こんばんは

昨日は小学生時代の友達数人と新年会をしていて

ブログアップするのを忘れていました(;´-∀-)

なので今日二話アップしますね


こっそり拍手文更新してましたが
二月にまた更新するので
まだの方は拍手ボタンを一度だけ
ポチッと押して読んでください

ワンワンですよ(-∀-`) 

運命の人 11

「おはよう!」

「今日はこっちの日だっけ?」

「三日後に試合があるから
サッカー優先に来てほしいって先生に言われたんだ」

「そっか、フォーメーションの練習とか詰めたかったから良かったよ
・・・・・なんか元気ないな」

「あ、うん・・・・・そっちどう?」

「すごく優しいよ
昨日なんて御飯作って待っててくれたし
どうしたいかとか、これからどうしていこうとか
色々話し合った」

「いいなー・・・・・」

「小嶋さんも優しそうじゃん」

「私もはじめはそう思ってた
病院では優しかったしフォワっとして可愛い感じだったじゃん」

「うんうん、麻里ちゃんとは真逆っぽかったよね」

「麻里ちゃんか・・・・」

「なんだよ(汗)」

「見た目と逆だったってこと
すごく冷たくて話すのさえ緊張しちゃう(;´-∀-)」

「そんなように見えないけどな」

「初日夜勤で夜いなかったから助かったけど
昨日は帰ってきてほとんど無言だよ
話しかけたらテレビ聞こえない!
て怒られるし・・・・
もうね、どうしていいかわかんなくて早く寝たよね(;´-∀-)」

「きっと向こうもどう接していいかわからなくて
冷たくなっちゃうんじゃないの?」

「だったら優しく接してもいいじゃんかー」

「四人で会ったら麻里ちゃんがなんとかしてくれるよ」

「いつ会うの?」

「え、聞いてないの?」

「聞いてない、というか話してないもん」

「明日うちに集まることになってて
才加と優子がご飯を作ることになってるんだ」

「・・・・・・聞いてない・・・・」

「ほら、夜勤だったしきっと疲れてて言うの忘れたんだよ」

「そうかな・・・・元気に帰ってきて
ご飯食べながらテレビ見て笑ってたけど・・・・」

「私と会うから聞くと思ったんじゃない?」

「同じクラブなのかどうかも知らないと思うよ」

「今日麻里ちゃんにそれとなく言っておくから
なんとかしてもらおう」

「う・・・ん・・・」


いいなぁーまだ3日しか経ってないのに
信頼できる才加が羨ましい


明日をきっかけに仲良くなれるといいな

もしかしたら人見知りなだけかもしれないし

まずは今日からだ

クラブの帰りに買い物をして夕飯作り

ドアが空いた瞬間に元気よく


「おかえりなさい」

「ただいま、あーお腹すいた今日は何」


よしいい調子だ


「蓮根の金平とほうれん草のおひたしに焼き魚です(-∀-`)」


このままどんどん行くぞ!と思ったとたん


「えーまた和食」


やばい


「和食・・・・・嫌いですか(;´-∀-)」

「嫌いじゃないけど昨日もじゃん」


お母さんと二人だからほとんど和食だった


「すみません・・・・」

「謝ってほしいわけじゃないけど・・・・」

「朝に何を食べたいか言ってもらったら作ります」

「朝に夜何食べたいかなんてわからないし」

「そうですよね、すみません(;´-∀-)」


どうして小嶋さんだと尻込みしてしまうんだろう


「とりあえずお腹すいた」

「今ご飯入れますから
座っててください」


お茶碗にご飯をよそい私も席につく


「いただきます(бвб)」


文句を言ってたわりに美味しそうに食べてくれるから
味はあってるんだと思う


で、また私は余計なことを言って怒らせるんだ


「知ってるなら聞かなければいいでしょ」


そうだよね・・・・・

はぁ・・・どうしてこうなるんだろうか

普段の私なら誰とでも話せるし
なんならすぐに友だちになってたくさん話せるのに

小嶋さんの前だとなんて言っていいかわからなくなって
オドオドしてしまう
運命の人だから?

