優子
「ちょっと陽菜!あんた電源切ってるでしょ(怒)」
「何でわかった?」
「既読マーク付かないし返信来ないし
電話もつながんないんだからわかるわ(怒)」
「だってみーちゃんしつこいんだもん(бвб)」
「あんたが全然連絡よこさないからでしょ」
「まあまあ、せっかくのクリスマスなんだし
仲良くしようよ、ね!?」
「むぅ・・・優ちゃんに免じて許してあげる」
「いや、それこっちのセリフだから」
「ほら、早く行こうみんな待ってるよ(汗)」
歩いてる間もギャーギャー騒いでるミーちゃん
それを受け流す陽菜・・・いいコンビだね(笑)
その日のクリスマス会は今迄で一番楽しかった
きっと陽菜がいてくれたから・・・
みーちゃんを駅まで送った帰り道
「楽しかったね(бвб)」
「だーね(´-∀-)」
「来年もこのメンバーで集まりたいな」
「そうだね」
「・・・・・本当にそう思ってる?」
「思ってるよ」
例え元気であっても来年の事なんて誰にもわからない
だから、思うのは自由だと思う
「陽菜がそばにいてもいいの?」
「にゃんにゃんが嫌にならなければね」
「嫌になるわけないじゃん」
「アハッありがとう」
つないだ手からにゃんにゃんの気持ちが痛いほど伝わってくるけど
今はまだ言えない・・・ごめんね陽菜
アパートに帰りエアコンを入れお風呂を洗いに行き
部屋に戻ると
「メリークリスマス(бвб)」
可愛いピンクのリボンが付いた袋を差し出された
「これ・・・」
「サンタさんからプレゼントだよ♪」
「ごめん私何も用意してない」
「いいよ、ずっと病院の中にいたんだから仕方ないよ
それにここに今入れることが最高のプレゼントだよ」
「にゃんにゃん・・・・」
「良いから開けてみて」
袋を開けると
「あ!また作ってくれたの♪?」
「うん、今度は少しうまく出来た(бвб)」
それは可愛い柄で編まれたニット帽で
「ありがとう!うれしい(´-∀-)」
「あのね、陽菜が居たら脱ぎにくいかもしれないけど
そのー・・・陽菜は全然きにしないし・・・
どんな姿でも優ちゃんは優ちゃんだから・・・」
「うんそうだよね、家の中でずっと帽子かぶってるのは変だもんね」
「そう言う事じゃないんだけど(汗)
えーと・・・寒いから仕方ないよね(笑)」
「わかってるよ、これもにゃんにゃんが作ってくれたやつでしょ
凄くあったかいんだよね、私のお気に入り(´-∀-)」
「優ちゃん・・・」
「これそろそろ洗おうと思ってたから
明日からこっちかぶるね
バリエーション増えてうれしい(´-∀-)」
そう言って帽子を取った