今から私の彼女

そう言ったくせに何の音さたもなく・・・
無くていいんだけどね(汗)


一週間が過ぎての月曜日のお昼休み

いつものように裏庭で一人お弁当を食べていると
やってきた小さいの

「お弁当なんだ」

「何か用」

「私のお弁当は?」

「はぁ?何言ってんのあるわけないじゃん」

「彼女なんだから作ってきといてよ」

「一週間も音沙汰無かったくせに(怒)」

「あれあれ・・・寂しかったのかな(-∀-`) 」

「ば、バカじゃないの(汗)」

「あ、そうだあれからたばこやめた?」

「・・・・・・・」

「どれどれ」


すっと距離を近づけ目の前に顔を持ってきて
クンクン匂いを嗅ぐから少しドキッとする


「フフ、何期待してるの(笑)」

「し、してなんか・・・んっ・・・」

チュッ

「ほんとだヤニ臭くないや(笑)」

「信じらんない(怒)」

「恋人同士なんだからキスぐらい当たり前でしょ」

「返事してないし(怒)」

「キスを拒否しないってことは
受けてくれたのかなって思ってたけど」

「いつもいきなりしてくるのに避けれるわけ無いじゃん(怒)」

「キス上手くなかった?」


初めてなのにわかるわけ無いでしょ


「はいコレ今週はいいから来週からのお弁当代
食材は高いのにしてよ安物は無理だから」

そう言ってポカンとしてる陽菜のポケットに
多分お札を入れて去って行った

お弁当箱を椅子に置いてポケットを探ると

「ウソでしょ・・・」

三万円も

高校生のくせに何でこんなにお金もってるの?
まあ、陽菜は助かるけど・・・

食材なんて味付けを濃くしたらわかんないよね



「ただいま〜」

「お姉ちゃんお帰り!!」

バタバタと走って出迎えてくれる双子の姉妹
保育園に通っていて来年は年長さんなのに
いつまでも甘えたで困る

「今日は早いね、バイト行かなかったの?」

「今日は休ませてもらった
それよりほらお肉買ってきたよ(бвб) 」

「やったー!!お肉!お肉!」

スーパーの袋を持って踊る双子

「先週と言いそんな無駄遣いしてダメじゃん(汗)」

「いいのいいの臨時収入入ったから特別」

「それが無駄遣いなの!ちゃんと貯めとかなきゃ」

「あっちゃんは真面目すぎ」

「にゃんにゃんがいい加減なの!」

二つ下の妹の敦子
中学三年生で受験生なのに家の事をすべてやってくれている

お金にルーズな陽菜に代わって家計もすべて

「ほらお肉貸して、これは明日ね」

「えぇぇ・・・」

「なに」

あっちゃんが不満そうな双子をひと睨みすると
袋を渡しテレビの前へ行ってしまった

「ごはん出来てるから早く着替えてきて」

「はーい(бвб) 」

どっちがお姉ちゃんなんだかわかんないね(笑)