私にとって運命の人でも
小嶋さんにとったらただの女の子なのかもしれない
だってワタシに触れてもなんの反応もなかったんだから


ただ迷惑なだけじゃん


お風呂から上がると
先に寝室へ行ってしまった小嶋さん

きっとベッドの上でスマホを触ってるんだろうな・・・


私は家で見ていたドラマの続きを見て
なるべく生活のリズムを壊さないように同じ時間に寝ることに

小嶋さんはどんな生活をしていたんだろうか
夜勤があるから不規則だったんだろうな
それに飲みに行ったりとかもしてたんだろうし

なのにこうやって帰ってこないといけないなんて
そりゃーイライラもするよね・・・・

私達やっていけるのかな(;´-∀-)



運命の人 10  陽菜

「なあ、次いつ会える」

「ん〜また連絡する」

「最近忙しいばっかりであまり会えてなかっただろ
それに返事まだ貰ってないし・・・」

「もう少し待って」

「俺もう23歳だぞ世間の目が痛いんだよ」

「見なかったらいいじゃん」

「そういう訳にはいかないよ(汗)」


男子が少なくなって18歳になるとすぐ結婚
という風潮になりつつある今
23歳だと何か理由があるのかと
最近国から呼び出されたらしい


「だったら他の子を見つければ」

「いいのかよ・・・結婚できないかもしれないんだぞ」

「別にいいし」

「わかった、別れよう!」

「じゃーもう連絡してこないでねバイバーイ(бвб)」

「え、おいちょっと(汗)」


慌てて飛び留める彼を無視して部屋を出て来た


「あ〜あ・・・・キープ君いなくなっちゃったじゃん」


まあ、優子がいるからいっか
お金ももらえるし・・・・
産まれたら育ててくれそうだし






「申し送りを行います」


看護師になったのは両親が
手に職をつけときなさい!と煩かったから

もし結婚できなかったら一人で生きていかないといけないからって

陽菜は二人姉妹の妹、弟が生まれるはずだったけど
あの伝染病のせいで死産だった
でもお父さんは感染せず生きてる


当時会社員で総務部の課長だった父

上司が全員亡くなり会社を経営していく上で
全体のことがわかる父が社長になり
陽菜の家は急に裕福になった

だからあのマンションも父が借りてくれていて
陽菜は一銭も出していないから
お給料はまるまる使えるの(бвб)


「ニャーロ(*`ω´)」

「遊んでないでちゃんと仕事してくださーい(бвб)」

「ニャロに言われたくないよ」

「で、何か用」

「そんな冷たいニャロが好き」

「用事がないなら早く行って」

「明後日日勤でしょ」

「げ、ストーカー」

「今シフト表見てきたんですぅー」

「で」

「四人でさ、これからよろしくねパーティーしない?」

「しない」

「シクシク」

「ネーミングダサダサだしどうせカレパでしょ」

「あら、バレてる(笑)
でも作るのはうちの才加だから違うものが出てくるかもよ」

「優子も先に行かせて二人で作らせる?」

「それいいね(*`ω´)」


帰ってから言おうと思ってたら言うのを忘れてて
次の日の夜


「おかえりなさい」

「ただいま、あーお腹すいた今日は何」

「蓮根の金平とほうれん草のおひたしに焼き魚です(-∀-`)」


なんか嬉しそうなんだけどなんで?でも


「えーまた和食」

「和食・・・・・嫌いですか(;´-∀-)」

「嫌いじゃないけど昨日もじゃん」

「すみません・・・・」

「謝ってほしいわけじゃないけど・・・・」

「朝に何を食べたいか言ってもらったら作ります」

「朝に夜何食べたいかなんてわからないし」

「そうですよね、すみません(;´-∀-)」


はぁ・・・・こんなのでやって行けるのかな
体育会系のわりにオドオドしてるし

はっきり自分の意見が言えない人無理なんだけど


「とりあえずお腹すいた」

「今ご飯入れますから
座っててください」


陽菜の顔色を見ながらっていうのがバレバレ


「いただきます(бвб)」


食べてるのをチラチラ見てくるから食べにくい


ん・・・・・でも味は美味しいんだよね


「明日なんですが直接篠田さんの家に行けばいいんですよね?」


言うの忘れてた(汗)


「なんで知ってるの」

「クラブで才加に会って何時頃来るか聞かれたので・・・」

「聞いたなら陽菜に聞く必要ないでしょ(怒)」

「すみません・・・・・」


イラッとして机をバン!と叩いてから思い出した

そう言えばカメラで見られてるんだった(汗)


