「優ちゃん起きて、ご飯だよ
」
目をコシコシしながら起きてきた
「偉いね
パンケーキ焼いたから食べようね、はい牛乳」
「ありやと、いたらきまちゅ」
まだ目がしょぼしょぼしてるけど口いっぱいに詰め込んでモグモグ食べてる
「優ちゃん頬張りすぎだよ!」キョトンとした顔で陽菜を見る
言葉まだわかんないか
「お口の中に沢山入れたらダメってこと」
眉毛をハの字に下げて「ごめんなちゃい
」
「のどに詰まったらいけないから分けて食べようね」 「うん
」
今度は少なすぎだし・・・・・子供に教えるのって難しい
後部座席のチャイルドシートに載せて保育園に向かう
麻里ちゃん家に近い保育園だから陽菜のマンションからは少し遠い
「優ちゃん着いたよ!」ベルトをはずしておろしてあげる
「荷物多いから自分のカバン持ってね」「はーい
」
肩からかけてあげると走って行こうとするから
「危ないから走っちゃダメ!」ピタッと止まると
また情けない顔で振り向く
「一緒に行かないとお部屋わかんないでしょ」
早足で戻ってくると陽菜の横に来て服の端をぎゅっと握って
一緒に歩き出した
確か、りす組さんだったよね・・・探していると
「にゃろ、ゆっぴーおはよう!」
「麻里ちゃん助かった!これ持って」布団を渡す
「ちょっとにゃろさん
」
「りす組ってどこ?」
「ゆっぴーりす組さんなんだ、珠理奈のパンダ組さんの隣の部屋だよ」
優ちゃんは珠理奈と仲良く手をつないで歩いてる
部屋の前まで「優ちゃんはこっちの部屋だよ」
「じゅりたんといっちょがいい!」
「優ちゃんの方が一つお姉さんだから別なんだよ」
「やだ・・・いっちょがいいの!」やだ泣き出しちゃった・・・どうしよう
「あれあれ
泣いているのはどのこかなぁ〜
」
オーバーアクションで若い先生が部屋から出てきて優ちゃんをヒョイっと抱き上げた
「りす組担任の柏木です」
「今日からお世話になります大島優子の保護者の小嶋です」
「じゅりちゃんママの妹さんなんですよね」
「そうなんです」
「姉妹で美人さんですね
」
「いえ、そんなことないですよ、先生も可愛いですから」
いつの間にか泣き止んで先生の胸に頬をスリスリしてる優ちゃん・・・・
ムウッ、おっきいおっぱいなら誰でもいいのか?
でもかしわげちゃん確かに胸おっきいよね
麻里ちゃんに用意のしかたを教えてもらった
「優ちゃん、先生の言う事ちゃんと聞くんだよ!」
「ハーイ
」
「小嶋さん行ってらっしゃい、優子ちゃんバイバイしようね!」
「にゃんにゃんばいばい
」
かしわげちゃんに抱かれながら手を振る優ちゃん
なんか複雑
頭と体を洗ってあげて先に湯船に入れて自分も急いで洗う
お風呂用のおもちゃで遊んでるしゆっくりでもいいんだけど
なんか焦っちゃう
「にゃんにゃんおっぱい大きいね」 「えっ
」
「優子ねまだぺったんこだけどね大きくなったらね大きくなるの」
なんか今一わかんないけどたぶん体が大きくなったらって事かな?
「へえーそうなの?」
「パパはねおっきいのにぺったんこだった
」
そう言いながら小さい手で触ってくる
「ちょっと、こしょばいよ
」
「やわりゃかいね
」嬉しそうに揉み揉みしてるんだけど・・・
「はい!おしまーい
10数えれるかな
」
「できりゅー
いーち、にーい、ちゃーん・・・・」
子供に触られてるのにやばかったかも
「じゅうー
」 「良く出来ました!上がろうね」
バスタオルで拭いてあげてパンツとシャツを着せてドアから出す
陽菜もパジャマを着てリビングへ
牛乳を飲ませて「さあ、ねよっか!」 「まだねむくない
」
まだ9時だけど子供は寝る時間だよね・・・まっいっか
「陽菜ドラマ見るけど一緒に見る?」 「うん
」
ソファーに座ると隣にちょこんと座って陽菜にもたれ掛りながら大人しく見てる
CMになって覗き込むと寝ちゃってて
そのまま抱き上げてベットに運び寝かせて電気を消してリビングに戻った
11時になってそろそろ寝ようかな、と思ってら
「わーんパーパー
」大声で泣き出したから慌てて飛んでいく
「優ちゃんどうしたの?」
「パッ・ヒク・・パッ・・ヒク」ヒクヒク言って泣きじゃくっている
ギュって抱きしめてあげて「優ちゃん大丈夫だよ陽菜だいるよ」
「にゃ・・ヒクッ、にゃん・・・ひくっ」
「どうしたの?」
「くりゃいの・・こわい・・ひくっ」あっ電気全部消して真っ暗だったから・・・
「ごめんね、小さい電気点けようね」
小さい電気を点けて抱いたままリビングに行って電気を消してベットに戻る
横に寝かせると抱きついて来て胸に顔を埋めたかと思うと
寝る位置を捜してるのかスリスリしてきて手も使いだす
しばらくほっておくとスースー言い出して眠ってしまった
お母さんが1歳の時亡くなったって言ってたし
おっぱいが珍しいのかな
優子
廻るお寿司屋さんでご飯を食べそこでこじぱと別れた
バイトに向かうけどまだ時間があったから近くのビルの壁に
もたれて携帯で旅行の事を調べていたら
「あれーこんな所で会うなんて運命じゃない(笑)」
「篠田先輩(汗)」
「バイトは無いの?」
「まだ30分あるので時間つぶしてます」
「立ってないでさカフェ行こうよ、もちろん奢ってあげるからさ(*`ω´) 」
「えっ!でも(汗)」携帯を持つ腕を掴まれて
「はい!行くよー」引っ張られていく・・・
そこはおしゃれなカフェで・・・・高そう(汗)
「飲んでる時間は無いので行きます(汗)」
「今、高そう!て思ったでしょ(笑)」」
「ウエッ(汗)」
「ここのパンケーキ美味しいんだよねーでもさ多すぎて
一人で食べきれないからさ、ゆっぴー半分食べてくれたら嬉しいなー」
そう言われたら断れないよ(汗)
「わかりました、食べたらすぐ行きますけどいいですか?」
「わーい(*`ω´) 早く入ろ!」
篠田先輩は紅茶を頼み私オレンジジュース
そして特製パンケーキを一つ注文
「凄ーい!おいしそう(´-∀-)」
「でしょ!また来ようね(*`ω´) 」
「ハイ!!」
あっ・・・つい返事しちゃった(汗)
先輩が切り分けてくれて急いで食べる
「篠田はもう少しゆっくりしていくから」
「ご馳走様でした、お先に失礼します」
カフェを出てバイトに向かう
旅行の事調べられなかった・・・帰ってからでいいか
それにしても美味しかったな〜(´-∀-)
今度のバイト代が出たらこじぱを誘って行こうっと(´-∀-)