まさかの双子・・・・

それも男と女・・・

母子共に安全が確認され陽菜の病室で三人で待つ事1時間

陽菜が戻って来て麻酔が覚めるまでの3時間

計4時間ずっと陽菜の生い立ちを聞いていた

みーちゃんから軽くは聞いていたけど
産まれた頃から知っているあいつ・・・
悔しいけどやつしか知らないんだから聞くしかない

何故か携帯に赤ちゃんの時からの写真が納められていて
本当に愛しているんだと思った

でも譲れないからな!


お調子者だけど芯はしっかりしていて
話をしているうちに気が合うんじゃね?と思ってきた


陽菜を大切に思う気持ちは同じで
小嶋家を必死で守っている陽菜を
三人で支えていこうその為には・・・・



女の子も無事退院してきて全員揃った小嶋家のリビング

もちろん長男は私が抱いて長女は陽菜が抱いている


「麻里子今日までありがとう
この子達はもう大丈夫だから・・・峯岸お願い」

離婚届をテーブルに置くみーちゃん

「私の分はもう書いてあるから
後は麻里子の分を書いて持って行って」

その用紙を手に取り

「相変わらず可愛い字だねー
もったいないけど仕方ないか(*`ω´)」

そう言うと・・・ビリビリビリ

「何してるの!」

「僕は籍を抜かないよ、一生ニャロのハズバンド(*`ω´)」

「何言ってるの、そんな事したら死んじゃうじゃん」

「そして私も・・・ジャーン!!見て(-∀-`) 」

「これ・・・・え?」

「今日の朝一で出して来たから
今日から小嶋優子でーす(笑)」

「待って(汗)二人共自分が何をしてるか分かってるの?
死んじゃうんだよ」


「奇跡は起きてるじゃん」

「これは・・・」

「一人しか生まれないはずの子供が一度に二人出来たし
僕たちもいっちょ奇跡を起こしてみようかなーなーんてねゆっぴー」

「そうそう、子供になんて負けてられないもん」


「でも、もし、もしも死ななかったとして
でも、夫は麻里子で・・・ここに一緒に住む事になるんだよ
優子はそれでもいいの?」

「そこはもう話はついてるんだ(-∀-`) 」

「籍の上では僕は夫だけどそれは子供達の為
僕が死ななかったら子供達の将来の伴侶は大丈夫だって事だろ」

「そうだけど・・・」

「ここに住むけど二人の邪魔はしないよ(*`ω´)」

「私の方は麻里ちゃん一人に
かっこつけさせておくわけにはいかないでしょ
それに小嶋に入った方が陽菜の仕事の役にも立つしさ」

「そんな・・・・だってもし二人になにかあったら・・・
陽菜どうすればいいの(涙)
こんな大切な事勝手に決めないでよ(怒)」

「勝手に決めてごめん、でも相談したら反対しただろ」

「当たり前じゃん」

「でもさ私達が大丈夫なら、子供たちも絶対大丈夫でしょ」


「そうだけど・・・」


「陽菜!二人に何かあったら私が支えて行くから(ΘωΘ) 」


「チョッ不吉な事言わないでよ(笑)」




陽菜が育児休暇を取っている間
メキメキ頭角を現した大島さん

「いやぁー社長代理は冗談がわかる面白い人だ」

「話しやすくて面白い」

「すぐおしり触ろうとするけど可愛いから許しちゃう」


会社では事務の女の子から重役までみんなから大人気(-∀-`)


でもだーれも仕事を褒めてくれないから
陽菜にはまだまだ認めてもらえない

でもなぜか会社に戻ってこようとしない陽菜
もうすぐ子供達も一歳になるというのに・・・・
復帰しないのかな?



「はーるな、今日いいかな(-∀-`) 」

「・・・・・・まゆゆのお尻触ったらしいじゃん」

「ゲッ・・・だ、誰がそんな事を(汗)」

「会社でのことはぜーんぶ耳に入って来るんですー(怒)」

「みーちゃんだな(怒)」

「事務の子のお尻も触ってたんでしょ(怒)」

「あ、あれは手が当たっただけで(汗)」

あの時佐江が横にいたような・・・


「変態さんには触らせませーん」

「えぇ〜そんなぁ〜(涙)」


なのに何故か服を脱がされている大島さん


「え〜と・・・」

「バツとしていーぱい鳴いてもらいます
でもぜーたい陽菜に触らないでね
手はうえー」

「そんなぁー(泣)」


それからすぐ私は社長に就任し
陽菜は相談役として会長に
麻里ちゃんはと言うと


「ゆっぴー今日はカレーだから早く帰って来てね(*`ω´) 」


陽菜の許嫁なんだからどこかの大会社の御曹司だと思っていたのに
高級レストランのオーナーの息子で
本人は料理好き

いろんな所に飛び回って料理研究をしてきたくせに

「えぇーまたカレーなの」

「今日はチーズがたっぷり入ったハンバーグにカレーをかけた
焼カレーだったのにいらないのかーそっかー(*`ω´) 」

「ウソ(-∀-`;)うそですカレーだーい好き」

「僕の事は?」

「麻里ちゃんもついでに好き」

「・・・ねえ、二人ってデキてないよね?」



『デキてるわけないだろ(汗)』


「ほら、かぶってるし・・・怪しい・・・(бвб) 」


カレー大好き人間で
実はみーちゃんと引っ付いちゃってるからびっくりだ(笑)

結婚はできないけど一緒に住んでるんだから同じかなーて
みーちゃんも結婚にはこだわってないからうまくいっている


「浮気したら許さないからね(ΘωΘ)」

「身重の人を裏切るなんて僕はしないよ
ゆっぴーは色んな所でデレデレしてるみたいだけどさ」

「優ちゃん(怒)」

「ちが〜う!デレデレじゃなくてニコニコして仕事してるだけだろ
勘違いするようなこと言わないでよね(怒)」

「ニュアンスの違いか(*`ω´)」

「こいつの言うことは信じないで(汗)」

「分かってる(бвб)」

「はるなぁー(-∀-`)」


結局跡継ぎは誰なんだ?

と思うかもしれないけど

1人だった跡取りが今は四人になって
麻里ちゃんが小嶋である限りもうすぐ双子にとって
腹違いの兄妹が生まれるし
もしかしたらもっと生まれるかもしれない



「大家族になっちゃったね(-∀-`)」

「優ちゃんのおかげだよ・・・ありがとう(бвб)」

「私はなーんにもしてない、陽菜が頑張ってくれたおかげ(-∀-`)」


「なんならゆっぴーも俺の子供産んじゃう?(*`ω´)」


「・・・・ま・り・こぉ(怒)(怒)」





おしまい