「お、これ美味しい(*`ω´)」

「それは優子が作ったんだよ、なぁ」

「う、うん・・・・」


何も言わず黙々と食べてる小嶋さん


「ニャロコレ好きなんじゃなかったっけ」


そうなの?覚えてお・・・・


「べつに普通」


・・・・・・・・はぁ・・・・


「そう言えば明後日試合あるんでしょ」

「うん」

「夜勤明けだし見に行こうかな」

「ほんとに!?」

「ニャロもたしか同じだったよね」

「やっぱストーカー」

「ストーカーの篠田です(*`ω´)」

「その日は予定入ってる」

「そんなのキャンセルして試合観に行こうよ
ゆっぴーも嬉しいよね(*`ω´)」

「ゆっぴー?」


私の方を見てゆっぴーと言うんだから
私の事を言ってるんだってわかったけど
なんでゆっぴー?聞けるわけ無いか(;´-∀-)


「センスの欠片もないし」

「そうかな、ゆっぴーでいいよね」

「アハッそうですね」

「それやめてくれる(怒)」

「え?」

「笑いたくもないのに笑ったり
話したくないのに話しかけたりされても困るんだけど」

「・・・・・・ごめんなさい」

「はぁ・・・そのすぐ謝るのも嫌い(怒)」

「あぅ・・・・・(涙)」

「ニャロちょっと来て」

「食べてる途中」

「いいから来て!」


無理やり立たせて隣の部屋へ連れて行ってしまった


「大丈夫か?」

「う・・・ん・・・・」

「麻里ちゃんがきっとうまく言ってくれるよ」

「いくら篠田さんでも無理だよ
私嫌われてるから」

「小嶋さんを前にした優子は優子じゃないよ」

「どういう意味?」

「ビクビクしてるっていうか・・・・
そんな感じでずっと一緒にいられたら
多分私だってイライラすると思う」

「だって・・・・どうしていいかわかんないんだもん」

「いつもみたいにグイグイ行けばいいじゃん」

「行けないよ、だって運命の人なんだよ
嫌われたらおしまいなんだよ!
ああ・・・もう嫌われてたわ・・・」


やっぱり明日家に戻ろう

病院の先生には私が無理だって言うことにしたら
小嶋さんに迷惑かからないよね?


そう決めたのに


「お待たせー(*`ω´)」


ニコニコした篠田さんの後ろから
何もなかったかのように出てきた小嶋さん

そのまま椅子に座りまたご飯を食べだした


「篠田も今そうだから
もしかしてニャロもかなーて思ったらやっぱり一緒だった
篠田達も運命の糸で結ばれてるんじゃない?」

「糸なんてどこにもありませーん(бвб)」

「排卵日が同じだったんだから
こっちも同じになる確率大だもんね」

「今食事中」

「はいはい(*`ω´)」


なんのことかわからず才加と顔を見合ってたら


女の子特有のあれだよって教えてくれた


そっか・・・だからイライラしてたのか・・そっか・・・


少しだけ気分が楽になった

もしかしたら思ってるほど嫌われてないのかもしれない

そう思うことができたから


「今日泊まっていく?」

「帰るに決まってるでしょ」

「えぇ〜久しぶりにニャロと愛を確かめ合いたかったのに(*`ω´)」

『えぇぇぇぇ!!?』


才加と声を合わせて叫んでしまい慌てて口を手で抑えた


「ちょっと、誤解されるような言い方しないでよ(汗)」

「だってよく泊まってたでしょ」

「それはご飯食べに来てお酒飲んで帰れなくなってたからで」

「そしてベッドに入って(*`ω´)」

「・・・・・そこで言うのやめないの!」

「麻里ちゃん・・・・」

「あ・・・・才加違うから(汗)」

「小嶋さん美人だし、胸大きいし、大人の女性だもん仕方ないよ・・・」

「そう、麻里ちゃんは巨乳で髪の長い女性が好きなんだよ(бвб)」

「私こんなでごめんね・・・・・」

「違うって(汗)ニャロの言うことは信じちゃだめ!」


三人の会話に私は入ってはいけなかった
じっと小嶋さんを見てたから

だって家では見せない顔をいくつもしてるんだもん
もう二度と見れないかもしれないから必死で目に焼き付けた