(あ、大島さんだ誰を捜してるんだろう)

(キャ!今目があった、ヤバイ)

机に突っ伏して寝ていると聞こえてくる黄色い声

うるさいな・・・・

誰かに肩をトントンと叩かれた

(え、うそ・・・なんで)

「はぁ?誰(怒)」

陽菜の安眠を邪魔するなんて最悪と思って顔をあげると
ニヤニヤした大島優子が目の前に立っていた

「今日の放課後生徒会室に来て」

「行くわけ無いじゃん」

「そんな事言ってもいいの?」

「みんなの前で本性出せば(笑)」

もちろん小さな声で話してたのに

「みんな聞いて!私と小嶋さんね「行くから(汗)」

「友だちになったからよろしく(-∀-`)」

(なんで小嶋さんと大島さんが(泣))

(信じられない(汗))

「ホームルーム終わったらすぐ来てね」

そう言うと教室を出ていった


「ねえねえ、いつ知り合ったの?」

「小嶋さんいつの間に仲良くなったの?」

「私にも紹介してよ」


普段話したこともない子が話しかけてくる

「友達じゃないし」

「でも大島さんが言ってたじゃん」

「勝手に言ってるだけ!
私は迷惑してるの(怒)」

(もしかして大島さん脅されてるとか?)
(小嶋さんに襲われたんじゃない(笑))

あぁーもう!

「私、援交とか一度もした事無いから
変な噂立てないでよね(怒)」

周りがざわついたけど無視してまた机に突っ伏したけど
すぐチャイムが鳴り先生が入って来たから仕方なく起きた

またすぐ寝るんだけどね(笑)

そして嫌でもやってくる放課後・・


ううん、嫌じゃないだって帰れるんだもん

あいつの言葉なんて無視して帰ってやる

挨拶と同時に鞄を持ち教室を出ると

「いやーナイスタイミング(´-∀-)」

「うっ・・・・」

「そんなに急がなくてもいいのに(笑)」

「べ、別に急いでないし」

「さあ行こう」

そう言って腕を掴まれた

(キャーうそ、ヤダ)

(何あれどういう関係)

陽菜達を見ていたクラスメイト達から聞こえてくる叫び

「離してよ!」

腕をはらい立ち止まると

「あれ?大声で言っちゃってもいいの」

「そんな事しなくても行くし」

そう吐き捨て大島さんを追い越す

「アハッ(-∀-`) 積極的な小嶋さんも好きだな」

バッと振り返って

「安易そんな言葉使わないでよね
誤解されて迷惑するの私なんだから(怒)」

「私は本当の事しか言ってないよ(-∀-`) 」

「それが迷惑なの!」

「まあ、小嶋さんが今日みたいに逃げて帰ろうとせず
ちゃんと私の言う事を聞いてくれるなら考えてあげてもいいけど」

ゲッ・・・バレてた(汗)


生徒会室のドアを開けようとすると鍵がかかっていた

「鍵は私が持ってるから、そんなに慌てないで(笑)」

「慌ててないし(怒)」

「はいどうぞ(-∀-`) 」

促され先に中へ入ると・・・カチャリ

・・・・今鍵・・・閉めたよね・・・・何する気(汗)

「そこのソファーに座って」

「用事って何?陽菜急いでるんだけど」

「アハッ、自分の事陽菜って言うんだ」

しまった(汗)

「冷たい物しかないけど・・えーと
お茶・お水・オレンジジュースのどれがいい?」

「オレンジジュース(бвб)」

「ワォ!大島さんと好みがおんなじだ(笑)」

そう言うと冷蔵庫からオレンジジュースを取り出し
紙コップに入れてくれた

「どうぞ」

「ありがとう・・・」

そこからしばしの沈黙
自分は生徒会長の椅子に偉そうに座ってスマホをいじってる

陽菜はというと充電があと少ししかないから
スマホをいじれない(涙)
だって家から何か急用の連絡来るかもしれないじゃん


沈黙に耐えられなくなり口を開こうとしたら


「小嶋さんは私の事どう思ってる?」

「・・・・はい?」

「だから、私の事どう思ってた?」

ここは本心を言って嫌われよう

「勉強も運動も出来て真面目ないけすかないチビ女」

「アハハハ確かにそうだね、でもモテるよ」

「みんな上辺だけしか見てないからじゃない(笑)」

精一杯の嫌味だったのに

「正解!私の本性を知ったらみんなショックを受けるだろうな(笑)」

「本性?」

「そう、勉強も運動も、人間も大っ嫌いだけど
いい子ちゃんぶってる自分が一番嫌いで
毎晩違う女と遊んでる私(笑)」

「・・・・・・・えぇぇぇ!!」


やっぱりそっち系だったの(汗)


「それもお金持ちのご婦人ばっかだから
おこずかい使い切れなくてさ困ってたんだ
小嶋さんに使う事が出来て良かったよ(-∀-`) 」

だから十万円とか普通に持ってたのか(汗)


「そんな事私に言ってもいいの
言いふらすかもしれないよ」

「大丈夫、小嶋さんはそんな事言わないし
たとえ言っても援交の噂があるから
信じてもらえないだろうしね(笑)」

「むぅ・・・・」

「おばさんとばっかりじゃ萎えてくるから
小嶋さんが恋人になってくれてよかったよ」

「ま、まだ返事してないし(汗)」

「小嶋さんの気持ちはどうでもいいんだよ
もうお金払ってるんだから私の物」

「あのお金は少しずつ返すから」

「いらないよ」

立ち上がったと思ったら
陽菜の前に来て膝の上に座ってきた

「な、何するの(汗)」

「ん?今からキスするの」

「そんな事するために呼んだの」

「アハッ(-∀-`) 勘はいいんだね」

勘じゃなくても誰でもわかるし(怒)

顔が近づいてきたから目をギュッと閉じた