「俺は逃げる為の食料を物色するからお前はその女をしっかり見張っとけ」

「わかった」


二人の関係性って上下関係がありそうだから
友達じゃないよね
先輩後輩か兄弟か・・・

敬語ではなしてないから兄弟かな


「ねえ、100万円を十分で用意できると思う?」

「出来るんじゃないか?出来ないのかな・・・」


気が弱そう


「10万円ならすぐ用意できたのにね(бвб)」

「だろう、俺もそう思って10万円と言ったのにさ兄さんが
100万とか言うからさ」


やっぱり兄弟だった(бвб)


「何しゃべってるんだ、お前も相手せずに黙ってろ」

「わかってるよ(汗)」



入り口で誰も近づかないように見張りだした


「怖いお兄さんだね」


気づかれないような小さな声で囁く


「優しいときもあるんだけど今日は特に機嫌が悪いんだ」


それはこんな事してるからだと思うなぁー


「ねえ、どうしてこんな事したの?」

「今日返すお金が無くて・・・
お金無かったら臓器を売れって言われて・・・」


ヤミ金に借りちゃったのか


ガサッ


「お前何してんだよ」

「俺じゃ無い」

「まさか・・・まだ誰かいるのか?」


ガサガサ・・・


「・・・・・・俺はこっちから行くお前はそっちから回れ」


けむちゃん・・・・(汗)



「にゃぁぁお」

「な、猫がどうしてコンビニにいるんだ?」

「シャァァァァ」

「なんか怒ってるみたいだよ(汗)」

「捕まえて外に出せ」


殺さないんだ・・・・
けむお腹すきすぎて切れちゃった


「うわぁ、イテテテひっかくなよ(汗)」

「なにやってるんだお前は猫も捕まえられないのか(怒)」

「じゃー兄さんが捕まえれば良いだろ」

「くそう、ナイフで殺してしまえ」

「駄目だよ、かわいそうだろ(汗)」



やっぱり優しい


「俺がやるからお前はそっちで気を引いてろ」




奥の通路でやりとりしてるんだけどこれってチャンスじゃ無い?

外の優子に向かって来て!と合図して自分も入り口へ


「くそっこいつ鈍そうに見えてすばしっこいな(怒)」



当たり前じゃん、猫だよ?


自動ドアが開き音が鳴る


「しまった(汗)」


もう遅い


「陽菜!!」



刑事さん達が一斉に入ってきた


「大島は妹を保護、犯人は俺たちに任せろ」

「大丈夫か?どこか触られてないか?」

「私は大丈夫」

「でも、陽菜の体を後ろから抱きしめたのは許せない(怒)」

「え、どこ行くの」

「殴らないと怒りが収まらない」

「だめ!それよりけむが(汗)」

「そうだ、けむしまだ中だよな」

「早く猫缶あげないと危険なの」

「まさか・・・ヤバい(;´-∀-)」

「にゃぁぁぁぁぁ(怒)」



開いたままの入り口に4本立ちで睨んでるけむし


「ま、まて今すぐ猫缶持ってくるから(;´-∀-)」

「けむちゃんもう少しだけ我慢して(汗)」

「従業員さんお金後から払うので猫缶貰いますね」



群衆にむかって叫ぶと中へ入って行き
缶を開けながら戻ってきて事なき終えた