試合当日の朝


「おっはよー♪」

「・・・・なんでいるの?」

「さて、どうしてでしょニャハ」

「・・・・・才加早く行こう」

「こらこら、心友をほったらかして行ってもいいんですか?」

「応援ならまだ早いよ」

「それが違うんだなぁ〜」

「まさか・・・・出るの?」

「そーなのぉー」

「聞いてない」

「なんか一人の子が夜、急に熱出しちゃったらしくてさ
人数が足りないから是非来てくださいって言われたんだ♪」

「足りない事無いよね、控えが三人もいるんだぞ!」

「素人ばっかでしょ」

「佐江だって素人みたいなもんじゃん」

「ほら、佐江は運動神経いいでしょ
体育の授業でやった時先生にサッカーしてみないかって
誘われたんだぞ!と」

「でも、フォーメーションとかやってないだろ」

「キーパーなので関係ありませーん」

「え、熱って晴香なの?」

「そう、キーパーがいないから是非ってさ」

「キーパーなら仕方ないか・・・
控えで出来る子いないもんな」

「でしょ〜、佐江に任せなさえ♪」


そんなこんなで試合開始10分前


「ハロー(*`ω´) 」

「麻里ちゃん♪来てくれてありがとう」

「ニャロも連れて来たよん」

「予定が無くなったから来ただけだし」

「にゃんにゃん有難う(-∀-`) 」

「ほうほう(*`ω´) 」

「なに、キモイんだけど(бвб) 」

「一昨日とは全然違うし
にゃんにゃんだと!?かわいいなゆっぴー」

「ニャロよりはいいんじゃない(бвб)」

「シクシク」

「早く椅子出して」

「はいはい・・・あれ、もう一人の子バスケ部じゃなかった?」

「キーパーが熱出して急きょ助っ人になったんだよ」

「へぇー三人共運動神経いいんだね(*`ω´) 」

「陽菜達とは大違いだね(бвб) 」

「篠田はニャロよりはいいはず」

「フィフティー・フィフティーだと思うけど」

「あ、篠田さんに小嶋さんご無沙汰してます」

「いきなりの助っ人で大変だね」

「体育ではした事あったんですけど
公式戦は初めてだからかさっきからドキドキしてるんですよね」

「へぇー佐江が珍しい」

「そうなんだよ、お互いベンチ入りして
練習でゴールキーパーの位置についた時から
ドキドキしだしてさ
今は少しマシだけどゴールポストに近づけば近づくほど
ドキドキが激しくなるんだよ、どうしよう(汗)」

「それって珍しいの?」

「うん、佐江は楽観的と言うか
緊張感を楽しむ所があるから
あんまりドキドキしてるって聞いたことがない」

「ふーん・・・・」

「なに?(бвб) 」

「ううん何でもない」

「やばっ、もう始まるから行くね」

「三人共ガンバ(*`ω´) 」

「はい!」

「・・・・・・(´-∀-)」

「ほら」

「・・・・頑張れば(бвб)」

「うん(-∀-`) 行ってくる」


よーし頑張るぞ!と思って張り切ったのに
試合はすぐ中断された