優子の家に初めて泊り
アドレスや携帯番号を交換し
これからもご飯を食べに行こうね

と言ってマンションへ帰って来た

それからスマホの電源を入れると

怒涛のLINE攻撃と着信

既読したのに気づいたのかすぐに電話がかかってきた

「はい」

(もしもし陽菜?大丈夫なの(汗))

「なにが?」

(何がじゃないでしょ、全然連絡つかないしLINEも無視だし
失恋して自殺でもしてるんじゃないかと思って焦ってたんだから)

「失恋くらいで自殺なんてするわけないじゃん」

(だよねー陽菜はそんな玉じゃないよね)

「むぅ・・・どういう事かな
陽菜だって傷つくんだから(怒)」

(で!何してたの?て言うかどこ行ってたの?)

「え?・・・・なんで?」

(昨日心配で何度も行ったんだよ、でもいなかったでしょ
まさか・・・居留守使ってた?)

「使ってないし・・・優子のマンションに泊まってた」

(優子って大島優子?)

「それ以外誰がいるの」

(あんた達そんなに仲よかったっけ?)

「ううん・・・昨日仲良くなった」

(それなら私も呼んでよ〜ひどいじゃん)

「あぁーそうだね・・・またご飯行く約束したから
みーちゃんも声かけるね」

思いっきり忘れてた・・・(笑)

(絶対だよ、私も優子ともっと話したいし)

そういえばみーちゃんの方が優子となかよかったもんね・・・

「わかった(бвб)」

(LINEちゃんと見てよ)

「はーい(бвб)」

(もう、いい加減なんだから(怒))

「じゃーね」

切ると同時にまた着信音

今度は・・・・無視

だって麻里ちゃんだから・・・
どうせ嫌でも明日会社で顔を合わせるし
理由聞かれるのも面倒だもん・・・
だって絶対に言えないから・・・


次の日案の定

「ニャロ(汗)」

「あ、麻里ちゃんおはよう(бвб)」

「お、おはよう・・・
土曜はどうしたの?」

「なにが?」

「何がって・・・バカ嫌いって・・・」

「そんなこと誰が言ったの?」

「ニャロ?」

「外国へ行ったらいろんなもの送ってよね
ブランドのカバンもいいなー(бвб) 」

「ニャロさん?」

「遊びに行くから泊めてね
ホテル代浮いて助かるー」

「うん、住所教えるし
変わったものがあったら送るね(*`ω´)」

「わーいさすが麻里ちゃん好き〜(бвб)」

「アハハニャロは相変わらずだね」

「どういう意味?(笑)」



これでいい・・・これで・・・



それから一カ月後麻里ちゃんは会社を辞め
海外へと旅立って行った


沢山の思い出の品

一緒に買ったお揃いの服や帽子、
食器などを向うへは持って行けないからと
私のマンションへ持ってきて置いていく・・・


私の気持ちを残酷なまでに叩き潰して去って行った