「ピピピピィ〜!!ここ一旦停止ですよ」
「・・・・・・」
「コンコンコン窓開けて下さい」
うぃぃぃぃ〜ん
「さっしーときたりえじゃん」
「陽菜さん!?」
「陽菜止まったし(怒)」
「いえ、止まらず行こうとしてましたよ」
「一瞬止まったよね、さっしー(бвб) 」
「と、止まってたかな〜(汗)」
「ダメです止まってませんでした、免許証出してください」
「陽菜が切符切られたら優ちゃん肩身が狭くなるだろうなぁー」
「刑事課には言いませんし
私たち以外姉妹だと知らないじゃないですか」
「でも誰かが書類を見て住所や名字が同じだからって刑事課長のせいじ
とか言う人に言いつけられたら大変じゃない?」
「あの人自分の出世の為なら何するかわからないので怖いですよね(汗)」
「でしょ〜」
「そこまで詳しく見る人なんていませんし
優子さんの住所知ってる人いませんから」
さっしーと北りえには優子と二人で買い物してる時にバッタリ会って
姉妹だってバレたんだけど優子が口止めしたみたいで
他の人はまだ知らないらしい
「わかりました、でも次こそ見逃しませんからね!」
「きたりえこわぁーい(бвб) 」
「そんな声を出してもダメです」
「あ、朝礼に遅れちゃうじゃーねバイバイ(бвб) 」
「ちょっと・・・・」
何か言ってたけどすぐ窓を閉めたから聞こえなかった
「おはようございます」
「おはよう、みんな揃ってる?」
「はい、朝のカフェラテもご用意できています」
「ありがとう」
陽菜はアパレル会社の社長
社員は少ないけどネットを使い今や年収は・・・・
優ちゃんの10倍はあるんだけど同じくらいだよって言ってある
勿論陽菜より年上の人もいる
その代表が麻里ちゃん
被服専門学校の講師で陽菜も教わっていた人
何かと気が合い会社を立ち上げる時に誘った
ネット専門で引き受けてくれてる佐江ちゃんは
優ちゃんの大学時代の部活の後輩
良く家に遊びに来ていてコンピューターに詳しく
色々教えて貰ってた
一緒に教えて貰ってたのに優ちゃんは全然理解できてなかったなー(笑)
その縁もあって就職活動する前に声をかけたら二つ返事で入ってくれた
モデル兼社員のゆきりんは募集で面接に来た人
佐江ちゃんが絶対にこの子が良いって押すから
なんとなく入れたんだけど
これが成功、胸もあってスタイルが良く話も上手
他に4人いるんだけど・・・・
雑用とか梱包とか在庫管理をしてもらってる
勿論全員平等がモットーだからみんなにもデザイン画とか
出して貰ってる
「では今週も宜しくお願いします(бвб) 」
「よろしくお願いします」
「今日は遅かったじゃない、あ、いつもか(*`ω´) 」
「いつもじゃないでしょ(怒)
朝から知り合いに捕まっちゃってやっと逃げて来たの」
「そうなの?大変だったね」
「それより打ち合わせは何時から?」
「11時予定」
「それまでに仕上げてしまわなきゃ(汗)」
「あれ?家でするんじゃなかったの」
「昨日はそれどころじゃなかったの!
集中したいから早く席に戻って」
「はいはいじゃー何かあったら呼んで」
そう言い残し席へ戻って行った
昨日はまた陽菜達・・・・と言うか
けむちゃんのおかげで事件が進展したから
恐らく今日中に解決するんじゃないかな
「この生地最高・・・これもいいかも・・・
この色で作ってみたい」
こういうのは一日見てても飽きないし
中々決められない(汗)
「麻里ちゃんどう思う?」
「う〜ん・・・あの形の服ならこの生地がいいかな」
「だよね、これに決めた」
いつもふざけてるけどこういう時は頼りになる先輩
「今度のリミテッドストアーだけど
本当にあそこでいいの?」
「交通は不便だけど広さと言い雰囲気と言い
あそこ以外考えられない」
「わかった前々日から飾り付けして次の日朝から搬入で良いかな」
「うん、よろしく(бвб)」
さー忙しくなるよ