来てるらしくもう引っ越してるって
事だったから一安心

優ちゃんのお母さん達がいなくて
秋元家の玄関のベルを鳴らして中に入ったみたい
夜勤らしいから一人で寝るのかな・・・
もう中学生だし大丈夫か

ママに優ちゃんをよろしくと言ってお風呂に入る

ふー・・・なんか久しぶりにゆっくり出来てる感じ?
優ちゃんがいると騒がしいから・・・

次の日

いつもならお昼休みに来るのに・・・どうしたんだろう
廊下ですれ違っても無視?

何あれ、そう言う所が子供だって言うの!
て言ってやりたかったけどまた拗ねちゃうから
大人の陽菜が我慢

「秋元先生」

「佐藤先生」

「学期末テストの事なんですけど」

そうだもうすぐだったっけ
テストの期間中一緒になんか住めないからこれで良かったのかも

「先生?」

「あ、はいなんでしょう」

「保健4、体育6の割合でいいですか?」

「はい、なんだったら3:7でもいいですよ」

「いやそこまで開けると何かと問題が出てきますので(汗)」

「うそですよ、よろしくお願いしますね(笑)」

「あのう・・・」

「はい?」

「今週末、打ち合わせと言う名目でお食事なんてどうですか」

「あぁ・・・今週末はちょっと・・・すいません」

「いえ、また誘ってもいいですか?」

「みんなで行く時は誘ってください」

「付き合ってる方いらっしゃるんですか?」

「まあ・・・付き合ってると言うか・・・
好きな人はいてその人に誤解されたくないので」

「もしかして学校の?」

「それはノーコメントで(笑)」

「そうですか・・・でも諦めませんから」

「それは困るんですけど(汗)」

て言ってるのに無視して行っちゃった・・・

振り返って保健室へ戻ろうとしたら

「優ちゃん・・・」

廊下の角の所からじっとこっちを見ていて
近寄ろうとしたらすっと消えてしまった

もう何なの、陽菜何か悪いことした?
絶対誤解してるじゃん・・・

一応メールで説明しておいたけど
返事は帰ってこなかった




Y 転校生はマジ女だった 49

「お帰りなさいませ」

門を入ると大勢の組員たちが迎えてくれた

「みんな有難う」

頭を下げたままの組員たちの先の
玄関にはお父さんが立っていた

「陽菜さんよく頑張ったね」

「・・・はい」

「もう心配はいらないから」

コクンと頷く陽菜

「みんなにも心配かけたがもう大丈夫だ
それぞれの持ち場に戻ってくれ」

「はっ!」

一斉に散っていく

「部屋なんだが離れのままでいいのか?」

「せっかく改装したしあそこは誰も来ねえから丁度いい」

「しかし何かあったらだな」

「サドもいるしゲキカラだっている
私には守ってくれる仲間がいるから大丈夫だ」

「優子さん・・・・・」

「飯食ったら陽菜の着替えとか買いに行くから
普通の服に着替えて来いよ」

「優子だって着替えないと」

「私の正装この服だ」

「卒業したのにまたダブったと思われるよ(бвб)」

「・・・・・・後はジャージしかねえ」

「丁度いい、陽菜さんに一緒に選んでもらえ」

「お揃いの服着ようよ(бвб) 」

「お揃いだと(汗)」

「ラッパッパで揃えましょうよ」

「なんでヲタと同じ服着なきゃいけねえんだ
おめえらは草色のジャージで十分なんだよ」

「草色って(笑)」

「うっせーてめえらはここにさど置いて欲しかったら
しっかり働いて金入れろゲキカラおめえもだ」

「・・・・・殴って取る?」

「だめだ!喧嘩はもう終わりだと言っただろ
相手から仕掛けてこねえ限り手を出しちゃいけねえ
喧嘩したいなら今すぐ出て行け」

「サド・・・・」

首を傾けサドに助けを求めるゲキカラ

「そう言う事だ」

「・・・・わかった喧嘩しない・・・」

渋々納得させ、ご飯を食べ6人で出発

「その服可愛いねどうしたの?」

「優香のを借りたんだがあいつこんなのしか持ってなくてよう(汗)」

「優希ちゃんのは?」

「あいつの服はパンクっぽいし・・・
三つ子なのにこんなに趣味って違ってくるのか?」

