陽菜
ジュージューという音やトントンとリズミカルな音が聞こえてきて
いい匂いがする
瞼をゆっくり持ち上げ音のする方を見ると
ん?小人さんが料理を作ってる?
目をコシコシ擦りもう一度見ると
なーんだ優ちゃんか
一瞬白雪姫になったような気がした(笑)
少しの間眺めていると陽菜に気づいたみたいで
「あっ!起きた?おはようにゃんにゃん(-∀-`) 」
ニカッて笑うと前歯が出るんだー・・・
「おはよう(бвб)」
「もう少しで出来るから起きてね」
「うん」
布団から出ると・・・あれ?寒くない
暖房入れてくれてるんだ・・・
布団を上げようかどうか悩んでいると
「あ、私がするから置いておいて顔洗ってきなよ」
「うん」
陽菜の部屋はベットだから布団をどうやってたたんで
なおしたらいいかわかんないから素直に従う
洗面台に並ぶ二本のハブラシを見て口角が緩む
ローションと美容液を塗って戻ると
テーブルが真ん中に置いてあり
朝食が乗っていた
「紅茶とミルクどっちがいい?」
「ん〜ミルクティ?」
「アハッ(´-∀-)了解」
なんか、昨日と比べてスッキリしてるような気がするのは気のせいかな
「今日どこで集まるの?」
「言ってなかったっけ、才加ん家だよ」
「ふーん」
「ここは狭いし佐江もゆきりんも実家暮らしだからね」
「ふーん(бвб)」
「どうでもいいって顔だね(笑)」
「どうでもいいもん」
「アハッ確かに、ところでみーちゃんとはどうやって落ち合うの?」
「あぁー忘れてた(бвб)」
「えっ?」
「場所は?とか時間何時ーとか煩いから携帯切ってた(бвб)」
「うわーかわいそうなみいちゃん(汗)」
電源を入れると
「ゲッ」
凄い数のラインやメール(汗)
「家どの辺?」
「ここから歩いて15分ぐらいだから
何時もの駅でいいんじゃないかな」
そんなに近いんだ・・・・
確か才加って優ちゃんの事を・・・・
とりあえず場所と時間を打ち込みまた電源を切った