Happy Birthday 優子 後編

(今ライブ終わった)

(了解)

「最高だったね♪」

「まだドキドキしてる♪」

「お腹すいたから何か食べて帰ろうよ
ライブの話もしたいし」

「あ、ごめん・・・私帰らないといけないから」

「そうなの?残念
学校でまた盛り上がろうね」

「うんバイバイ(бвб) 」


急いで自分の家に帰る


「ただいま(бвб)」

「お帰り(-∀-`) 」

「はやっ」

「だって徒歩5分だよ
逆立ちしてても先に着いちゃう♪」

嬉しそうな優ちゃん



そう、ライブには行ってと言い張った
じゃー代わりに何して欲しいって聞いたら
陽菜の家に泊まりたいって言うから
明日は土曜日だし別にいいかなって・・・

「今日優子ちゃん泊まるんだったらお布団用意しなきゃね
前もって言ってくれてたら干しといたのに
少し湿気臭いかもしれないわ」

「あ、陽菜のベット大きいから一緒に寝るんで
お布団はいいです(-∀-`)」

はぁ?

「いいよね!陽菜(-∀-`) 」

ライブへ言行った手前、きつく断れないじゃん(汗)


「・・・・・うん(бвб)」

「お風呂は入って来たから先に部屋へ行ってるね」


お互い遊ぶのに家へ行ったり来たりしていたけど
泊まるのも泊めるのも初めてだから勝手がわからない


とりあえずご飯を食べ部屋へ行くと
ベットに寝ころびテレビを見ていた

「パジャマ持ってきてたんだ」

「まさか服で寝れないでしょ
陽菜のパジャマ大きいし」

もふもふで薄ピンクの可愛いパジャマ
触り心地良いだろうなぁ・・・・・

「ん?」

「お風呂入って来る(汗)」


しまった見とれてしまってた(汗)

慌てて着替えを持ちお風呂へ

陽菜のお風呂は髪の毛も乾かすから結構長い
でも今日は気持ち早めに出たつもり

だったのに、テレビつけっぱなしで寝ちゃってるし・・・

下から持ってきたお盆を机の上に置いて
布団をかけてあげようとしたら

「ウゥ〜ン・・・にゃん・・にゃん
やっと上がってきたぁ〜」

フニャーと笑うから頬が緩む

「寝てていいよ」

「やぁーだ、誕生日終わっちゃうもん
今何時だろう」

時計を見ようとして机の上に目が行ったみたいで

「わぁケーキ買ってきてくれたの(-∀-`) 」

「あ・・・うん・・・コンビニのでごめんね」

食べに行く約束していたから
家ではケーキが無かったんじゃないかと思って
駅の近くのコンビニで買って帰って来た

「嬉しい(-∀-`) 」

こんなのでもすごく喜んでくれる優ちゃん

逆の立場だったら絶対に切れてると思う・・・

「お誕生日おめでとう(бвб)」

「ありがとう(-∀-`) 」

「えーと・・・プレゼントごめんね」

「もう学校でもらったじゃん」

「あれは・・・違うし」

「今日泊めて貰って
一緒に寝るのがプレゼントだよ」

「ううん・・ちゃんとあげる」

「じゃーさ・・・ちゃんとキスしたい」

「え?」

「頬じゃなくて・・・ここにキスしたい」


陽菜の唇を触ってキスしたいって言う優ちゃん


「でも・・・陽菜達付き合ってないし」


「えぇ!!?ちょっと待って(汗)
私達付き合ってないの?」

「え?付き合ってるの?(бвб) 」

「私はずっと付きあってると思ってたのにー」

「なんで?可愛いとか好きって言われてるけど
付き合ってって言われたことないんだけど(бвб)」

「まじかぁ〜なんてこった、
大島さん一世一代の大チョンボだぁー(-∀-`;)」


頭を抱えて大げさに叫ぶ優ちゃん


「残念でした(笑)
早くケーキ食べちゃお(бвб)」

簡易テーブルを出そうとしたら


「小嶋陽菜さん」


真面目な顔で立ち上がると


「私と付き合ってください!」


そう言って俯き右手を出すからその手を取り何も言わないでいると

そーと顔を上げてくるから

そのまま顔を近づけ

チュッ!


