優子
京都は回るところが沢山ありすぎて
どこを回ればいいのか分かんないでいたら
「人力車は料金によって回ってくれるところが違うんだって
三台で同じところを回りたいって言ったら少し安くしてくれたんだけど
どうする?」
みーちゃんが人力車の人と話してると思ったら
値段交渉してたみたい
「30分一台17500円を15000円!」
「はい却下―」
「えーなんでー」
「高校生にそんな金あるわけないだろ」
「二人で出せば7500円ずつじゃんかー」
「それでも高い(怒)」
「チェッ・・・」
「歩いて回らなきゃ美味しいもの食べれないよ(∵)」
「確かに!敦子あったまいいー(*`ω´) 」
あっちゃんは食べ物の方に
お金を使いたいだけだと思うんだけど・・・・(笑)
一度は乗ってみたいけど浅草でも乗れるし
働くようになってからでもいいや
すぐ休憩したがる陽菜を必死で歩かせ
八坂神社・清水寺・東寺・伏見稲荷・金閣寺
最後に嵐山でゆっくりして京都駅へ
「はるなー・・・・」
午後位からずーと不機嫌な陽菜
「疲れた?」
「神社とか見て歩く意味が分かんねえ」
「そうかな、楽しかったじゃん」
「疲れただけだし(怒)」
「バスに乗ったら寝れるから
もう少しの我慢だよ」
「少し寝る」
「だめ!陽菜なかなか起きないもん(汗)」
「起きなかったらおいて行けばいいんだよゆっぴー(*`ω´) 」
「そいつもおいて行くのかよ」
「敦子は篠田が抱っこして乗せるからいいんだよ
ニャロもゆっぴーに抱っこしてもらえば(笑)」
「が、頑張ろうか?(汗)」
「バーカ持てるわけないだろ
あそこのコンビニ行ってコーヒー買ってくるわ」
「篠田ブラックね」
「峯岸は全部入り!」
「指原は・・・い、いりません(汗)」
睨みを聞かせる陽菜に怯えるさっしー・・・(笑)
「私も行くから、さっしーはミルクだけだったよね」
「さすが優子ちゃん覚えてくれてるんですね(涙)」
「大げさなんだから(笑)
あ、待ってよ陽菜(汗)」
後ろから追いかける
「今どきのコンビニコーヒー安いのに美味しいよね」
「・・・・・」
「お菓子も買う?」
「無駄遣いすんな」
「そうだった」
今度みるきーたちが東京に来た時
遊ぶお金いるもんね
みんなの分のコーヒーを買って戻り飲み終わる頃にバスが入って来た
良かった、後は寝るだけだもんね
荷物を積み座席へ
「わぁ一番後ろだ」
「おおーこれは足がはみ出しても
通行の邪魔にならないから伸ばし放題だな(*`ω´) 」
来た時みたいに窓に背を向け二席つかって足を延ばし座る陽菜
「こいよ」
「う、うん・・・」
膝の上に乗りもたれ掛る
「重くない?」
「軽すぎ」
「そうかな・・・」
「もう少し太った方が触り心地がいい」
「なっ(汗)バカ」
「本当の事言っただけだし」
「もう・・・・」
車内の電気が消えると顎を持ち上げられキスされた
「おやすみ」
「おやすみ陽菜」
首元に頭を置き陽菜の匂いとともに目を閉じた