スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

Mistake 4

「凄かったね」

「うん」

「普段ちゃらいのに人気あるの頷けるわ」

「うん・・・・」

あれでスケベじゃなくて背も高かったらどれだけモテるんだろう
きっと篠田先輩より・・・

何考えてるの陽菜・・・

頭をブンブン振っていると

「はーるーなぁー♪」

凄い勢いで走ってくる大島先輩

「見に来てくれたんだ(-∀-`) 」

「あー・・・うん」

「ねえねえどうだった♪」

子供がほめてほめてって言ってるような目で訴えかけてくる

「汗かいてた(бвб)」

「ずっと走り回ってるからね」

「みんなより小さかった(бвб)」

「あう・・・それは頑張ってもどうにもならない事で・・・」

眉毛を下げて頬をポリポリ掻きながら

「クラブ終わったから送って行くからまってて」

「みーちゃんと帰るからいいです」

「そっか・・・じゃーまた明日ね」

気を付けてかえるんだよーて手を振りながら戻って行った

「素直じゃないね(笑)」

「なにが?」

「かっこいいって思ったでしょ」

「・・・・・」

「言ってあげればよかったのに」

「だって一番小さかったのもホントじゃん」

「小さいのにバンバンシュート決めてたでしょ」

「・・・・・・・(бвб)」

「まあいいや、ほら早く帰ろう」

何が言いたいの?わけわかんないんだけど


次の日みーちゃんが食堂だったから何時ものメンバーで行くと
また先輩たちがいた

隣の席しか空いてなかったからそこに座ると

「運命感じるよね(-∀-`) 」

「たまたまです」

「またまたー(笑)」

「・・・・・・(бвб)」

「小嶋さんはお弁当なんだ」

「はい昨日はお母さんが居なくて!篠田さんも今日はお弁当だけなんですか?」

「篠田も昨日はお母さんが寝坊しておにぎりと漬物?だったから
うどん食べてた、いつもはちゃんとしたお弁当だよ」

運命感じる(бвб)

「教室で食べないんですか?」

「ゆっぴーが毎日学食だから篠田はそのお供(*`ω´)」

「うち、お父さんしかいないから毎日学食
安いしいろいろ食べれるし結構気に入ってるんだ」

知らなかった・・・・・

みーちゃん達も戻ってきて食べていると

「ねえねえ陽菜と大島先輩ってどこまで進んでるの?」

なんてことを言うんだろう、相手がいる前で普通聞くかな(汗)

「何言ってんの(汗)」

「だって付き合ってるんでしょ」

まだ手も握った事ないって言うのに・・・

「そんなの・・・「そりゃー行くとこまで行っちゃってるっしょ(-∀-`) 」

横から聞こえてきた言葉に驚いて先輩を見ると
満面の笑顔で話してる

「うそ!まじ?」

慌てて大島先輩を睨む

「うそうそ冗談だって(汗)」

「当たり前です(怒)」

冗談でも篠田先輩の前で言わないでほしい



放課後図書室に本を返しに行くと篠田先輩がいた

「こんにちは」

「今日はよく会うね(*`ω´)」

「はい♪」

「小嶋さんとゆっぴーていい感じだよね」

どこがですかって叫びたかったけど

「そうでもないですけど」

「実はね今だから言えるけど
篠田も小嶋さんの事いいなーて思ってたんだよね」

うそ・・・・両想いじゃん(бвб)

「でもゆっぴーの事が好きだったんだね」

「それは・・・」

「小嶋さん見る目あるよ
ゆっぴーてさ普段あんなのだから誤解されやすいけど
自分を犠牲にしても他の人を思いやれる子なんだ
だから篠田も大好き
小嶋さんと付き合ってるのが他の子じゃなく
ゆっぴーでよかったって思う
だから大事にしてあげてよね(笑)」

「・・・・・・」

なんか悲しい事言われてるのにあんまり悲しくないのは何でかな
誤解を解くチャンスじゃん?
実は間違えで篠田先輩の事が好きでしたって今言えば
何とかなるかもしれないのに・・・

また明日ねって言いながらドアを出て行く背中をボーとしながら見つめていた

前の記事へ 次の記事へ
カレンダー
<< 2016年04月 >>
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
アーカイブ
カテゴリー