大島さんに触られるのが嫌じゃないかも・・

陽菜って女性が好きだったのかな・・・

チャイムは鳴ったけど
先生が遅くて授業に遅れずに済んだ

そう言えば大島さんはどうしたんだろう
後ろから来てなかったから絶対遅れてると思う

優等生が遅れるとか良いのかな?
まあ、陽菜には関係ないけど

明日が土曜日でよかった
あんな事されたから
なんとなく顔を合わせづらいもん


五時間目が終わりトイレに行こうと廊下へ出ると
階段の方から歩いてくる大島さんを見つけた

もしかしてサボったの?

優等生さんがそんなことしていいの?そんなことを思っていたら

大島さんのクラスから女の子が出てきて

「大島さんもう体調大丈夫なの?」

「少し寝たら良くなったよ(-∀-`)」


なるほど・・・仮病を使ったのか
陽菜も使えばよかった

「小嶋さ〜ん(-∀-`)」

こっちに向かって手を振るから
廊下にいるみんなが陽菜の方を見た

それを無視してトイレへ入る

個室に入ってようをたしていると

「調子に乗ってんじゃないわよ」

その声とともに水が上から降ってきた

雨?

なわけ無いか(笑)

掃除のホースをご丁寧に蛇口に繋いで
雨を振らせてくれてるってわけだね

ガキのいじめかっていうの(怒)

はぁ・・・体操服置いてあったかな


外に出ると誰も居なくてホースだけが無造作に放置されていた

これもしかして陽菜が片付けなきゃいけない感じ?

もう・・・なんなの・・・
今までみたいに噂だけされて無視されてる方が良かったじゃん

チャイムが鳴ってから教室へ戻る

「小嶋さんおそ・・・・・どうしたの」

「水浴びしてました〜
着替えてきていいですか
後、寒気がするので保健室に行ってきます」

クスクス笑うクラスメイトを無視し
体操服を持って教室を出た


「失礼しまーす」

引き戸をガラガラと開けると誰も居なかった・・

ちょうどいいや

一番奥のベットへ行きカーテンを引いて着替え
ベットに潜り込む

教室で寝なくてもここで寝ればよかったんじゃん

明日からこよーと(бвб)

目を閉じようとしたらドアが開く音がした

「誰かいるの?」

「2年1組の小嶋です」

「開けるわよ、制服どうしたのベチャベチャじゃない」

「雨が降ってきたので着替えました」

「雨って・・・いじめられてるの?」

「いじめというより嫉妬かな(笑)」

「大丈夫?」

「慣れてるんで大丈夫です」

「一時間でも干しておいてあげるから持っていくね」

「先生優しー(бвб)」

「あたり前のことだから」

そう言って濡れた制服を持っていった

先生はいい人が多いんだけどなー・・・
陽菜の事情を知ってるからなのか
少しくらい居眠りしていても怒られないし
テストもなんとか追試で通してくれるし・・・


あぁ・・・それがダメなのか
贔屓してるようにみえるもんね

とりあえず後一年と少し頑張らなきゃ