あんな事言うつもりじゃなかった
でもあまりにも幸せそうに微笑んでいたから
見たこともない笑顔で彼女を見ていたからつい・・・
言ってしまったんだ
「先生って女性が好きなの」
「え?」
「いつも篠田先生が通ると目でおってるし
今だってずっと篠田先生を見てたじゃん」
「ちがっ・・・・・」
「あんまり見てるとバレちゃうよ
あ、予鈴だじゃーね」
先生をずっと見てたから気づいてしまったんだ
自分とおんなじだって言うことを・・・・
昼休み終了を告げるチャイム
そして本チャイムを待ってる教室
「早く用意しないと
小嶋先生チャイムと同時に入って来るからな」
みんなバタバタと次の授業の用意をしていた
「優子どこ行ってたの早く用意しないといきなり当てられるよ」
「私は予習してるから平気」
なんなら当ててほしくて・・・名前を呼んでほしくて
いつもグズグズ用意をしていた・・・・のに
「・・・・・・どうしたんだろ先生来ないじゃん」
「ああ、チャイムが鳴って二分は経ってるよな」
そんな話をしているとドアが開き
先生には珍しくバタバタと入ってきて
教材を床に落としていた
「遅れてゴメンね(汗)」
「先生大丈夫?顔色悪いよ」
「そ、そう?大丈夫えーとどこからだっけ(汗)」
「先に挨拶だろ(笑)」
「そうだった(汗)」
いつも完璧な先生で授業だって完璧なのに
その日はウダウダで授業にならないくらいだった
・・・・・これって私のせい?