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ユウコ 2

ロシアの要注意人物としてマークされていたマリコが
亡命したいと出頭

その際重要な情報があると国際テロ対策課の私を名指しで指名してきた

「私が大島優子だ、何故私の名前を?」

「フッ、有名だからね」

「・・・で、何が目的だマリコ」

「もうスパイは飽きたからかくまって欲しい」

「そんな事を信じるとでも」

「信じるも信じないもそっちのかってでしょ
それに今から言う情報もね」

「ウソだったらすぐに送り返してやる」

「まあまあそう焦りなさんな、まず・・・

アメリカや他国、日本にまでロシアのスパイが紛れ込んでいて
近々目的達成のため集結する、それがXデイ」

「目的?」

「ロシアの大統領を暗殺しアメリカと核戦争を起こさせる」

「・・・そのXデイとやらはいつなんだ」

「アメリカ副大統領の葬儀の日」

「もうすぐじゃないか(汗)」

確かにロシア大統領も参列するが・・・

「だったらなぜアメリカに亡命しないんだ」

「それは君が一番わかってるはず」

「どういう事?」

「ユウコ・・・大きくなって綺麗になったね」

「な、何を言ってるんだ(汗)」

机をたたき立ち上がり詰め寄ろうとしたところを同僚の佐江に抑えられ
上司の才加が入って来た

「とりあえず優子はこの件から外す」

「な、何を言ってるんだ
こんなスパイの言う事を真に受けるのか」

「とりあえずだ」

「・・・ちょっと待って家に連絡させて」

「だめだ」

「陽菜の声を聞くだけだから」

強引に携帯を取に行き電話をかける

「スピーカーにしておけ」

言われるままスピーカーにすると

留守番電話につながった

「陽菜、この伝言を聞いたらすぐ連絡してきて」

まだ昼前だから家にいるはずなのに・・・

「取りあえず聞き取りするからこっちの部屋に入ってろ」

取調室ではないが外からも見える部屋に入れられた

入る前、連れ出されたマリコはすれ違いざまニヤッと笑った

いやな笑い方をしてる・・・・

「あいつをどこに連れて行くんだ」

「優子には関係ない」

「あいつが本当の事を言ってると思ってるのか
これは罠だ!」

部屋の中で叫んでいると外で才加と佐江が何やら話していた

そこへ慌てて部下がやって来て話し始めた
口の動きを読む

マリコがエレベーターの中で警官を二人殺し逃げたと・・・

陽菜が危ない

その瞬間部屋を抜け出した
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