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運命の人 7

「いいないいな」

「いい事無いよ、私とあのお姉さんじゃ
月とすっぽんじゃんか(汗)」

「才加だってあんな
モデルさんみたいな人と・・・無理だって(汗)」

「にゃはっ、かわいそう〜」

「くそー・・・ちっちゃい子供が運命の人になっちゃえ
犯罪者佐江!(笑)」

「大切に育てていくもんねぇーだ」

「それこそ犯罪じゃん(笑)」

「お互い惹かれ合うって言ってたけど」

「まずは引かれ合う」

「どっちでも同じだろ」

「違うよ後者は引っ張られるだもん」

「どっちにしてもだよ、優子は二回目なのに
なんとも思わなかったんだろ?」

「うん、苦しかっただけ
と言うか苦しくてじっと見る暇なかったもん
覚えてるのは・・・・
普段嗅いだことのない匂いがしてたくらいかな」

「あ、私もそれ思った」

「才加も?」

「うん、苦しいんだけど凄い心地いい匂いでさ」

「そうそう、ずっと嗅いで居たいけど
苦しいって言うジレンマ(笑)」

「発作が起きてないときに会うと何か違った感じがするのかな」

「もう一度会ってみないとわからないね」

「正装して行った方がいい?」

「お見合いじゃないんだから(笑)」

「みたいなもんじゃん」

「あぁ・・・そうか・・・そうかも」

「でも向こうはナース服と白衣っしょ(笑)」

「・・・・そうだよ、いつもの服装で行こう(;´-∀-)」

「だな(汗)」

「はぁ・・・佐江の運命の人外国人だったらどうしよう
コミュニケーション取れない・・・」

「それだったらまず出会わないね(笑)」

「じゃー佐江は一生独身のままなのね(涙)」

「なになに、結婚したかったの?」

「一生一人はヤダ」

「その時は一緒に住んであげるから」

「いいの?」

「きっと私もフラれると思うからさ」

「その時は三人で暮らそうね」

「うん(-∀-`) 」


何だかんだ言ってホント仲いいよね私達(笑)


で、土曜日はクラブに行きたいからと金曜日の夕方にしてもらい
お母さん達には私達から話すことにした



「こんにちは」


受け付けカウンターに行くと部屋に案内された


コンコンコン


「どうぞ」

「失礼します」


いつもの先生と綺麗なお姉さん二人が
座っていてドキッとする

でもあの動悸は起こってこない


「大丈夫そうですね、そこに座って」


言われたるま椅子に座る


「小嶋さんと篠田先生には先に話をしました」

「はい・・・」

「二人共男性の方とお付き合いをされてるそうです」

「・・・・」


だよね、改めてじっくり見てるけど
こんな綺麗な人が付き合ってないとか考えられないもん
選び放題だとしてもまず選ばれるよね(;´-∀-)


「ですがあなた達と付き合ってもいいと言っています」


だよね、大人の人が高校生の女の子なんかと・・・


「えぇぇぇぇぇ!!?」

「で、でも今付き合ってる人がいるんじゃ(;´-∀-)」

「いい男って少ないでしょ、まあ、男自体少ないんだけど
取りあえずキープしとこうかなーて
思って付き合ってるだけだから(бвб) 」


顔に似合わずなんてことを・・・・


「医者だと一人でも生きていけるんだけど
出してくれるなら出して貰った方がいいじゃん(*`ω´) 」


こっちも負けず劣らず・・・


「麻里ちゃん年下好きだしねぇ」

「なんか自分は苦しいのに、大丈夫ですからって
必死に断ろうとしてるのには萌えたよね(*`ω´) 」

「それに国からお金くれるって言うし
女の子と付き合うのも面白いかなーて(бвб)」

「ニャロは買い物し過ぎ」

「だって欲しい物沢山あるんだもん(бвб) 」

「ゴホン!」

「あれ、折井先生風邪?医者の不養生(笑)」

「こんな人達だけど
運命の人には変わりないから我慢してね(汗)」


大丈夫なんだろうか・・・


「そうそう三日前にまた女性同士の妊娠が発覚しました」

「運命の人ですか?」

「それが・・・その人に発作は起こらなかったようです」

「・・・・・?」

「運命の人じゃなくても遺伝子を持ってる人は
妊娠をさせられるのかもしれません
もしくは人によって症状に強弱があるのかも・・・
その辺はこれから徐々に解明していくと思います
その為のもあなた方の協力が必要なのです」


まだまだ分からないことが沢山あるんだ・・・


「あのう・・・」

「なにか」

「どうしてこんなに近くにいるのに
今日は発作が起きないんでしょうか」


才加が話を替える


「ああ、そうでしたね
どうやら排卵日に会うと発作が起こるようです」

「排卵日ですか?」

「たまたま彼女たちの排卵日が重なりその日に会った
大島さんと秋元さんに発作が起こったと考えられます」

「麻里ちゃんと同じとかキモイ」

「こっちこそ願い下げ(*`ω´) 」

「凄い確率ですね」

「引かれ合い惹かれ合うのです」


私達惹かれ合えるのかな・・・・


「もうすぐ夏休みですよね」

「はい」

「親御さんの了解が必要ですが
夏休み中一緒に住んでもらいます」

「え、看護師さんがうちに来るんですか?」

「そんなわけないじゃん
あなたが陽菜のマンションに来るの!」

「・・・・・えぇぇぇぇ!!?」


嘘でしょ〜(;´-∀-)
いきなり二人でとか・・・・・

どうしたらいいんですかぁー

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