気持ちを切り替えその日は楽しめた・・・と思う


「はぁ・・・・」


明日学校へ行くの嫌だな
1時間目から先生の授業あるじゃん・・・
寝坊しようかな(;´-∀-)


で、ゆっくり寝てたら


「何やってるの、学校遅刻するでしょ
早く起きなさい(怒)」

お母さんに無理やり起こされ
いつもより一本遅い電車で無事到着

ゆっくり歩いていたのに
着いたのはホームルーム中で授業には余裕で間に合ってしまった


「優子が遅刻なんて珍しい
やっぱり体調悪いんじゃないの?」

「体は元気なんだ、ほら(-∀-`) 」


わけがわからない踊りを踊って見せると


「いつもの優子だ」


安心したのかみーちゃんは自分の席に戻って行った


いつものようにチャイムと共に教室へ入ってくる先生

いつもなら先生の姿を目で追うから
必ず目があっていたのに
今日は一度も合わない

まあ、私がずっと下を向いてたからなんだけどね

授業中自信の有りそうな人しか当てない先生

なのに


「次の問題を・・・・そうだな・・・・大島さん」


先生の甘い声で名前を呼ばれ、びっくりして顔を上げる


「どうしたの、寝てた?(бвб)」

「寝てません!ただ・・・・」

「ただ?」

「ボーとしてただけです・・・・・」

「文化祭はもう終わったんだから
気持ちを切り替えて
授業に集中しないと駄目だよ」

「はい・・・・・・」


チェッ、誰のせいだと思ってるんだよ(怒)


授業が終わるとみーちゃんがやってきて


「やっぱ、保健室で見てもらったほうが良いよ
優子が小嶋先生の授業でボーとするなんて
あり得ないことなんだから」

「昨日はしゃぎすぎて疲れてただけ
もう復活したから気にしないで」

「だったらいいけど・・・・昨日も変だったじゃん」


空元気バレてたんだ(;´-∀-)


「先生と何かあったの?」

「へぇ?」

「峯岸様を騙せると思ったら大間違いだよ」

「何言ってるの(;´-∀-)」

「授業の気合の入り具合とか
お昼休みに甲斐甲斐しく通ってる所とか
廊下ですれ違った時の顔とか見てたらわかるって」

「はぁ・・・・みーちゃんには敵わないよ」

「私達親友でしょ、なんでも相談してよ」

「本当のことを聞いても引かない?」

「そんなやつは親友とは言わない」

「ありがとう(。-∀-)」



そして全て打ち明けた
私が女性を好きで先生が好きだという事を


「・・・・・・・・」

「やっぱり気持ち悪いよね・・・」

「薄々は気づいてたからやっぱりね、と思っただけで
優子は優子でしょ、どんな優子も私は好きだよ」

「うぅぅぅ・・・・・ありがとうみーちゃん」

「でも先生は無理じゃないかな、彼氏いそうだし」


小嶋先生のことは言わなかった
私が言っていいことじゃないから


「でもさ、思うのは自由でしょ
卒業するまでは夢を見ていたいんだ」

「いいんじゃない、
学校には彼氏いないんだし
優子が独占すればいいじゃん
私に出来ることがあったら何でも言って」

「みーちゃん大好き(。-∀-)
あ、本気の方の好きじゃないから安心してね」

「わかってる、で、まずは何をしたらいい?」

「今は・・・・私と一緒にいてくれるだけでいいや」

「今までと一緒じゃん」

「アハッそうだね」


心の傷が癒えるまで
気持ちをわかってくれる人にそばに居てほしかった

みーちゃんがいてくれて本当に良かった