マジですかサドさん(汗)


静まり返る部室に二人っきり・・・・

どうしよう・・・

食べ終わったら教室へ送り届けるだけ!

うん、大丈夫私は出来る子

後ろを向いて呪文を唱えるように復唱していたら
気配を感じ振り向くと

ゲキカラさんの顔が目の前に!!?

「ん?あぁーキャハハハハ、鉛筆いる?」

「い、い、いりません(汗)」

「お前優子さんの仲間?」

「そうです!舎弟です(汗)」

「ふーん・・・・・・」

「食べ終わったんですか?」

「うん」

「教室へ戻りましょう」

「布団ある」

寝る気ですかゲキカラさん(汗)
連れて行かなかったら優子さんに何されるか・・・そうだ

「教室に優子さんいますよ
そばに居たくないんですか?」

「・・・・・・・・行く」

やったーヲタさんの大勝利♪

カランカランカラン・・・・

「えーと、バットはここに置いておいた方が・・・」

「・・・・・・(怒)」

「ほ、ほらサドさんのけん玉もあるし
優子さんのスカーフもあるでしょ
一緒にゲキカラさんのバットも置いておかれた方が
仲良しって感じでいいんじゃないですか?」

あぁぁぁ私何言ってんだ全然説得になってないじゃないか(涙)

「わかった」

「そうですよね、分かりますよね・・・・へぇ?わかった?」

「優子さんと仲良し♪」

「そうです優子さんと仲良し!いいなー私には何もないので羨ましいです」

「♪ ♪」

超ご機嫌なゲキカラさんを連れて教室へ
丁度休憩時間だったみたいで

「お、食ってきたかヲタ悪かったな」

「いえ、お安い御用です<`〜´>」

「そうか、じゃーこれからもゲキカラの世話係を頼むぞ」

「は、はひぃ・・・・・(涙)」

バカな事を言うんじゃなかった・・・

教室へ戻ると

「ヲタお疲れ様」

「ウナギ・・・(泣)」

涙目で経緯を説明する

「はぁ・・・調子に乗るからだよ」

「ぐすん・・・」

「昔はてっぺん狙ってたけど
今は仲間なんだから大丈夫じゃない?」

「そうだよね・・・仲間だもんね」

「うん」

いくらゲキカラさんでも仲間には手を出さないよね?

休憩時間が終わるチャイムが鳴っている時
後ろのドアが勢いよく開く音にそっちを見ると
ゲキカラさんが無表情で立っていた

サドさんが近寄りどうした?て聞いている声が聞こえてきて
耳を澄ませていると

「優子さん部室行った」

・・・・・優子さん(泣)

近くにいれるって言って連れて来たのに
部室へ行くなんて・・・どうしよう

逃げるか?いや、サドさんが止めてくれるはず

目をあわせない様に知らなかったことにして
机に座り前を向いていたのに

「ヲタ、ゲキカラさんがずっと睨んでるよ(汗)」

あぁぁーまた鼻鉛筆の刑ですか(泣)

教室に入って来ようとするゲキカラさんにサドさんが

「授業が始まるから教室へ戻れ」

「嫌だ」

「優子さんと一緒に卒業したくないのか?」

「・・・・・・・学校に来てるよ?」

「ここはマジ女みたいに大目に見てくれないんだ
卒業したいなら勉強しなくてもいいから教室に居ろ」

「優子さんいない」

「優子さんはちゃんと考えて出てるから
大丈夫なんだよ」

「・・・・・・わかった」

そう言うとおとなしく自分の教室へ戻って行った

「良かった・・・(涙)」

「ゲキカラに適当な事言うんじゃないぞ
あいつはああ見えて素直だからちゃんと説明すれば
分かるんだから」

「はいすみません(シュン)」

指原やっぱりまだまだです(涙)