「!!!だぁ〜ヤバイ、大島さんのファーストキッスがぁ♪」

陽菜もなんだけど・・・て言うかなんで陽菜からしないといけないの(怒)

「にゃんにゃん積極てきぃ〜(-∀-`)」


「・・・・プレゼントあげたんだから帰って(怒)」

「うそ、嘘です(汗)ごめんなさい」

「自分で用意して」

「はい」


そう言うとテーブルを出しケーキを置いてる


「大島さんの誕生日と付き合った日がいっしょだなんて
絶対に忘れないね(-∀-`)」

「別れる時も同じ日にしてあげる(бвб)」

「にゃんにゃん(涙)」


陽菜ってSだったみたい(笑)
優ちゃんをからかうのが楽しくて仕方がない



優ちゃんが自分でお盆を下へ持っていき
一緒に歯を磨いてベットへ


「えーと・・・付き合ったことだし初夜を(-∀-`)」

「バチン!!」

「はぅ・・・イダィ(涙)」

「次のプレゼントまでお預け(бвб)」

「そんなぁ〜(´д⊂)‥ハゥ」



プレゼントはクリスマスも貰えるんだよ、優ちゃん(бвб)



おしまい



優子ちゃんお誕生日おめでとう。
素晴らしい一年になりますように

ぷーな





Happy Birthday 優子 中編

「優・・ちゃん」


俯いたまままた走って何処かへ行ってしまった優ちゃん

「こじぱ、最低だよ(怒)」

「そうだよ、優子泣きながら教室へ入って来たんだよ
でも、道に置いてきちゃったし
怒ってるかもしれないから謝るの着いて来てって言われて
ついて来たんだけど、納得いかない
優子は全然悪くないのに何で謝らないといけないの?」

「それに追い打ちをかけて
明日でもいいとか・・・・ひどいよ
先に約束してたのは優子の方だろ」


「だって、どうしても行きたいライブだったんだもん」

「だったら何とかもう一枚探して優子も一緒に連れて行くとか
さっしーかりんちゃんに譲ってもらうとかすればよかったんじゃん」

「みんな行きたいのにそんな事言えないよ・・・」

「じゃー優子は優子の事は傷つけてもいいんだ」

「そんな事・・・思ってないもん・・・」


「あれ、みんな揃ってなした?
それよりさ
優ちゃん泣きながら靴履き替えててさ
話しかけてるのに無視して出て行ったんやけど
なんかあったん?」

「ちょっとね・・・それよりあっちゃんは?」

「カバン放り出して優ちゃんを追いかけて行ったよ」


「そっか、あっちゃんがいてくれれば安心だ
だってこじぱの次にあっちゃんの事好きだし
あっちゃんも優子の事好きだし
傷ついた心を癒してるうちにもしかしたら引っ付くかもな」

「あの二人はお似合いだよね(ΘωΘ) 」

「あっちゃんたかみなにはきついけど優子には優しいからな」

「ちょっ、何言ってんの、え!?敦子と優ちゃん・・え?」


「そんな事あるはずない!」


「だってこじぱは優子よりライブの方が大事なんだろ
優子は何があってもこじぱ優先なのに可哀想」

「優子の予定なくなったんだったら
みんなで盛大にお祝いしてあげようよ」

「そうだね、そうしよう♪」

「ちょー待てって、話わからないんやけど(汗)」

「気にしない気にしない(笑)
それと新しいカップルのお祝いも兼ねるか」

「たかみな(怒)」

「な、なんや(汗)」

「優ちゃんどっちへ走って行ったの」

「体育館の方へ行ったと思うけど(汗)」


「そこどいて」

入口に立っているたかみなを押しのけ廊下を走った



「はぁはぁはぁ・・・どこ・・・どこにいるのよ、もう」



「・・・・あり・・とう・・好き・・・」


微かに聞こえる声の方へ行くと
抱き合う二人の姿が見えた


「だめ!優ちゃんは陽菜のなの!!」


二人を引き離し優ちゃんを抱き寄せる


「にゃん・・・にゃん・・」

「だめだよ、優子を返して」


陽菜から奪い返そうとするあっちゃんに取られないように
力をギュッと入れ優ちゃんを抱きしめる


「あっちゃんにはたかみながいるでしょ
優ちゃんは陽菜のなの!」

「自分のものだったら何してもいいの
私なら優子を泣かしたりなんてしない」

「陽菜だってもう泣かせないもん」

「でもライブ行くんでしょ
優子の誕生日忘れてたんでしょ」

「行かない!ライブ行かずに優ちゃんといる」


抱きついていた優子が陽菜を見上げて


「にゃんにゃん・・・無理しなくていいよ
ライブ行っておいで、私は大丈夫だから
ほら、お祝いは明日でも出来るし・・・アハッ(-∀-`) 」

泣きはらした目でこれでもかっていう作り笑顔をする優ちゃんに
涙が溢れてくる

「チョッ(汗)泣かないでよ(汗)
にゃんにゃんに泣かれるとどうしていいかわかんなくなるから(汗)」

あたふたする優子の顔にそっと顔を近づけ
薄い唇を塞ぎゆっくり離れて目を開けると

これでもかっていうくらい大きな目を開けて
固まっている優ちゃん

「ハッピーバースデー優ちゃん
陽菜からの誕生日プレゼント(бвб)」

「ニャニャニャニャニャにゃんにゃん(-∀-`)
もう一回、ねえ、もう一回して」

「だーめ、プレゼントは一つだけだもん(бвб) 」

「そんなぁ〜(汗)」


ピロリン♪

その時陽菜と優ちゃんの携帯音が鳴った

「これは私から優子への誕生日プレゼント(∵)」

そう言って去って行くあっちゃん

あ、・・・あっちゃんがいたんだった・・・
キス見られちゃったじゃん(汗)

