Merry Christmas

フーディー届いてますかインスタに
あの写真を使うなんて反則だ〜

ファン心理分かり過ぎ問題(笑)


と言う事で(どう言う事?)


私からのプレゼントとして
いつものお話の他に
特別編(クリスマス関係なし)を載せちゃいます

前編後編があるので明日も楽しみにしててくださいね


このお話結構好きなんです(бвб)人(-∀-`) 


ぷーな

うさぎな彼女とリスな私 番外編 前編

コトン


何かが落とされた音で気が付き
巣箱から外を覗いてみると
陽菜よりはるかに小さな動物が
恥ずかしそうにこっちを見ていた


「・・・・・・」

「あ、えーと(;´-∀-)私シマリスの優子って言います」

「・・・・・・」

「白うさぎさんの名前は?」

「陽菜」

「わぁー可愛い名前(-∀-`) 」


無視してまた奥に入って目を閉じる


「また来るね!」


そう言ってリスは帰って行った


少しするとまたコトンコトンと何かを落とす音

無視してまた目を閉じる

入って来る光がなくなり外に出ると
巣箱の前には沢山の食べ物と


「ねえ、何してるの?」

「んぁ?・・・・あぁぁ!!寝ちゃってた
大変だ真っ暗じゃん餌の時間終わってるよ(;´-∀-)」

「・・・・・そこにあるの食べたら」

「これは陽菜ちゃんの為に持って来たものだから食べない!」

グゥゥゥウ・・・・

「我慢せずに食べればいいじゃん」

「でも・・・陽菜ちゃんなにも食べてないでしょ」

「陽菜はいいの・・・・」

「ダメだよ、沢山食べないと元気にならないよ(;´-∀-)」

「どうせ独りぼっちだもん・・・」


陽菜にだって家族や仲間がいた
でもみんな死んじゃった・・・・

「どうして陽菜だけが生き残っちゃったんだろう・・・
みんなと一緒に死ねれば良かったのに
そうしたらこんなに寂しい思いしなくて済んだのに」

「私がいるよ!
それにここには沢山の仲間がいるから寂しくないよ!」

「どうせここだって同じ
潰れたら私達だけ置いて誰もいなくなるんだ
小さな檻の中に沢山詰め込まれて
餌も水も無くなり寝床は汚くなって・・・
そしてみんな弱っていって・・・・(涙)」

「私がずっとそばにいるよ」


そう言ってなぜか恐る恐る近寄ってきて
そっと抱きしめて撫でてるつもりのリス

・・・・どう見ても抱きついて埋もれてるようにしか見えない


「優子は自由に行き来できるけど陽菜はずっとこの檻の中だし」

「違うよ、ここは自由に歩き回れるところなんだ
陽菜ちゃんはまだ来たばかりで弱ってるから中にいるだけで
元気になったら外に出して貰えるよ
そしたら私のお友達沢山紹介するからね(-∀-`) 」

「・・・・・・・一緒に食べよ」

「うん食べよ食べよ(-∀-`) 」


お喋りな優子は口に食べ物を一杯頬張ってしゃべるから
その辺に餌が散らばっていて汚い


「陽菜が汚したみたいになってるからちゃんと綺麗にしていってよね」

「ごめん(;´-∀-)」

そう言うとフサフサの尻尾で床を拭き出すから
ダン!と足で床を叩いて止める

「うわっ!びっくりした(;´-∀-)どうしたの?」

「そんなことしたら体が汚れるじゃん」


毛はフサフサで艶があって陽菜とは全然違う


「汚れたら綺麗にしてくれるから気にしないで」


綺麗になんてしてくれるわけ無い・・・・
体を綺麗にしてくれるのは売られるときだけなんだから


カチャッ・・・・
部屋の明かりが付き人間が入ってきた
慌てて隠れようとしたら


「あれ?なんでこんな所にリスの餌があるんだ?
あ、ゆっぴーまた餌持ち歩いて散らかしてる(*`ω´)」


ほら人間なんて動物の気持ちなんてわかんないんだから


「なーんてね、大好きなにゃろが気になって持ってきてあげてるんだね」


にゃろ?大好き?


