職員室に入るとゲキカラが噴火寸前だった

「キャハハハ怒ってる?」

「当たり前だろ(怒)」

「仕方ないって言ったよ?」

「仕方ないわけないだろ(怒)」

「アハハハハ殺す(怒)」

バットを振り上げたところで叫んだ

「まて!落ち着けゲキカラ」

「あぁー優子さんだーアハハハハ怒ってる?」

「いったい何があったんだ?」

「松井君が窓ガラスを割って校舎に入り校長室のソファーで寝てたんだよ」

「なんだそんなこ・・・・何でそんなことしたんだ?」

「・・・・・中は入れなかった」

「学校のか?」

「アパートの部屋鍵変わってた」

「部屋の場所間違えてたんじゃねえのか?」

「私の部屋だったよ?」

「ヲタ、調べて来い」

「わかりました、ウナギ行くよ」

「先行達よ、こいつに悪気はねえんだ
許してやってくれねえか、窓ガラスは親に弁償させるから」

「しかしそれだけでは他の者に示しがつかん」

「そんな事言っていいのか?
こいつの親松井組の組長だぞ」

「くっ・・・・・そ、卒業式までには直しておけ」

「わかってるよ、教室に連れて行くけどいいよな」

「ああ」

三人で教室へ戻ると陽菜がガチャピンと話していた

「何があったの?」

「ちょっとな・・・もう終わったから」

「ふーん・・・ヲタ達は?」

「ちょっと使いに行かせた」

そうこうしてるうちベルが鳴った

授業を受けている?と

前のドアが勢いよく開きヲタが飛び込んできた

「ハァハァハァ優子さんハァハァハァ」

「落ち着け・・・どうだったんだ?」

「それがですね、ゲキカラさんが住んでた部屋の
ドアが壊されていてですね、
中は何にもありませんでした」

「・・・・・・おめえがやったのか?」

「だって、鍵開かなかったから壊してやった
キャハハハハ」

「はぁ・・・・その時中には何もなかったのか?」

「なーんにもなかったし110に電話された
そのままここに来たからお風呂入ってない」

「・・・・・もしかして飯も食ってないのか?」

「うん」

「陽菜弁当出せ」

「みんなの分でいい?」

「当たり前だ私の分をやるわけねえだろ」

弁当箱を貰い

「行くぞゲキカラ」

「あのう・・・・・」

「はら痛くなったから便所行って保健室行ってくるぜ
こいつと二人でな」

「わかりました(汗)」

二人で部室へ行くとすぐサドとオタ達がやって来た

「おめえらは来なくてよかったのに」

「自分もお腹いたです」

「サド、あの話今日からでもいけるか?」

「母親には言ったんですが
父さんにはまだ・・・・」

「サドと住むの?」

「まだわかんねえけどな」

「優子さん近い?」

「目の前だ」

「そこに住む」

「だから、まだ聞いてみないとだな
それに私はまだそこには住んでない」

「今日行く(・・;)」

「だから・・・・」

「アハハハハ」

「はぁ・・・もう邪魔くせえ
サドに任せた」

「ゆ、優子さん(汗)」

「先に戻ってるから弁当食ったら教室へ戻ってこいよ」

「うん」

「任せたぞヲタ」

「へぇっ!?」

ウソでしょ!て言う顔をしたヲタを残し
三人で教室へ戻った