敦子
コンコン・・・コンコン・・・
「にゃんにゃん?」
まだ10時なのにもう寝たのかな・・・もしかして!?
ドアに耳を押し付け中の音を聞いてみる
何にも聞こえないや、つまんない(笑)
「失礼しまーす」
ゆっくりドアを開け中を覗くと真っ暗で
ドアを大きく開けて廊下の明かりで照らすと
ベットに一つの膨らみが!
ん?一つだけ?
足音を立てないようにベットに近づき
そっと掛け布団をめくると・・・・
なるほど抱き付いてるから一つなんだ(笑)
優子可愛いし(笑)
普段口が悪くて、活発な優子だけど
陽菜に抱き付いて寝てる姿はやっぱり子供・・・
布団を掛け自分お部屋にもどり携帯を持つ
「もしもしみなみ?優子居たよ!
うん・・うん・・二人とも寝ちゃってるから
うん・・・じゃーまた明日ね」
お風呂から上がってきて携帯を見ると
みなみから何度も電話がかかっていた
電話なんて珍しいからかけなおすと
優子が黙って出て来てたみたいで
部屋に鍵が置いたままだし鍵かけれないから
見て欲しいって事だった
だ、陽菜の部屋を覗いたら抱き合って寝てたって言う・・
裸じゃなくてちょっぴり残念(笑)
北海道では結果的にみなみと二人旅みたいになって
優子には悪いけどそれはそれで楽しかった
美味しい物沢山食べれたしね♪
みなみとはお隣で唯一の同い年で赤ちゃんの時から
ずーと一緒だった、高校や大学まで同じ!
学部は違うけどほとんど一緒に居る
向うが追いかけてきてるんであって
私から一緒がいいなんて言った事ない
まあ、そう仕向けてるとこもあるんだけどね(笑)