「クイーンが泊まったらしいじゃん」

「何処でそんな情報が(汗)」

「峯岸様をなめんなよ」


素晴らしきかな峯岸情報網


「で(ΘωΘ)」

「で、て何」

「恋人同士なんだからひとつ屋根の下に居て
一晩二人っきりで過ごしてなにもないわけ無いでしょ」

「何もなかったよ」

「うそ・・・・」

「あ(-∀-`)」

「ほら、顔赤くなってるよ
全部吐き出してスッキリしちゃいな」

「誰にも言わないでよ」

「うんうん(ΘωΘ)」

「キスされた(-∀-`)」

「何処に?」

「何処にって口に決まってるでしょ!」

「・・・・・・はぁ・・・つまんない」

「ちょっと、私のファーストキスだったんだからね」

「そんなのな〜んの特ダネにもなりゃしない」

「特ダネにしようとしてたんだ・・・」

「ゲッ・・・・バレた(汗)」

「親友をネタにしようだなんてひどいよ」

「だって、キングとクイーンだよ
寝たとか書いたら大スクープじゃん」

「隣で寝たけど・・・・」

「ただ寝ただけではスクープにならないの!」


「いい、もうみーちゃんには話さないから」

「それは淋しからごめん・・・・」


みーちゃんとは遅くまで起きていて
ゲームしたり映画見たり
次の日も一日中家に居て楽しく過ごした


みーちゃんはお調子者だけど
信頼できるから昨日の話をしてみる


「選ばれるべくしてなったクイーンと優子か・・・・
なんとなくわかったような気がする」

「凄いわかったの?私にも教えて」

「それはクイーンの言う通り優子が自分で気づくべきだね」

「え〜みーちゃんまでそんなこと言って・・・
いいもん探し出してやるんだから」

「探すのとはまた違うよ」

「なんなの、難しくてわかんない」

「まあ、キスぐらいで赤くなってるようじゃわからないかな」

「自分は経験豊富みたいに言ってるけど
みーちゃんだって彼氏居ないじゃん」

「居ないけど情報は豊富なんです」

「耳年増」

「ひどーい、このお子様野郎」

「お子様じゃないヤイ」

「じゃーチビ」

「ちびっていったなぁ
このガチャピン」

「ひどい(怒)」


こうやって言い合ってるけど冗談だから本気の喧嘩にはならない


「また来るね」

「うん、いつでも来て(-∀-`)」


楽しい時間はあっという間に終わってしまった




それから一ヶ月後


「優子テストの結果張り出されてるから見に行こう」

「えーいいよどうせ返ってくるじゃん」

「全学年の分が張り出されてるらしいよ」

「行く」


それは興味がある
みんなどれ位頭がいいのか知っていきたいから


「・・・・・・うそ・・・・」

「すごいね、さすがクイーンだね」


三年生のトップには小嶋陽菜の名前があった


「嘘だ、絶対に別人だよこれ」


他の人達は大体中盤にいるのに陽菜さんだけトップとかおかしいもん


放課後


「キングってあんまりだったんですね(笑)(бвб)」

「20番だって凄い順位ですよ(*`ω´)」

「カンニングしたでしょ」

「誰がですか?」


指をさすと


「カンニングはしてませんただ少し覗いただけですから」


やっぱり・・・・


「それはカンニングとはいいませんよね」

「そうだけど・・・・ずるい」

「次のテストは覗いて教えてあげましょうか(бвб)」

「そんな事しなくても実力で取ってやる」

「ふふ、楽しみにしてますね」


陽菜さんはその人に触らなくても
その人の持ち物からいろいろ読み取れるらしい
だから教科の先生の持ち物を覗いて・・・・・やっぱりずるい

私は自分の力だけで一位を取ってやるんだから




それから半月



「最近アザ無くなったよね」

「でしょ、私天才かも(-∀-`)」


みんなの攻撃を殆交わせるようになり攻撃もできるようになった


そんなある日の放課後いつものように部室へ行くと
知らない人が部屋に居て陽菜さん達と話していた


「あなたがキングの優子さん?」

「あなたは・・・・」

「こちらバスケットボール部キャプテンの秋元さん」

「あ、この度は全国大会出場おめでとうございます」

「ありがとう・・・・」

「どうかしたんですか?」

「全国出場を決めてから変なことが起きてるらしいんです」

「変なこと?」

「自転車にぶつかられそうになったり
マンションの上からものが落ちてきたり
それに誰かに付けられてるような気がして」

「それで護衛を頼みに来られたんです」

「護衛?そんなこともするんですか」

「はい、生徒の安全を守るのも私達の役目ですから」


凄い、ちゃんと学校の役に立ってるんだ


「わかりました引き受けましょう(-∀-`) 」


とりあえずエースの宮澤さんとキャプテンの秋元さんに
三人ずつ別れて警護する



「宮澤さんて一年生なのにエースだなんて凄いよね」

「大島さんのキングのほうが凄いと思いますよ」

「・・・・・プッ、なんか同級生なのに敬語とかへん」

「だーね、これからよろしくねえーとキング?」

「優子、同級生だから優子でいいよ」

「じゃー私は佐江で」


クラスが違うくて部屋も離れてたから
話したことなかったんだけど話してみると
凄くいい子ですぐ仲良くなった


護衛は
私の方に玲奈さんと柏木さんの三人


「危ない!」


そう言って風のように動き飛んできた石を払う柏木さん


「何でこんな大きな石が飛んでくるの(汗)」


飛んできた方向を見ると逃げていく後ろ姿が見えた


「あの制服・・・・確か準優勝だったステ高の制服だ」

「けが人を出して辞退させ自分達が出ようって魂胆か・・・・
最低だ・・・・殺す(怒)」

「玲奈さん落ち着いて(汗)」

「売られた喧嘩は買わないと女がすたる」

「喧嘩じゃないから、ね」



その頃陽菜さんの方でももう少しでバイクにぶつかられそうな所を
麻里子さんがバイクをけとばしバイクは見事に吹っ飛んだとか・・・



「どうしますかキング」


次の日の放課後の話し合い


「喧嘩になると出場停止になっちゃうでしょ」

「そうですね」

「まずは話し合いから・・・・」

「そんな事してる間に怪我させられるよ」

「そうですね・・・・あの二人以外が狙われだしたら
もう止められませんよ」

「わかった、むこうの頭と連絡取ってください
私が行きます」

「1人では行かせられません」

「最近強くなったって言ってくれたでしょ
大丈夫だから、ね」

「わかりました・・・確かステ高のトップは山本だったはず
板野、すぐ連絡取って」

「わかりました」


頭を下げすぐ出ていった