今日は待ちに待った金曜日

仕事は1時までにしてもらった

「いいなー、優子ちゃんお土産待ってますね」

「観光は出来ないみたいだから空港でチョコでもいいかな」

「それって定番すぎでしょ(汗)」

「さっしーにはチョコがお似合い(笑)」

「意味わかんないし、それにしてもあの小嶋さんが
優子ちゃんと付き合ってただなんて信じられませんよ」

「それ、どういう意味かな(怒)」

「だって月とスッポンて言うかー、豚に真珠と言うかー
猫に小判と言うか、ねえりえちゃんもそう思うでしょ」

「莉乃ちゃん・・・優子ちゃんの顔が・・・」

「うわぁぁごめんなさい嘘です、ツイ言っちゃいました(汗)」

「つい言うって事は思ってるって事でしょ(怒)
それに後の2つは意味違うし
さっしーには何も買ってきてあげない(怒)」

自分でも思ってるのに人から言われたら余計に傷つくよ・・・

「ほら、ゆっぴー早く行かないと」

「あ、ホントだでは行ってきます」

「いってら!」

スーツケースを持ち階段を下りると
小嶋さんのお店のシャッターは半分降りていた

少ししゃがんで覗くと椅子に座り携帯をいじる女神を発見(´-∀-)

少しの間眺めているとふと目が合い

「あ、終わったの?」

「はい、お待たせしました」

「車回してくるから待ってて」

「駐車場まで行きますよ」

「んーその方が早いか」

一緒に歩いてビルの駐車場へ
トランクに荷物を積んで運転席へ座る小嶋さん
助手席に座ってもいいよね?

二人なんだから座らないと変だよね?

思案していると助手席の窓が下がり

「どうしたの、忘れ物?」

「いえ、乗ります!」

慌てて乗り込みシートベルトを締める

いつか免許を取ったら小嶋さんを助手席に乗せて
ドライブしたいなー(´-∀-)

「これ先に渡しとくね」

手渡されたのは飛行機のチケット

「荷物預ける時とかにいるから・・・無くさないでよ(笑)」

「わ、分かってますよ」

そう言えば何から何まで小嶋さんがしてくれたんだった・・・

「えーと、予約とかホテルの手配とかありがとうございました」

「ついでだったから、気にしないで」

凄く大人な小嶋さんとまだまだ半人前の自分・・・

はぁ・・・そりゃ誰が見ても月とスッポンに見えるよね

「もう、すぐ落ち込むんだから」

「うっ・・・」

「せっかくの二人旅なんだから楽しもうよ、ね」

「はい!」


この旅の目標

1、もう一度キスをする(出来るなら二回・・・)
2、寝顔を撮って待ち受けにする(内緒で)
3、何でもいいから小嶋さんの手助けをする
4、旅行中に、にゃんにゃん、
  優ちゃんといつも呼び合えるようになる

取りあえずこの4つを頑張るんだ(-∀-`)