「えーと、手洗いうがいするの忘れてたからしてくる」


そのまま立ち上がり洗面場へ


はぁ・・・・疲れる

一番キライなタイプなのにどうして運命の人なんだろうか
もしかして間違ってるんじゃないの
あの時近くに看護師たくさんいたし・・・


違っててもわかるまではお金もらえるし我慢我慢

運命の人 9  陽菜

「お待たせ(бвб) 」

「待たせすぎ(*`ω´) 」

「だって優子が来るの遅いんだもん」

「お、もう呼捨て」

「年下だしね、麻里ちゃんとこも来たんでしょ」

「うちは午前中に来させて一緒にお昼食べて出て来た」

「そっちの子大きいよね」

「サッカー部のキャプテンらしいよ」

「へぇー」

「見た目は怖そうだけどさ
話してると乙女なところがあって可愛いんだ(*`ω´) 」

「あれ、もう気に入っちゃったの?」

「篠田のツボに刺さったよね」

「ふーん・・・」

「ニャロはどうなの?」

「まだあんまり話してない、すぐ出て来たし」

「苦手そうなタイプだよね」

「そうなんだよねー
運命の人とか言われてもこっちは何も起きないのに
受け入れられるかな」


体育会系でファッションに興味なさそうだし・・・
趣味あわなさそう(汗)


「24時間監視が入ってるし変な事は出来ないよ
ちゃんと協力しないと指導が入りそう(笑)」

「ずっとカメラで見られてるとかあり得ないんだけど」

「リビングだけでしょ」

「寝室まで撮られたらやってられないし(怒)」

「裸でウロウロできないね(笑)」

「そんな事しない(怒)」

「チビちゃんに教えてあげたの?」

「言ってない、その方が面白そうだもん(笑)」

「相変わらずだねニャロは」

「妊娠したら500万円、出産で一千万円
・・・悪くはないけどね」

「こらこら、こんな所でそんな話しないの!」

「一人産んでさっさと別れればいいんでしょ」

「あら、離婚しちゃうの?」

「結婚してないし」

「そうでした(*`ω´) 」


「お待たせしました」


起きてから何も食べてなかったから
お腹ぺこぺこ


「美味しそー(бвб) 」

「外食ばっかりしてたら病気になるよ」

「あぁ・・・明日からは大丈夫かな」

「どうして?」

「優子が作ってくれるって
なんなら家事全部してくれるらしいから助かる」

「それでいいって?」

「陽菜は働いてるからね(бвб) 」

「一緒に居る間の生活費は全部国からもらえるのに?」

「それでも働いてるのには変わりないんじゃない?」

「そうだけどさ(汗)」

「麻里ちゃんとこは作ってあげるの?」

「うちは助け合いかな」

「なにそれ」

「篠田の仕事のある日は作ってくれるし
才加の試合の日や遅くなる日は私が作る」

「麻里ちゃんも呼捨てじゃん」

「そう呼んでくださいって言われたからね」

「ふーん・・・で、なんて呼ばせるの」

「麻里子か麻里ちゃんでいいよっていったら
麻里ちゃんと呼んでいいですかって真っ赤になりながら言うんだよ
可愛いんです(*`ω´)」

「はいはい(бвб)」

「ニャロも陽菜ちゃんて呼ばせたら」

「え〜キモい」

「相変わらず冷たいね(笑)そう言えば彼とは別れたの?」

「え、なんで?」

「なんでって、え、まだ付き合ってるの?」

「この後仕事まで会うけど」

「そっちで妊娠しちゃうかもよ(汗)」

「そこは大丈夫、ちゃんとしてるから」

「好きでも無いなら早く別れな」

「好きじゃないけどあっちの方は上手いんだよね(бвб) 」

「はぁ・・・もう何も言わないわ」

「ご馳走様でした・・・わぁもうこんな時間
じゃまた後で!バイバイ」



だって女の子だよ、それも高校生
陽菜が満足できるわけないじゃん   
ね(бвб) 

