「冷たい方がいいよね?」

「代わります」

「いいよ、お誕生日の人は座ってて(бвб) 」

「大丈夫ですか?」

「もう殆ど冷めてるから、大島さんは大丈夫なの?」

「私あんまり飲んでないんですよ
二杯目からノンアルにしてたので」

「かしこーい、陽菜もそうすればよかった」

「あ!」

「ん?」

「今自分の事陽菜って言いましたよね
いつも私って言ってるから新鮮でヤバい」

「社会人になって直したんだけど
酔ったり気を抜くと出ちゃうの(汗)」

「私の前ではそれでお願いします(-∀-`) 」

「ダーメ、癖になっちゃうから、はいどうぞ
改めてお誕生日おめでとう(бвб) 」

「アハッ(-∀-`) ありがとうございます」


グラスとグラスを合わせお祝い


「・・・・・・」
「・・・・・・」


少しの沈黙
握手会の事を少しだけだけど思い出しちゃった(汗)


・・・・そうだ

カバンをあけ


「これ、さっきの会で渡そうと思ってたんだけど渡しそびれちゃって(汗)」

「もしかしてプレゼントですか!!?」

「もしかしなくてもプレゼント(笑)」

「やったー(-∀-`) 今開けてもいいですか?」

「うん、あ、そんなにいい物じゃないから期待はしないで(汗)」


言い終わらないうちに開けちゃってるし(笑)


「これ」

「この前お泊りした時部屋着ロングTシャツだって言ってたでしょ
それなら何枚あってもいいかなって(汗)」

「めちゃくちゃ嬉しいですありがとうございます(-∀-`) 」


そう言って抱き付いてきたからビックリして後ろに倒れてしまった


「すみませ・・・・・」


大島さんの顔が陽菜の顔の上にあって
目と目が合い何故か目を閉じた陽菜

唇と唇が重なり合うのは当たり前で・・・・
大島さんの手が陽菜の胸に


「んっ・・待って(汗)」



また両手で大島さんを押しのけてしまった
だってまだ友達だし・・・・なのに目を閉じた陽菜


「ごめんなさい・・・今日はもう帰ります
プレゼントとカフェオレありがとうございました」


目を一切あわさずプレゼントを自分のカバンに入れ帰ろうとする
大島さんのシャツを無意識に掴んでいた


「小嶋さん?」

「帰らないで・・・・・」

「へぇ?」

「帰っちゃヤダ」

「それ、分かって言ってます?」


コクンと頷く


「もう、途中で止めませんからね」


もう一度コクンと頷くとそのまま寝室に連れて行かれ
陽菜達は一線を越えた




「うんんん・・・・・ん?」


隣に人の気配がして目が覚める


「ゆう・・・こ?」


じゃない・・・ことは無いけどアイドルじゃない優子が隣で寝ていた

本当にそっくり、双子だと言って通用するほどだ

でもこの小鼻の感じは少し違うし当たり前だけどほくろの位置だって違う


「綺麗」


頬に軽く触れたらいきなり目が開き手を掴まれた


「起きてたの(汗)」

「アハッ先に起きて綺麗な小嶋さんの寝顔を堪能してました(笑)」

「酷い」

「怒った顔も好きです(-∀-`) 」

「もう・・・キャッ(汗)」


いいきなり抱き付いてきたから声を出してしまった


「恋人に昇格でいいですか?」

「う・・・ん・・」

「やっぱり無しはダメですからね」

「うん、でも会社ではまだ言わないで欲しい
色々と仕事がやりにくくなるかもしれないし・・・」


「わかりました、はぁ・・・ずっとこうしていたいけど
明日会社なので帰らなきゃ」


いつの間にか外は真っ暗で
時計の短い針は8を指していた


「運動したらお腹すいちゃった(-∀-`) 」

「駅前のカフェ9時まで開いてるから行こう
そこケーキが美味しいの(бвб) 」


「そうなんですか?急いでいかなきゃ」


そう言うと飛び起きベッドから下りて下着をつけだした


「小嶋さんも早・・・・う〜ん・・・」

「どうかした?」

「付き合ってるのに小嶋さん大島さん呼びはおかしいかも」

「そうかな」

「だって推し?の事はなんて呼んでました?」

「優子かな」

「でしょう、だから私の事は優ちゃんでお願いします
小嶋さんの事は陽菜って呼んでいいですか?」

「い、いいけど会社ではダメだよ(汗)」

「わかってま・・・わかってる(-∀-`) 」


敬語もなし?


「ほら早く着替えて行くよ」

「う、うん」

「どうしたの?」

「先にリビングで待っててくれるかな(汗)」

「・・・・あぁぁ、アハッ(-∀-`) もう全部見たのに(笑)」

「それと今とは別なの!」


仕方ないなーて笑いながら部屋を出て行ったからベッドから降りたら



「カチャッあぁそうだ(-∀-`) 」

「きゃぁぁぁ」

「プレゼントのTシャツ陽菜の家に置いておいていい?」

「いいから早く出て行って(汗)」


そんなの後で言えばいいじゃん
確信犯なんだから(怒)