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運命の人 4

「おはよう大丈夫?」

「みーちゃんおはよう
心配かけてごめんね
ほらもうこんなに元気!」

ピョンピョン飛んでみせると
心配して損したって苦笑い


四時間目の体育の授業で転んでひざを擦りむいてしまった


「着替える前に保健室行こう(ΘωΘ)」

「いいよ、唾つけといたら治るって(汗)」

「化膿したらどうすんの
また大きな病院行かなきゃだよ」

「うぅぅぅ・・・・行きます・・・」


コンコン


「どうぞ」

「失礼します」

「あら、結構血が出てるわね、ここに座って」


タオルを口に当て匂いがしないように浅く息を吸う


「少し痛いわよ」

「・・・・いだぁ〜はっ」


つい大声をあげて息をしてしまった

ヤバい、また苦しく・・・・苦しく・・ならないぞ?

あれ?


「クンクン」

「どうしたの何か変なにおいする?」

「いえ、消毒液の匂いだけです」


なのに苦しくないのは何故だ?
昨日MRI撮ったから?そんなわけないだろ・・・

自分で突っ込んでみた


ガラガラガラ

「優子大丈夫か!?」

「ノックしてから入って来いよな」

「あ、すみません(汗)」

「才加は授業なのに真剣になりすぎ!」

「ごめん、つい(汗)」

「私だからこの程度で済んだけど
普通の女子なら大怪我だだったぞ」

「優子だから真剣になるんだよ」

「はい、もういいわよ」

「ありがとうございました」

「大島さんと秋元さんね・・・」

「何か?」


名札を見て何故か頷いてる保健の先生


「体に違和感があったら誰にも言わず
すぐここへ来なさい」

「違和感?」

「昨日の検査の結果を知ってるのは担任の野呂先生と
私と校長先生だけだから他の人に言ってはダメよ」

「・・・・え!?才加もなの?」

「優子も?」

「もう一人って誰だろう」

「三クラスあるから他のクラスじゃない?」

「あら、同じクラスだったはずよ」

「え?」

「あら(汗)」

「もう一人って誰ですか!」

「丁度いいわ、宮澤さんにも言っておいて」

「えぇぇぇぇぇ!!?佐江なの」

「うそ・・・・・・」

「あなた達仲いいの?」

「はい・・・・三人は心友です」

「そう・・・・やっぱり何か惹かれ合うものがあるのね」


嘘でしょこの学校で唯一の三人が私と才加と佐江だなんて・・・・
なんて運命なんだろう


すぐ教室へ戻り制服に着替え
佐江を誘い
三人で中庭の誰もいない場所で
お昼を食べることにした
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