過ぎた事は仕方がないし知らんぷりしておこう

二人で携帯を見るとそこには・・・


「あっじゃんありがとう(涙)
一生の宝ものにするよぉ〜」

「携帯かして」

「やだよ、消すつもりでしょ
そんな事させないんだから(-∀-`) 」


キスしてる所を撮られていて二人に送り付けて来たあっちゃん

侮れない(汗)

Happy Birthday 優子 前編

「おっはよ〜(-∀-`)」

「おはよう(бвб)」

「今日もいい天気で暑いね♪」

「そうだね・・・・」


あさから異様にハイテンションの優子
まあ、いつもそうなんだけど今日は特にテンションが高い

「で、今日一旦家帰って着替えてからにする?
それともそのまま行く?」

「そのまま行かないと間に合わないから
着替え持ってきた」


あれ?陽菜今日のこと言ったっけ?


「え〜なんで自分だけなの
私持ってきてないよ、連絡してよね」


(どうしよう、1人だけ制服は嫌だし
ホームルームサボって授業終わった瞬間家に着替えに戻ろうかな)

ブツブツ独り言を呟いてる優子


「なんで?」

「なんでって、陽菜だけ私服とかずるいじゃん」

「陽菜だけじゃないよさっしーとゆきりんも私服だよ」

「え!?二人っきりじゃないの
二人も来るの?」

「二人っきりって何?」


「・・・・・・ねえ私服に着替えてどこいくの」

「ライブだよ(бвб)」

「はぁ?」

「だから三人でライブへ行くの!
5時からだから急いでいかないと間に合わないの」

「・・・・・それっていつ決まったの」

「3日前にチケットが手に入ったってさっしーからグループLINEが来たんだ
凄く行きたかったライブでチケットは落選祭りだったんだけど
さっしーのヲタ友が行けなくなったらしくて
誰か行かないかってなって譲ってもらえたみたい」

「嘘だよね・・・ねえ私を驚かすために言ってるんだよね?」

「なんで嘘つかないといけないの
別に優ちゃんを驚かせる必要ないじゃん」

「アハッそうだよね・・・
陽菜ってそういう所あったもんね・・・」

「え!?ちょっと(汗)」



一瞬泣きそうな顔に見えたけど
すぐ走っていってしまったから確認できなかった



「おはよう(ΘωΘ)」

「おはよう(бвб)」

「あれ?今日は旦那一緒じゃないの」

「旦那じゃないし・・・なんか走って先に行っちゃったの」


優ちゃんとは三年生になって初めてクラスが離れてしまった
でも行き帰りはもちろん休み時間も移動教室じゃない限りは
遊びに来て陽菜に引っ付いる優子

「教室まで送ってこないなんて珍しい
もしかして・・・とうとう捨てられた?」

「何いってんの優ちゃんが陽菜のことを捨てるわけ無いじゃん」

「いやー、あれだけ求愛されてるのに
いつもだるそうにスカしてたらありえるよ
あれで結構モテるからね」


頭もいいし運動神経も良い優子は男女関係なくモテる

告白もしょっちゅうされてるのに


「私には陽菜が居るからムリー(-∀-`)」


なーんて言って断るもんだから
いつの間に夫婦みたいに言われていた


「まあ、結構Mな所あるからあれはあれで喜んでるし
陽菜に飽きるなんて絶対にないか(笑)」

「別にわざとしてるわけじゃないもん」

「わかってるよ、陽菜はあれが普通なんだよね」


あれってなに?自分じゃわかんないし・・・


「で、今年は何あげるの去年は確か手作りチーズケーキを
あげたんだっけ?」

「今年?・・・・・・・今日何日(бвб)」

「あんたまさか・・・・忘れてたの(汗)」

「17日でしょ、覚えてたよ」


一週間前まではね・・・・


「はぁ・・・・プレゼントは遅れてでも渡せるとして
今日はしっかりお祝いしてあげなきゃね」

「・・・・・・・(бвб)」

「まさか・・・・・・」

「今日はライブ行く」


「嘘でしょ(汗)この前優子にみんなでお祝いしてあげるから
ご飯食べに行こって言ったら
陽菜と二人で行く約束してるからごめんねって嬉しそうに言ってたよ」


「だって、プレミアムチケットで、
これ行かなきゃ次いつ行けるかわかんないんだよ
優子の誕生日は明日でもお祝いできるじゃん」


カタッ・・・・・

音がした方を見ると俯いた優ちゃんが立っていて
その後ろには心友の二人が立っていた
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