運命の人 8

減り続ける人口

それを救えるかもしれないのに
断る事なんて許されるわけがなく・・・

夏休みの間、看護師さんと暮らすことになった


「よろしくお願いします(;´-∀-)」

「一応ね決まり事だけ決めておこう」

「そうですね」

「家事は何が出来る?」

「一通りは出来ます」

「へぇー凄いね」

「お母さんは働いてるので
家事くらいは私がやらないと」

「だったら陽菜も働いてるから全部してくれる?」


そうだよね・・・・


「わかりました」

「あと、ここには誰も呼ばない事
外で会えるんだから呼ぶ必要ないでしょ」


お母さんに会いたければ家に帰ればいいし
佐江達には外で会えるし・・・


「そうですねわかりました」

「他に何か聞いておきたい事ある?」

「家賃とか食費はどうしたらいいですか?」

「あぁ・・・家賃はいらないし・・・
このカード渡しておくから適当に買ってきて」

「これは預かれません(;´-∀-)」

「その分のお金貰えるから大丈夫」


国から出るのかな


「カレンダーに大島さん・・・
ん〜なんか距離感あるな
下の名前なんて言うの」

「優子です、大島優子」

「優子でいいかな」

「あ、はい」

「私の事は陽菜でいいよ」

「いきなり年上の人を呼び捨てになんて出来ません!」

「わぁーヤバいね体育会系?」

「はい(-∀-`) 」

「小嶋さん以外だったら何でもいいや
適当に考えておいて
あとカレンダーに予定書いておいてね
陽菜のは全部書いてあるから」

「はい(-∀-`) 」


今日は夜勤でいないけど
そっちの部屋のベッド使ってくれていいからー
と言い残し
まだお昼すぎなのに部屋から出て行った


「ふぅ・・・・・緊張した(;´-∀-)」

「あ、そうそう」

「うわぁ(;´-∀-)」

「アハハいちいち面白いね(бвб) 」

「どうしたんですか(汗)」

「携帯の番号とLINE交換しとくの忘れてた」

「あぁ・・・」

「それと・・・・まあいっか」

「なんですか(;´-∀-)」

「んー忘れた(бвб) 」

「えぇぇぇ」


バイバーイと、軽く手を振りまた出て行った


「・・・・・もう戻ってこないよね・・・」


少しの間構えて待ってみる


大丈夫そうだね、今日は私一人か・・・・ん?
だったら明日来ればよかったんじゃないの?


送っておいた荷物の箱を開け
ここ使っていいよって言われた所を開けると


「・・・・どこ使ったらいいの(;´-∀-)」


洋服があちこちに散らばっていて私のを置くところがない

勝手にさわってもいいのかな・・・そうだ


さっき交換したLINEで聞いてみた


(適当に片付けておいて)


触ってもいいって事だよね?
洗濯とかもするんだから大丈夫か


ぱぱっと片付け自分のを置くスペースを作る


「掃除でもしようかな」


時間があるし、よろしくおねがいしますの思いを込めて
一生懸命掃除してたらあっという間に夕方になっていた


「夕飯どうしようかな・・・・失礼しまーす」


買い物へ行くついでに明日の食材も買っておこうと
冷蔵庫を開けると


「なにこれ(;´-∀-)」


今日何食べたんだろう・・・
バター類はあるからパンかな・・・・

中にはアルコール類とお水
おつまみになるであろうあて?と
デザート類しか入ってなかった


とりあえず一月半ここで食事を作るなら
ある程度の調味料も必要だし
何があるのか調べて買いに行かなきゃ


キッチンの棚などを物色・・・というと聞こえが悪いから
調べさせてもらうとあるにはあったけど
いつの?というほど古いものばかり

それも使った形跡がまったくない・・・


「お腹壊したら大変(;´-∀-)
捨てていいか聞かなきゃだ」


駅前の商店街のスーパー
歩いて10分ほどだけど
自転車がないから全部手に持たないといけないわけで


「あぁァァァ!!手がもげるかと思った(泣)」


ついついあれもこれもと買いすぎてしまった(;´-∀-)


「使いやすいように置かせていただきまーす」


誰もいないのに一応断っておく


「お腹すいた(;´-∀-)
あぁ・・・・ごはん・・・・炊飯器どこ?」


そう言えば見てないな・・・・まさか無いことはないよね?

しかしどこを探しても無くて


「小嶋さんて何食べてるんですかァァー!」


炊飯器がないということはお米もないという事で
仕方なくおかずだけでお腹を満たし
早めに就寝することにして
明日の朝、商店街のパン屋さんにパンを買いに行こう

で、クラブへ行って帰りにお米を買ってくればいっか
5キロだったらなんとか持って帰ってこれそうだし
お鍋があればご飯炊けるしね

うんそうしよう(-∀-`)


お風呂はシャワーにして
朝の用意をして寝室へ


「・・・・・・・・・ここもか・・・・」


脱ぎっぱなしの部屋着
起きっぱなしの布団
開けっ放しのクローゼット


「顔がキレイだといいよね・・・・」


怒られない程度に片付けベッドに潜り込む


・・・・いい匂い・・・・なんだろうこの匂い
シャンプーとは匂いが違うし・・・・
小嶋さんの匂いかな


「はぁ・・・好き(-∀-`) え?(;´-∀-)」


自分で言ってびっくりした
無意識に好きって言ってたから・・・・


「好きなのかな・・・・」


たとえ私が好きになっても向こうは何も感じないんだから
好きになんてなってくれないかもしれない

だって小嶋さんは男の人でもいいんだから・・・・


「はぁ・・・・寝よ、おやすみなさい」


誰もいない隣に声をかけ目を閉じた
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