野呂
優子凄いよ 私が思い描いていた以上の結果を残してびっくり
いや、世界中が驚いてると思う
まさか世界新記録で金メダルを取るなんて・・・
でもその代償は大きかったね・・・
おそらく限界を超えて走ってたんだと思う
いわゆるランナーズハイというやつ
ほんとよくあの足でゴールしたよね
「イタッ(汗) 」
動こうとした優子の声
「足が・・・(汗) ・・・野呂姉?」
「えーと・・・筋断裂と疲労骨折らしいんだ」
「えっ!じゃー5千mは?」
「さっき棄権してきた・・・」
「そんなぁー(涙) 」
「優子はよくやったよ!トラック競技の女子では
二人目のメダルだしそれも初の金メダルなんだから
こんな偉業はだれも出来ないよ」
「うん・・・・(涙) 」
「取りあえず今はゆっくり休んで後の事は
日本に帰ってから考えよう」
「うん・・・」
「いや、それがだねゆっくりもしてられないというか・・・
取材がどんどん入ってきていて今日はこんな状態だから
無しにしてもらったが明日からはすべてのテレビ局に
顔を出さないといけないんだよ」
「むう・・・優子は見世物じゃないのに(怒) 」
「仕方ないよニャロ、世界一なんだから(*`ω´) 」
「車いすで出ろよ!俺もついて出るからな!」
「いいねえ!夫婦二人三脚で取った金メダル!
なーんて小嶋家もまた有名になっちゃうね(*`ω´) 」
「そうだな、仕事も忙しくなりそうだ 」
「ニャロとゆっぴー何気に貢献してるじゃん(笑)」
「当たり前だし(бвб) 」
ドヤ顔の陽菜君としょんぼりしてる優子・・・
取りあえず今日はゆっくり休んでね優子
お疲れ様!そしておめでとう♪
たかみなの赤ちゃんはユウナとおんなじ救世主だった
「という事はたかみなのお母さんも元天使?」
「凄い奇跡だねー(-∀-`) 」
『おめでとうございます』
「ん?お父さんはこっちだよ(бвб) 」
「あら、気づいてなかったんですか
ユウコさん妊娠されてますよ」
「・・・・・ええぇぇぇ!!」
「ちょっと待って、産んでから30年は妊娠できないはずじゃ」
「そうなんですけど、ハーフなので例外かと思われます」
「今何か月ですか?」
「ヶ月?ああ・・・人間界の言葉ですね
そうですね、もう安定期に入ってますよ」
「うそ・・・ガンガンやってたのに
よく流産しなかったよね」
「全然気づかなかった・・・ごめんね赤ちゃん(汗)」
お腹を撫でながら謝る優子
やばいハルナホントに大ま王になっちゃう系?
そうだ、みなみにもたくさん産んでもらって
あっちゃんと二人でま界牛耳っちゃおうかなー♪
二人だったら何とかなりそう!
「ただいまー」
「アツコちゃんとこも救世主だったのね」
「情報早ーい」
「すぐ回って来たわよ」
「あ、優ちゃん妊娠してた(бвб)」
「あら、良かったわね」
「あれ?早いのに驚かないの」
「お母さんこれでも勉強できた方で
あなたより物知りよ(笑)」
「さすが」
「そうそう、大ま王様があなたを呼んでらっしゃるみたいなんだけど
テレパシー行ってない?」
「あぁー・・・・家族と仲のいい友達以外はミュートにしてる」
「ほんとにもう・・・早く行ってらっしゃい」
「えー明日でいいじゃん」
「何言ってるの、ほら早く!」
「むぅ・・・優ちゃんちょっと待っててね
すぐ帰ってくるからね」
「ユウナとお昼寝して待ってる」
「ハルナもお昼寝したかった・・・(怒)」
「お母さんも出かけるからユウコちゃん留守お願いね」
「はい、行ってらっしゃい(´-∀-)」
仕方なく王宮へ向かったのが間違いだった