「わっ!」

「きゃぁー」

「きゃぁぁー(;´-∀-)」


驚かせる為に飛び出しては反対に驚いて奇声をあげる私


その声は結構なところまで響いてたらしく
勝手に集まってくるお客さん

噂が噂を呼び私の所へ
反対に驚かしに来る客が増え
私の声はガラガラ(;´-∀-)


「こんなのお化け屋敷じゃないじゃん
何度も入って来てきてわかってるんだから入口で止めてよ」

「なんで?お金払って入ってくれるんだよ
ありがたいじゃん(ΘωΘ) 」

「そうだけどさ(怒)」

「優子のおかげで売上凄いよ!」

「私に還元してよね」

「打ち上げの資金にするので無理でーす(ΘωΘ) 」

「ちぇっ、声枯れ損じゃん(怒)」

「クラスの為になったんだから喜ばなきゃ」


あぁ・・・のど痛い

せめてのど飴は買って欲しい


明日は学校が休みだから二時からカラオケのパーティルームで打ち上げ
歌は好きだけどみんなの前ではあまり歌いたくない私
喉が痛いという理由で歌わなくて済みそうだ



次の日、朝早くから家を出る

実は午前中にその筋のイベントが行われると知って
前からチケットを取ってたんだよね(-∀-`)
お昼に終わるから打ち上げには間に合うし
打ち上げ場所とは正反対の場所で
クラスメイトには合わない確率の方が高いから安心

なのに


「先生?」

「え、優ちゃんもチケット当たったの?」


ヤバい運命じゃん(-∀-`)


そう思ったのは一瞬で


「陽菜お待たせって、なに私がちょっと遅刻しただけで
JKナンパしちゃってるわけ(笑)」

「違うよ、この子は生徒」

「うそ、ヤバッマジごめん(汗)」

「大丈夫、この子知ってるから」

「そうなの?良かったね」


そう言いながら先生の腕に手を回し
体を引っ付けてる

もしかして・・・・彼女さんなのかな・・・


「こんにちは」

「こんにちは・・・」

「なんか小さくて可愛い♪」

「だめだよ、生徒なんだから」

「わかってるって、私は陽菜だけで十分」

「ウザ(бвб) 」

「酷いでしょ、学校でもこんな感じなの?」

「いえ・・・」

「学校では綺麗で優しい先生だよねぇ〜」

「う、うん・・・」

「そう言われたら頷くしかないじゃんねぇ」

「そんな事は・・・」

「優ちゃんは正直ですごくいい子なんだから」

「陽菜が褒めるなんてよっぽどいい子なんだね(笑)」

「なにそれ(бвб) 」

「だって私にさえめったに褒めてくれないじゃん」


胸が痛くて辛い


「一人なんだったら一緒に行く?」


何も来ていないラインを見るふりをして


「あ、今日打ち上げの幹事で
早くいかないといけないんだった(;´-∀-)
じゃーね先生、また明日学校で」


凄く楽しみにしていたイベントだったけど
先生と彼女さんが仲良くしている姿を見ているのが辛くて
嘘をついてその場から逃げたんだ


「あれ、優子早いじゃん(ΘωΘ) 」


早いも何も朝からずっと目の前のカフェにいた


「どうしたの?」

「え、なにが?」

「この世の終わりみたいな顔してるんだけど」

「どんな顔だよ(笑)」

「何でもないならいいんだけど
体調悪いんだったらいつでも言って」

「あぁ・・・・うん、有難う」


心が悲鳴をあげてるなんて言えるわけない

ふぅ・・・・みんなの前では
元気な大島さんでいなきゃだよね