「卒業おめでとう(-∀-`)」

「ありがとう(бвб)」


「ねえ、本当に行っちゃうの」

「この事は何度も話し合ったでしょ」

「そうだけど・・・」



「陽菜おめでとう!今日のステージ最高だったよ(ΘωΘ)」

「ニャロおめでとう(*`ω´)」


一期生が寄ってきたら優ちゃんは佐江ちゃん達の所へ行っちゃって
続きの話ができなかった


でも集合写真撮影の時は隣に来てくれた


「みんなSNSにアップするでしょ」


ファンを喜ばすためだけに隣に来たみたいじゃん・・・


カラオケで陽菜の大好きな回遊魚の・・・・がかかると
腕を取られ引っ張り出されて一緒に踊らされた


「こういうのも出来なくなるから」


だったら行かなければいいじゃん
行ってもたまに帰ってくればいいじゃん

口に出せない言葉を何度も飲み込む


若い子達やスタッフたちは帰っていき
残ってるのは昔っからのスタッフと
初期メンだけ

「私もそろそろ帰ろうかな」

「ヤダ最後までいてよ」

「でも私は二期生だし・・・」

「なんで、帰るまでは恋人でしょ」

「陽菜(汗)」

「もういいじゃん卒業したんだから
やっと卒業したのになんで友達に戻らないといけないの
そんなのおかしいよ(涙)」


「泣かないでよ・・・」

そう言って指で涙を拭ってくれる優ちゃん

「大好き、ずっとずっと大好きだから・・・
だから、陽菜には幸せになって欲しい」

「優ちゃんが幸せにしてよ」

「ごめん・・・・」

「っ・・・・わかってる・・・陽菜こそゴメン・・・」

「ううん、陽菜は悪くないから謝らないで」


「友だちになってもキスしてくれる?」

「アハッもちろん(-∀-`)」

「でも今は恋人としてして欲しい」

「みんないるよ」

「いい」


どれだけの時間キスしていたのかわからない
一分以上?ううん、もしかしたら5秒位?

何故か途中からしょっぱい味がしたっけ


部屋に帰り着きインスタをチェックしていたら


(これからは友達としてLOVEです)


次の日の朝、目がパンパンに腫れていて
一歩も外に出ることができなかったなぁー


それからも何度か会ったり
ファンミのゲストで登場したり
最後までこじゆうをやりきって優子は旅立っていった


「寂しくなったら空を見上げて
きっと私につながってるから」


そう言い残して