優子
平気な振りしてるけどやっぱり手術は怖くて・・・
もし失敗してサッカー出来なくなったらと思うと
陽菜と結婚できなくなるよなー・・・
だって大学行って働くってなった時の陽菜の年は・・・
ネガティブな事ばかり考えていると夜もちゃんと寝れなかった
先生と親父たちが来て手術の説明をしてる
入院は二週間だけど長引く場合もあるだとか
リハビリはすぐに行いますとか
気がめいっちゃうぜ
陽菜は職員会議で遅くなる日以外は毎日来てくれるって
言ってくれてるけど・・・やっぱ寂しいそれに・・・
四人部屋で良かったよ個室だったら怖くて一人で居れないもんな
説明が終わり先生が出て行くと
「お父さんとお母さんも手術に入るからな」
「別にいいのに・・・」
ちょっと嬉しいけど強がってると
「大事な息子だからな!」
頭をポンポンと叩き病室を出て行く親父
「こんな時にしか一緒に居てあげられなくてごめんね」
「かあちゃん・・・」
少し微笑んで出て行った
「・・・・・・」
「優ちゃん良かったね(бвб) 」
「べ、別に・・・(汗)」
「ふふふ、顔ニヤケてるよ(笑)」
「うっさいなー(汗)」
「そろそろ陽菜も帰るね、大丈夫?」
「うう・・・大丈夫じゃない・・・」
「じゃー大丈夫になるおまじない」
そう言うと音が鳴らない様にチュッと優しくキスしてくれた
「明日も来るから」
「うん」
「あ、それと・・・ここの病院お化けは出ないからね(笑)」
「うっ・・・・」
「ふふふ」
頭をなでなでしてくれてじゃーねって言って帰って行った
・・・なんで分かったんだろう・・・
俺の事なんでもわかってくれてるいい嫁だぜ(´-∀-)