優子

電車と言う乗り物に乗って窓の外を見てる

「凄い!にゃんにゃんより早いよ(-∀-`) 」

「むぅ・・・(бвб)」

「アハハハ乗り物にはかなわないけど
今だったらニャロよりゆっぴーの方が速いよ(*`ω´)」

「えっ!?そうなの、やったー♪」

「陽菜の方が大きいのに?」

「人間は大きいからって速いわけじゃないんだよ」

「にゃんにゃん後で競争しようよ!」

「学校の体育の時間にしな(*`ω´)」

「(бвб)・・・・」

「次の駅で降りるよ、人が多いから
迷子にならないようにしっかりついといでよ」

「にゃんにゃん手つなご(-∀-`) 」

「やだ・・・」

「ううぅぅ・・・・」

「ほら降りるよ」

ホームに降りると凄い人で小さい私は押し潰されそうになるし
前に進めない

やっと抜け出し階段を下りて出口に行くと二人ともいなくて・・・

あれ?ここじゃないのかな・・・どうしよう(汗)

とりあえず切符を入れて外に出てみたけど
どっちにいったらいいんだろう・・・

にゃんにゃん、まりじゃん・・・ううぅぅ・・・(涙)

隅っこに行って膝を抱えて泣いていると
急に音楽が鳴りカバンが震えだしたから飛び上がっちゃった

慌てて中を探すとピカピカ光ってる物体発見・・・?

取り出すと麻里ちゃんの顔が写ってて恐る恐る触ると

(もしもし!ゆっぴーどこにいるの?)

麻里ちゃんの声が聞こえてきたから

「まりじゃん!ここにいるよ、ここ!」

(だから、どこ?)

「ここじゃん目の前にいるよ」

(はあ・・・今見てる画面から目を外して前を見て何が見える?)

「床がある」

(・・・顔あげて前を見ろ!(怒))

「あー・・・さっき切符買った機械がある」

(わかった、そこ動かないで今から行くから)

「あい・・・・」

真っ黒になった物体をカバンに入れて待っていると
すぐに見つけてくれた

「ゆうちゃん!」

「にゃんにゃん・・・ごわがったよー(泣)」

抱き付くといつもなら嫌がるのに抱きしめ返してくれて
頭を撫でてくれた(-∀-`)

「言った尻から迷子になるってどうなの(怒)」

「だって前が全然見えなくて動けないのに
先に行っちゃうからじゃんか
これでも必死に進んでたんだからな」

「ゆうちゃん小っちゃいから埋もれちゃったんじゃない(笑)」

「笑い事じゃないやい!もっと大きくしてよ」

「ゆっぴーは小さいから可愛いんだからだーめ(*`ω´)」

「ずるい(怒)」

「あっ!そうそう教えるの忘れてたけど
ニャロも鞄に入ってるこれ出してみて、ゆっぴーもね」

「これ何?」

「携帯電話って言ってね遠くにいても話せる機械
ここをこうやって押すと名前が出てくるか名前に触って
通話を触るとその人と話せるの詳しくは家に帰ってから
教えてあげるからとりあえず今はこれだけ覚えて」

「ねえ、なんでそういう知識インプットしといてくれなかったの
勉強だけじゃ意味ないじゃん(бвб)」

「それはね・・・・・・面白いから(*`ω´)」

「はあ?何それ(怒)」

「知らない方が色々起こって楽しいじゃん(*`ω´)」

「最低(怒)」

「人生簡単じゃつまんないんだよ(笑)、ほらゆっぴー行くよ」

「あい」

今度ははぐれないように麻里ちゃんの後ろをついて行こうとしたら
にゃんにゃんの手が伸びてきて・・・・私の手に触れた

「にゃん・・・にゃん?」

「また、迷子になったら困るでしょ(бвб)」

「うん♪」

やっぱりやさしいにゃんにゃん

大好きだー(-∀-`)