「陽菜は三つ子じゃないからわかんない」

「そうだよな、聞いた私がバカだった・・・」

「車全員乗れませんがどうしますか?」

「電車で行こうよ」

「良いのか?しんどくないか?」

「今は調子いいから大丈夫
それに適度な運動しないと太っちゃうもん」

「運動は優子様に任せとけ(-∀-`) 」

「・・・・・・・その顔・・・安定期に入るまでダメだからね」

「そうなのか?サドどういうことだ(汗)」

「調べてみます」

携帯を出し調べる三人

「安定期に入るまでは流産する確率が高いので
控えた方がいいと書いてあります」

「マジかぁー(汗)」

「アハハハマジだよ・・・」

「うわっ、ゲキカラさん落ち着いて(汗)」

「アハハハハ怒ってる?」

「怒ってねえよ、ほら行くぞ」

「行く」

こいつはあぶねえな、そばに置いとくしかねえか

サドを見ると同じことを思ってるのか
コクント頷いた

 一話へJUMP

http://mblg.tv/puna/entry/1192/?cur=category&val=27

Mistake 6  最終話

初めての時と同じように全く寝れなかった陽菜

だから早めに家を出て靴箱の所で待っていると

「小嶋さんおはよう早いね、あっカバンありがとう二つも重かったでしょ」

そう言って自分のカバンを受け取るとすぐ行こうとするから

「待って(汗)」

慌てて腕を掴む

「小嶋さん?」

「話があるの」

「そうだね、あ、麻里ちゃんおはよう」

「ゆっぴーに小嶋さんおはよう(*`ω´)
朝から仲がいいね」

「私職員室行かなきゃだから
小嶋さんを教室まで送ってあげて」

私の手を払い行こうとするから

「違うの、待って(汗)」

「そう違うんだよ勘違いアハッ」

泣きそうな顔してふざけないでよ

もう一度腕を掴み直し誰もいない非常階段の踊り場まで連れて行く


「小嶋さんて見かけによらず強引なんだね(笑)」

手を離し向き合ってから

「ごめんなさい」

頭を下げる

「陽菜ずっと優ちゃんをだましてた」

「違うよ私が早まっちゃったから、私の方こそごめんね」

「ちがっ」

「実はさ凄くうれしかったんだよね
初めて見た時から可愛いなって思ってて
図書室でよく見かけるから意味もなく通ってたし(笑)」

「・・・・」

「麻里ちゃんのほうがお似合いだもんね
2人とも背が高いしお洒落だし・・・
これからは二人の事を応援するから
まぁーたまには一緒に遊んでよね」

眉毛をこれでもかってくらいにハの字に下げ
無理やり笑ってるのがわかる

「初めは本当に困ってた
でもね優ちゃんと話したり一緒に居ると心地よくなってて」

「それは麻里ちゃんも一緒に居るからだよ」

「違うの!ちゃんと聞いて
いつの間にか間違えたとかそう言う事どうでもよくなってて
今はあの時間違えて良かったって思ってるから(бвб)」

「小嶋さん?」

「小嶋さんヤダ」

「うっ・・・陽菜・・・」

「いつもストレートに表現してくれる優ちゃん見てたら
陽菜もストレートに言いたい」

「何を?」

「今すぐ優ちゃんとキスしたい!」

「ふぇっ?」

驚いて固まってる優ちゃんに近づきキスをする

「っ・・・ううぅっ・・・」

「ちょっと泣かないでよ(汗)」

「だって、陽菜がキスしてくれたんだもん」

「陽菜の事好きなんでしょ」

「うん、好き!ずっと好きだった、だからもっとキスしよ」

そう言って抱き付いてきてキスしようとするから
背の高い陽菜は背伸びをして顎を上げ
顔を上に向ける

「こら!届かないでしょ(怒)」

拗ねたように囁くから
肩を押し体を離してまたチュッとキスしてあげる

「陽菜ぁー(汗)」

「優ちゃんからはまだだーめ(笑)」

「そんなぁー(涙)」

初めは間違えの間接キスだった

でも今は間違えてなんかないよ

だからこれからはいっぱいキスしようね、優ちゃん


おしまい
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