「陽菜ちゃんて猫だったの?(;´-∀-)」

「そんなわけ無いじゃん陽菜ウサギだし(怒)」

「だよね、麻里ちゃん変なあだ名つけるの好きで困っちゃう(;´-∀-)」


この大きな人間は麻里ちゃんと言うらしい


「ゆっぴー立派な尻尾が汚れちゃってるじゃん
綺麗にしてあげるからおいで」

「ほらね、綺麗にしてくれるって言ったでしょ(-∀-`) 」

「・・・・・・・・」

まだ信じない・・・・捕まえてそのまま狭い檻に入れられて
二度とでられないかもしれないでしょ
なのにリスは手のひらにのってそのまま肩へ乗っちゃった

「にゃろはまだ綺麗だから大丈夫か」


「はぁ?陽菜が綺麗なわけない
どんどんグレーになっていって毛も所々抜けていってて
前足なんて真っ黒に・・・・・あれ・・・・しろ・・・い」

「陽菜ちゃん真っ白だよ(-∀-`) 」

「受け取りに行ったときは弱りすぎててもうだめかと思ったけど
ゆっぴーがずっと寄り添ってあげてたんだよね〜偉かったぞ」


そう言ってリスの頭を指で撫でてる


「ねえ、どうして陽菜汚れてないの」


「陽菜ちゃんは意識朦朧としてたからあまり覚えてないと思うけど
麻里ちゃんが毎日少しずつ丁寧に綺麗にしてくれたんだよ」

「・・・・・・・」

「意識がハッキリしたらすぐ小屋に潜っちゃったでしょ
だからあまり刺激したらだめだよって言われてて・・・・
そばに行けなくて・・・・一人にしてごめんね
寂しかったよね」


そう言うと今度は勢いよく人間の肩から駆け下り
陽菜に向かって突進してきてクビに抱きつきスリスリしだした


「愛だね〜(*`ω´)」


こんな小さいのに暖かく感じるのは何故だろう・・・・



カチャッ


「ニャロそろそろ起きないと・・・て
いつの間に上がってきてたの?全然気づかなかった(汗)」


どうやら夢だったみたい

でも暖かいのは優ちゃんが陽菜のベッドに潜り込み
抱きついて寝てるから


昔を少し思い出した

あの頃も優ちゃんが陽菜のために餌をせっせと運んでたっけ

全然足らなかったけど(笑)


「ゆっ・・・・・」

「起こさなくて良いから」


麻里ちゃんが優ちゃんを起こそうとするのを止める
夢だけど良い人間でむかつく
本当は人間じゃ無いけど・・・・



「でも今日ショッピングついてきてくれるって・・・・・」

「明日行ってあげるから今日はこのまま二度寝する」

「はぁ・・・・・ゆっぴーには敵わないか
仕方ない珠理奈を誘おーと♪
おやすみー(笑)(*`ω´)」


仕方ないって顔じゃ無いけどね(笑)

リスの時もこうやってよく抱きついて眠ってたよね
たまに押しつぶしそうになってたのは良い思い出


「すき(бвб)」


起きてるときには言えない言葉を言ってみる


「大好きだよ優ちゃん」


抱き付く力が少し強くなったような気がしたけど
そっと頭に唇を落としまた目を閉じた



スクープ H 32

優ちゃんと会ってから一週間後

スクープ写真が出て業界は騒然となった

テレビは軒並みその話題でもちきりで
他に被害者は居ないかと
各局それそれ調べに調べてるから
いつ陽菜の名前が出るかドキドキしてるんだけど
数が多すぎるし
ましてや未成年との事は言わないだろうし
元マネージャーがお金の為にリークしない限り
バレないとは思う
だって掘り下げたらマネージャーも捕まっちゃうしね

でも


「ねえ、あの料亭って行った事あるよね」

「あの人にも会ってるで」



余計な事思い出さなくていいのに・・・


「あの時、私とたかみなはマネージャーに送って貰って
陽菜は確か・・・・」

「そんな事あったかな?覚えてないし(бвб) 」

「いや、絶対に行ってる、まだ未成年やのに
パルだけお酒飲まされてたから覚えてる」

「陽菜は大丈夫だったんだよね?」

「だから覚えてないって」

「覚えてないって事は大丈夫やったんやろ・・・」


あの時の事を忘れた事は一度も無い
だって陽菜の初めてだったんだから・・・


「だったらいいんだけどさ・・・」


少し疑ってるみーちゃん

陽菜も襲われたよって言ったらどうする気だったの?

