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好きと言い続けた結果 23 最終話

優子といると素の自分が出てしまう

拗ねたり怒ったり我儘言ったり

麻里ちゃんといる時は我慢してたのに・・・

だって嫌われたくないし可愛い後輩でいたかったから

やっぱり陽菜は・・・


じゃー優子は好きなのにずっと陽菜の恋話を聞いてくれてたの?

もし逆の立場だったら?

陽菜なら耐えられない

麻里ちゃんが彼の事を話してる時すごく辛かったもん

優子を傷つけていたのかな?苦しめていたのかな?

もう会わない方がいいの?・・・




ヤダ、ムリ



「帰る」

「え?何言ってるのまだほとんど食べてないじゃん(汗)」

「あとで全部払うから請求して
他に好きなの頼んでいいよ」


そう言って表に出てタクシーを拾いマンションへ


帰る途中にメールを送る


”助けて!家に”


一分もたたないうちに携帯が鳴る

画面には優子の文字

留守電になり切れるとすぐまたかかってきた

それが何度か繰り返されていると

「お客さん出ないんですか」

「いいんです・・・あ、そこでおります」


電気を点けず外の明かりだけ差し込む部屋のソファーに座る

10分ほどした時玄関のドアが開き


「陽菜・・・陽菜どこ!!(汗)」


叫びながら優子が駆け込んできた

ソファーに座る陽菜を見つけると駆け寄ってきて


「はぁはぁ・・・どうした?はぁはぁ・・なにかあった?」

「苦しい」

「大変だ(汗)救急車!」

「違うの、胸が苦しいの」

「え、心臓?ヤバいじゃん(汗)」

「だから違うの」

「小嶋さん?」

「優子は陽菜と会ってて苦しくないの?」

「・・・・・」

「陽菜が他の人を好きだって知ってても苦しくないの?」

「苦しいよ、でもそれでもそばにいたかったから
ごめんね、迷惑だよね
もう会わない方が「だから違うって!」

「小嶋さん?」

「さっき陽菜って叫んで入ってきたくせに
なんで今は小嶋さんん呼びなの(怒)」

「そ、それは慌ててたからで(汗)」

「好きって言ってみて」

「はい?」

「だから好きって言ってみて」



「・・・・好き、にゃんにゃんが大好き!!」

やっぱり胸がキュンとする

「陽菜も優子の事が好きみたい(бвб)」

「・・・・・」

「むぅ・・・なんで無反応」

「いや、ちょっと待って・・え(汗)」

「陽菜は女性が好き!だから
陽菜の好きはガチの好きだけどそれでもいいの?」

「良い!いいに決まってるじゃん
私がどれだけ好きだったと思ってるの
ずっとだよ初めて見た時からずっとだよ!!」

「好きの大安売りしてたけどね(笑)」

「じゃーもう言わない」


「むぅ・・・それはヤダ(怒)」


「あぁぁーもう可愛いねえ好き本当に大好き(´-∀-)」

「だから軽いって(笑)」

「アハッ(-∀-`) 」

「フフフ(бвб)」


笑いあってると急に真剣な顔になって



「陽菜!私と付き合ってください」


「はい」


「・・・・・・・・・」

「ちょっと泣かないでよ(汗)」

「だって・・・やっと好きが届いたんだよ!嬉しい(涙)」

「ふふふ、これからは陽菜だけにしか
好きって言っちゃダメなんだからね」

「陽菜にもあんまり言わない」

「むぅ・・・なんで(怒)」

「だってこれからは・・・・」



”愛してるよ 陽菜”




おしまい

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