どうしよう・・・とうとう知られてしまった(汗)

もう今までのように会えないよー・・・

はぁ・・・なんで今までみたいに誤魔化さなかったんだ!
好きなんて挨拶だったじゃないか

ずっと言い続けてたのに信用されなかったんだぞ
今更好きなんて・・・笑って誤魔化せたのに(汗)

あぁぁぁどうしよう・・・そうしたらいいんだー

頭抱えながら歩いていてふと我に返る

・・・・自転車・・・忘れたじゃないかぁー!!

もう何やってんだよ(怒)バカ優子!

来た道を引き返し小嶋さんのマンションの前に止めてあった自転車・・・・・

誰だよ私の自転車に座ってんの(怒)

顔の見えるところまで行き慌ててまた引き返そうとしたら

「優子!」

座ってたのは小嶋さんで私に気づき呼び止められた

「なんで逃げるの」

「べつに・・・逃げてない・・・」

「じゃー来て」

近づくとそのまま腕を取られ部屋へ連れ戻された

「・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・」

しばしの沈黙

机の上には飲みかけのお酒があったから
全部飲んで酔ってたことにして今からでも笑い飛ばせばもしかしたら・・・
飲み干そうと手を伸ばすと
先に奪い取られ小嶋さんの胃の中へ全部入って行った

「ふぅ・・・・優子はさ」

「はい」

「前に自分も失恋したって言ったよね」

「はい」

「私告白された覚えないんだけど」

「してません」

「じゃーなんで失恋したって嘘ついたの」

「ウソはついてない!
だってにゃんにゃん好きな人がいたわけじゃん
私の事なんてなんとも思ってなかったんだから
失恋したのと同じでしょ」

「そんなのわかんないでしょ」

「わかるよ!ずっと好きって言ってきたんだよ
学生の時だって聞き流されてたし
久しぶりに会ったあの時だって顔も赤くせずに聞き流したじゃん
これって失恋でしょ」

「それは・・・優子って他の子にも好きってよく言ってたでしょ」

「そんなに言ってない・・・と思う」

「みーちゃんにだってバレンタイン貰った時
ありがとう好き!て言ってたし
他の子にも同じように言ってたから
好きは口癖なんだと思ってたんだもん」

そう言われれば嬉しい時に言ってたかも・・・(汗)

「でも、にゃんにゃんの時はお礼で好きって言ってない
常に言ってたでしょ」

「だから口癖かと思ったの
もし本当に好きなんだったら
普通卒業の時告白するんじゃないの?」

「だって、私女だし・・・無理だって思ってたんだもん
告白してキモイとか思われたら二度と会えないでしょ」

「キモイって・・・・・」

「・・・・ワァ(汗)ごめん違うにゃんにゃんはキモくない
だって綺麗だもん
私だからキモイんだよ(汗)」

「優子だって可愛いでしょ
あの頃両方にモテてたじゃん」

「だからだよ!女の子に告白されたり引っ付いてこられてる時
いっつも眉間にシワを寄せて見てたでしょ
だからそう言うの嫌なのかなって・・・・」

「そんな顔してないよ」

「してたよ!私はずっとにゃんにゃんを見てたんだから」

「覚えてない・・・・」

「ほら、それぐらいの付き合いなんだよ
私は・・・あの頃の事鮮明に覚えてる」

「ごめん・・・・」

「いいよ、私の片思いだったんだからさ
今はちゃんと友達としてみてるから
これからも遊ぼう」

「うん・・・・」

「明日仕事だしもう帰るね(-∀-`) 」

「うん」

「また連絡するから」

「うん」

ずっと下を向いたままの小嶋さん

きっともう、会ってくれないんだろうなぁー・・・

みーちゃんに怒られそう・・いや、絶対に怒られるなこれ(汗)