髪と体を洗い終え優子の待つ露天風呂へ
湯槽に入ってるのかと思ったら
立って外を眺めていたから
締まりの良い可愛いお尻が見えていて綺麗って思ってしまった
「あっ、やっと来た、おそいよ〜のぼせちゃうかと思った」
「優子が何もかも早すぎるの」
「そうかな、まあ温泉は浸かったり
外で冷ましたりを繰り返すのが良いんだけどさ」
「だよね、そう言えば外見てたけど何か見えた?」
「波の音と船の明かりぐらいしか見えないけど
癒やし効果があるよ、にゃんにゃんも見てみなよ」
少し高くなっている石の上に立つ
「うん・・・・ほんとだーここまで来ると波の音が聞こえて
ヒーリング効果になってるね」
「でしょ(-∀-`)」
「でも少し寒いから温もる」
「あ〜私はずっと温もってたから(汗)」
振り向いて降りようとしたら
「キャッ(汗)」
「あぶなっ(汗)」
滑って転びそうになったところを優子が支えてくれた
「・・・・手、もう良いよ・・・」
「あっ(汗)ごめん」
とっさだったからだと思うんだけど優子の手が陽菜の胸に触れていて
いつまでもどけてくれないから恥ずかしくなってつい冷たく言っちゃった
「わざとじゃないから、ほんとにごめんね(汗)」
「分かってる、助けてくれてありがとう」
そのまま座り並んで浸かる
「・・・・・・・」
なんか気まずい・・・
そんな空気も優子が解消してくれる
「明日は水族館めぐりして夫婦岩見に行くでいい?」
「優子に任せる」
「志摩マリンランドに行って鳥羽水族館でしょ・・・
電車はわかんないしタクシーは勿体無いから
レンタカー借りようか」
「優子しか運転できないけどしんどくない?」
「帰りの新幹線で寝れるし大丈夫(-∀-`)」
「その方がお土産ずっと持って移動しなくていいから助かるかも」
「だよね、あがったら旅館の人に聞いてくる」
「私も行く」
「いいよ、にゃんにゃんは先に部屋に戻っておいて」
「全部優子に任せてたら悪いもん」
「アハッ(-∀-`)じゃー、一緒に行こう」
一番近いレンタカー屋さんを教えてもらい部屋へ戻ると
お布団が敷かれていて・・・
二人しかいないから並んで敷いてあるのは当たり前なんだけど
なんか近すぎない?
それに気づいたのか
「部屋広いのに〜布団もう少し広げるね」
「いいよそのままで、離れ過ぎたら話せないじゃん」
「そ、そうだね(-∀-`)」
それからスマホで水族館について調べたり
ショーの時間を調べてメモしたりしていたら
あっという間に就寝時間
「もうこんな時間だ、そろそろ寝ないと明日起きれなくなっちゃう(汗)」
「私が起こしてあげるから大丈夫」
そう言えば優子って朝強いよね
前に泊まった時も先に起きて朝食作ってくれてたし
料理も上手だし部屋もいつもきれいだし
一緒に住んだら・・・
何考えてるの(汗)そんなことあるわけないし・・・
「にゃんにゃん?」
「おやすみ(бвб)」
「アハッおやすみ(-∀-`)」
次の日も凄く楽しかったのに
東京に帰ってきて一人の部屋に戻ると
一気に寂しさが襲ってきて
みーちゃんに電話しようとしたら優子から電話がかかってきた
「どうしたの?」
(ん〜二日間が楽しすぎて1人の部屋に戻ってきたら
なんか寂しくてさ、さっきまでのは夢だったんじゃないかって思っちゃって
確認の電話してみた(笑))
「うそ・・・私も寂しくて今みーちゃんに電話しようと思ってたとこだったの」
(みーちゃんなんだ・・・)
「え?なんて言ったのごめん小さくて聞き取れなかった」
(そうなんだって言っただけ)
「またどこか行こうよ」
(そうだね、休み合わせていこうか)
「今度はみーちゃんも行けると良いね」
(そうだね・・・・)
「優子?どうかした」
(ん?どうもしないよなんで)
「なんか元気ないみたいだから」
(アハッ(-∀-`) そんな事ないよ、明日会社だから憂鬱なだけ(笑))
「あーそれ言えてる(笑)」
(あ、お風呂湧いたみたいだから、また連絡するね)
「うん、またね〜おやすみ」
(おやすみ)
そう言って電話を切った