今更どうする事も出来ないでしょ
雰囲気が悪くなるだけじゃん


それに枕営業させられたのは
あの時だけじゃないからもっと言えない・・・



このネタのおかげで陽菜への関心は薄くなっていき
アイドル活動も順調

女性と付き合ってるってわかってから
ファン層が変わった

百合系?の女性ファンが増えコンサートでの割合も
半々くらいになり
黄色い声が飛び交いだして面白い



「やっとお休み貰えた」

「いらっしゃい、じゃなかった
おかえり(´-∀-)」

「ただいま(бвб)」


報道から二カ月
心配した事は何も起こらず
陽菜の記事もいつの間にか忘れられていた


「だいぶ写真溜まった?」

「先週は少し遠出してきたんだけど
良いの撮れたよ(´-∀-)」

「わぁー早く見たい♪」


優ちゃんが撮る風景は心が癒されるから
疲れた体には最高の栄養剤


「陽菜これ好き」

「それでしょ、言うと思った(´-∀-)」

「ねえ、こんないい写真が撮れてるんだから
ここに飾ったら?」

「お店の中?」

「そう、ついでに売っちゃえばいいのに」

「名もない写真家の写真なんて売れないよ(;´-∀-)」

「そうかな・・・・飾るだけ飾ればいいじゃん
そしてたまにここで個展開けば?」

「個展か・・・喫茶店を利用した絵画展とかあるもんね」

「そうだよ、一週間は早いから・・・
二週間とかひと月とかずつ
写真を替えて行けばいいじゃん」

「その発想は無かった、さすが陽菜だね」

「エヘン(бвб) 」

「で、明日どこ行きたい?」

「優ちゃんの行きたいとこ」

「そこに行くと写真中心になっちゃうよ(;´-∀-)」

「その風景の一部に陽菜、なれないかな?」

「どういう事」

「陽菜を撮って欲しい」

「観賞用?」

「今ね写真集の話が出てるの」

「モデルの仕事頑張ってるもんね」

「陽菜は優ちゃんに撮って欲しい」

「それこそ無理だよ(;´-∀-)」

「優ちゃんに撮ってもらう方が絶対に綺麗な自信あるもん
持ち込んで納得させる自信しかない」

「でも、カメラマン誰?てなった時どうするの」

「大島優子ですって言うよ」

「せっかく収まって来たのに(;´-∀-)」

「優ちゃんSNS見てないの?」

「あんまり見ないかな」

「陽菜達のファンの間でね相手は誰だろうって
予想するのが流行ってるの」

「絶対に出ないよね(笑)」

「だよね、色んな女優さんとかアイドルの
名前が挙がってるから見てて面白いよ(笑)」

「それだけその人達と仲いいって事だよね・・・」

「ふふ、ヤキモチ妬いてくれる?」

「アイドルの仕事だから仕方ないと思ってる・・・」

「そのおかげで女性ファンが凄く増えて
男性ファンの間でも男だったら嫌だけど
女だったらなんか許せる、て言う人も出てきてる」

「そう言うものなの?」

「みんな心が広いよね(笑)」

「そうだね」

「だから、写真集が成功したら言ってもいいかなって」

「ダメだって(;´-∀-)」

「たかみなもみーちゃんも許してくれるよ」


多分だけど



「アイドル続けられなくなったらどうするの(;´-∀-)」

「そんな事で潰れない自信ある
だって陽菜達はただのアイドルじゃなくて
変幻自在なアイドルだもん」

「なにそれ(笑)」

「言われる仕事は何でもこなすって事
熱湯風呂だって入るよ」


みーちゃんとたかみながだけどね(бвб) 

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