可愛い恋人 U   22

陽菜

撮影は今日渡された台本で最後

ドラマが終われば優子とは会わなくなるんだろうなー

そう思ってたのに優ちゃんが寂しそうにして
泊りに来てって言うから陽菜の心が
またザワザワし始める

陽菜優子の事を・・・
でも、もう少し気づかないふりするね、ごめん、優子

セレモニーの日時も決まって
スッキリしたのか前よりも明るくなった優子

「にゃんにゃんゴールデンウイークは仕事?」

「1・2・3日は休みだから優ちゃん保育園お休みさせて
どこかに行こうと思ってる(бвб) 」

「大島さん3・4・5日と大阪なんだけど
ちょうど1・2日は空いてるからUSJに行かない?」

「大阪の?」

「そう、前乗りするから一緒に行こうよ 」

DLはこの前行ったけどUSJは
まだ連れて行ってあげたことないし・・・どうしよう

「もしかして行くとこ決まってた 」

「ううん・・・決まっては無いけど・・・」

「行こうよ!休日に行くよりはすいてるんじゃないかな?」

「優ちゃん、USJに行きたい?」

「ゆうえちゅでぇー?」

「スヌーピーとかキティちゃんが居てる所だよ」

「優子たんもいくの?」

「行くよ(´-∀-)」

「優子も行く 」

「じゃー一泊だけしようかな」

「えー二泊してよ、大島さん次の日一人じゃん  」

「・・・じゃー二泊で・・・」

「やったー(´-∀-)優子ちゃんいっぱい遊ぼうね 」

「うん(´-∀-)あちょぼうね 」

三人かー・・・大丈夫かな(бвб) 

記憶の中に   4

「サラサラヘアーで大きな瞳
ぽてっとした唇にあるホクロ
おバカっぽい話し方で甘い声・・・」

二つの会議が終わり麻里ちゃんと遅い夕食中

「今日は篠田のマンションに来ないって言ってたよね」

「えっ!?行かないよご飯食べてるだけじゃん」

「ゆっぴーはニャロに一目ぼれしたんじゃないの?」

「ニャロ?」

「そう、小嶋陽菜フニャフニャしててネコみたいでしょ?
だからニャロ(*`ω´) 」

「もしかして・・・・・もう食べちゃってるとか(汗)」

「そうだよ(*`ω´) て、言いたいとこだけど
篠田に付いた唯一の汚点!
この篠田が本気出してアタックしても落ちなかった女」

「へえー珍しい・・・て言うか、
社員全員に手を出してるんじゃないよね(怒)」

「篠田は美人か可愛い子にしか手を出さないよ(*`ω´) 」

「・・・うちの会社、面接は麻里ちゃんがしてるよね」

「そうだったかなぁー(*`ω´) 」

「まさか、顔と体で選んでないよね(汗)」

「どうでしょ(*`ω´) 」

「ちょっと!会社つぶす気(汗)」

「大丈夫、ニャロ以外はちゃんと試験もして選んでるから」

「陽菜は違うの?」

「ニャロはなんていうかぁー・・・インスピレーション?」

「ちょっと(汗)もっとまじめにしなきゃダメじゃん(怒)」

「ゆっぴーはさ、真面目すぎなんだよ
もう少し肩の力を抜いたら」

「無理だよ・・・」

「社員の前でもさ、篠田と話すようにしゃべればいいんだよ」

「そんなことしたら舐められちゃうじゃん
ただでさえ何もわからず社長になって・・・
それにまだ若いし・・・」

「篠田とあんまり変わんないでしょ」

「麻里ちゃんは高校出てすぐこの会社に入って
実力で専務まで上り詰めて
パパの右腕だったじゃん、全然違うよ」

「そんなに褒めても、女の子は紹介してあげないよ(*`ω´) 」

「ハァー・・・どうやって上り詰めたのか知りたいよ」

「あら、篠田の体全部知ってるでしょ(*`ω´) 」

「もういいって(怒)」

そんないい加減な麻里ちゃんのおかげで
陽菜と知り合えたんだけどね
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