みんなでお昼ご飯、私はブランチだけど
食べてたらけむしにご飯あげるの忘れてた事に気づいた


「ごめん一瞬だけ家に帰ってくる」

「あんたさっき来たところでしょ」

「だってけむしお腹すいたら暴れ回るんだもん」

「はぁ・・・先に打ち合わせ始めとくから
早く戻っておいでよ」

「はーい、麻里ちゃんよろ(бвб) 」


で部屋に入るとけむしは爆発寸前


「ごめ〜ん、特別に美味しい缶詰あげるから許して」

「にゃぁ〜」


仕方ないなぁとでも言ってるかのように
定位置に移動してご飯を待ってるけむし


「・・・・ごめんもうちょっと待っててそこのコンビニで買ってくるから」


缶詰切れてたの忘れてた(汗)
急いで玄関まで行くと先回りしてドアの前にいるけむし


「うにゃぁぁぁぁ」

「え、自分で選びたいの?」

「にゃぁ〜お」


いつも連れて行ってるから大丈夫だよね


「ちゃんとバックの中に入っててよ」

「にゃあー」


幸いなことにお客は雑誌を立ち読みしてる男性一人だけ
店員さんは女性が二人、おそらくパートさんで二人で談話中(笑)

これなら見つからない確率は大

何ごともないように入って猫缶見てるふりしてけむしにも見せる

どれがいいかな・・・一つずつ指をさしていくと


「にゃぁー」


BGMが流れてるから聞こえてないよね(汗)

目だけで確認するとこっちを見ている気配がないからよかった


それを三缶取りレジへ行こうとしたら
入口から入って来たいかにも怪しい二人組
商品も見ずにカウンターへ行ったから少し待つ事に

後ろから見てるから手元が見えないんだけど
あきらかに従業員さんの様子がおかしいから
携帯で優子に連絡しようとしたら

異変に気付いたのか男性客がそーと逃げようとしていた


「ストープ!!お前ら携帯床に置いて奥へ行け」


やっぱり・・・・


「早く金を出せ」


二人ともナイフを持ってるんだけどマスクとサングラスで顔はわからない


残念なことにコンビニはガラス張りそれに今はお昼すぎ


外から丸見えで入ってこようとしていた人たちが気づき
電話をしたり写真を撮ったりしていた


「くそう、早く逃げよう(汗)」

「金もとらずに逃げるのかよ」


外には沢山の人だかり
これじゃー逃げれないよね


「早く有り金全部出せ(怒)」


レジからお金を出しカウンターに置く女性


「これからどうするんだよ(汗)」

「考えるから少し黙ってろ(怒)」


一人は気の弱い人みたい
兄弟か友達か先輩後輩か・・・

取りあえず奥に行きけむを袋から出すと犯人から見えない所へ歩いて行った


「猫・・・」

「しぃ〜気にしないで」

「なにコソコソ話してるんだ黙ってろ(怒)」

「はーい(бвб) 」


なかなか考えが浮かばないのか時間が経つばかり
警察来ちゃうよ(笑)


「人質を取って車を用意させ逃げよう」


ドラマじゃあるまいしそんな簡単に行かないと思うけどなぁ


「いい考え!」



この二人・・・・バカなの?


そうこうしているうちにサイレンが聞こえて来た


あぁーあお金持たずに逃げた方が良かったのに・・・



人垣が割れ間から現れたのは


「優子?」


目と目が合うと一目散に駆けてきてガラスにへばりついてるし(笑)


「なんだあいつ・・・」

「野次馬だろ無視しとけ、それよりお前こっち来い」


お前ってどっち?


「そこの女早く来い」


だよねぇ、人質は女性に限るよね(笑)


「持ってる缶詰そこに置け」


あぁーあけむしが暴れても知らないからね(笑)