”中島優子結婚へ、お腹には赤ちゃんが”

卒業コンサートは行わず、そのままアメリカへ



推しに彼氏がいて妊娠までしていたなんて・・・・

それでも約10年間追いかけてきた人だから嫌いになんてなれないけど
卒コンが無いのはショックすぎてどうしたらいいのかわからない


「小嶋さんどうかしました?」


廊下の端で携帯でニュースを漁ってたら呼ぶ声がして
振り向くと推しが目の前に!?


「優子・・・・」

「あ、はい優子ですけどいきなり名前で呼ばれると照れますね(;´-∀-)」

「ごめんなさい大島さん(汗)」


会社にいるわけないじゃん、しっかりしろ陽菜


「優子でいいですよ(-∀-`) 」


「大島さんこそどうしたのもうお昼でしょ」

「今日お弁当作って来てて外で食べようかと思って通ったら
小嶋さんが凄い顔して携帯見てたんで何かあったのかなって」


「気にしないで食べに行って」

「・・・・小嶋さんお昼は?」

「食べに行こうと思ってたんだけど今からだと無理そうだから
コンビニで何か買ってくる」

「あ、じゃーお弁当半分食べませんか
今日多めに作っちゃったんで」

「多めにって言っても一人分でしょ?」

「大丈夫ですお菓子もあるので(笑)」

「本当にいいの?」

「いいですよ、そこの非常階段の踊り場でいいですか?」

「うん、水筒持ってくるね」

「はい、待ってます(-∀-`) 」


やばい、あの笑顔優子そのものなんだけど

推しが作ったお弁当を食べるヲタク・・・・
昔番組でそんな企画してたよね

推しと一緒にバーベキューもあったっけ

あと、バス旅とか、遊園地で遊ぶとか


見事に全落して一度も握手以外で会えなかった思い出

あぁぁぁ思い出になってるじゃん



「お待たせ」

「一応半分に取り分けてみました、はいどうぞ」

「私がそっちでいいよ(汗)」

「いいえ、小嶋さんは先輩なのでこちらを食べて下さい」


そう言って自分は蓋に取り分けたのを食べだした大島さん


「ありがとう、いただきます(бвб)
・・・・んんっ・・・美味しいこれ自分で作ったの?」

「一人暮らしなので自分で作ってますよ」

「大島さんも一人暮らしなんだ」

「私は実家が栃木で通えないので仕方なく
小嶋さんの実家も遠いんですか?」

「私は埼玉だから通おうと思えば通えるんだけど・・」


追っかけするたびに煩いから大学から家を出たんだけど
理由は言えないよね(汗)


「ご馳走様でした(бвб) この御礼にこんどご飯奢るね」

「マジですか、じゃー今日の夜行きましょう」

「普通ランチでしょ(笑)」

「そっか・・・・そうですよね(;´-∀-)」


でも、今日は一人でいたくないかも


「フルコースじゃなくてもいいなら(笑)」

「そんな豪華なのいりませんよ、居酒屋で十分です」



飲みたかったし・・・いっか


「お店は任せるね」

「はい!」


それからLINEを交換して仕事に戻った