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Y 転校生はマジ女だった 49

「お帰りなさいませ」

門を入ると大勢の組員たちが迎えてくれた

「みんな有難う」

頭を下げたままの組員たちの先の
玄関にはお父さんが立っていた

「陽菜さんよく頑張ったね」

「・・・はい」

「もう心配はいらないから」

コクンと頷く陽菜

「みんなにも心配かけたがもう大丈夫だ
それぞれの持ち場に戻ってくれ」

「はっ!」

一斉に散っていく

「部屋なんだが離れのままでいいのか?」

「せっかく改装したしあそこは誰も来ねえから丁度いい」

「しかし何かあったらだな」

「サドもいるしゲキカラだっている
私には守ってくれる仲間がいるから大丈夫だ」

「優子さん・・・・・」

「飯食ったら陽菜の着替えとか買いに行くから
普通の服に着替えて来いよ」

「優子だって着替えないと」

「私の正装この服だ」

「卒業したのにまたダブったと思われるよ(бвб)」

「・・・・・・後はジャージしかねえ」

「丁度いい、陽菜さんに一緒に選んでもらえ」

「お揃いの服着ようよ(бвб) 」

「お揃いだと(汗)」

「ラッパッパで揃えましょうよ」

「なんでヲタと同じ服着なきゃいけねえんだ
おめえらは草色のジャージで十分なんだよ」

「草色って(笑)」

「うっせーてめえらはここにさど置いて欲しかったら
しっかり働いて金入れろゲキカラおめえもだ」

「・・・・・殴って取る?」

「だめだ!喧嘩はもう終わりだと言っただろ
相手から仕掛けてこねえ限り手を出しちゃいけねえ
喧嘩したいなら今すぐ出て行け」

「サド・・・・」

首を傾けサドに助けを求めるゲキカラ

「そう言う事だ」

「・・・・わかった喧嘩しない・・・」

渋々納得させ、ご飯を食べ6人で出発

「その服可愛いねどうしたの?」

「優香のを借りたんだがあいつこんなのしか持ってなくてよう(汗)」

「優希ちゃんのは?」

「あいつの服はパンクっぽいし・・・
三つ子なのにこんなに趣味って違ってくるのか?」

「陽菜は三つ子じゃないからわかんない」

「そうだよな、聞いた私がバカだった・・・」

「車全員乗れませんがどうしますか?」

「電車で行こうよ」

「良いのか?しんどくないか?」

「今は調子いいから大丈夫
それに適度な運動しないと太っちゃうもん」

「運動は優子様に任せとけ(-∀-`) 」

「・・・・・・・その顔・・・安定期に入るまでダメだからね」

「そうなのか?サドどういうことだ(汗)」

「調べてみます」

携帯を出し調べる三人

「安定期に入るまでは流産する確率が高いので
控えた方がいいと書いてあります」

「マジかぁー(汗)」

「アハハハマジだよ・・・」

「うわっ、ゲキカラさん落ち着いて(汗)」

「アハハハハ怒ってる?」

「怒ってねえよ、ほら行くぞ」

「行く」

こいつはあぶねえな、そばに置いとくしかねえか

サドを見ると同じことを思ってるのか
コクント頷いた
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