陽菜
撮影は今日渡された台本で最後
ドラマが終われば優子とは会わなくなるんだろうなー
そう思ってたのに優ちゃんが寂しそうにして
泊りに来てって言うから陽菜の心が
またザワザワし始める
陽菜優子の事を・・・
でも、もう少し気づかないふりするね、ごめん、優子
セレモニーの日時も決まって
スッキリしたのか前よりも明るくなった優子
「にゃんにゃんゴールデンウイークは仕事?」
「1・2・3日は休みだから優ちゃん保育園お休みさせて
どこかに行こうと思ってる(бвб) 」
「大島さん3・4・5日と大阪なんだけど
ちょうど1・2日は空いてるからUSJに行かない?」
「大阪の?」
「そう、前乗りするから一緒に行こうよ 」
DLはこの前行ったけどUSJは
まだ連れて行ってあげたことないし・・・どうしよう
「もしかして行くとこ決まってた 」
「ううん・・・決まっては無いけど・・・」
「行こうよ!休日に行くよりはすいてるんじゃないかな?」
「優ちゃん、USJに行きたい?」
「ゆうえちゅでぇー?」
「スヌーピーとかキティちゃんが居てる所だよ」
「優子たんもいくの?」
「行くよ(´-∀-)」
「優子も行く 」
「じゃー一泊だけしようかな」
「えー二泊してよ、大島さん次の日一人じゃん 」
「・・・じゃー二泊で・・・」
「やったー(´-∀-)優子ちゃんいっぱい遊ぼうね 」
「うん(´-∀-)あちょぼうね 」
三人かー・・・大丈夫かな(бвб)
「サラサラヘアーで大きな瞳
ぽてっとした唇にあるホクロ
おバカっぽい話し方で甘い声・・・」
二つの会議が終わり麻里ちゃんと遅い夕食中
「今日は篠田のマンションに来ないって言ってたよね」
「えっ!?行かないよご飯食べてるだけじゃん」
「ゆっぴーはニャロに一目ぼれしたんじゃないの?」
「ニャロ?」
「そう、小嶋陽菜フニャフニャしててネコみたいでしょ?
だからニャロ(*`ω´) 」
「もしかして・・・・・もう食べちゃってるとか(汗)」
「そうだよ(*`ω´) て、言いたいとこだけど
篠田に付いた唯一の汚点!
この篠田が本気出してアタックしても落ちなかった女」
「へえー珍しい・・・て言うか、
社員全員に手を出してるんじゃないよね(怒)」
「篠田は美人か可愛い子にしか手を出さないよ(*`ω´) 」
「・・・うちの会社、面接は麻里ちゃんがしてるよね」
「そうだったかなぁー(*`ω´) 」
「まさか、顔と体で選んでないよね(汗)」
「どうでしょ(*`ω´) 」
「ちょっと!会社つぶす気(汗)」
「大丈夫、ニャロ以外はちゃんと試験もして選んでるから」
「陽菜は違うの?」
「ニャロはなんていうかぁー・・・インスピレーション?」
「ちょっと(汗)もっとまじめにしなきゃダメじゃん(怒)」
「ゆっぴーはさ、真面目すぎなんだよ
もう少し肩の力を抜いたら」
「無理だよ・・・」
「社員の前でもさ、篠田と話すようにしゃべればいいんだよ」
「そんなことしたら舐められちゃうじゃん
ただでさえ何もわからず社長になって・・・
それにまだ若いし・・・」
「篠田とあんまり変わんないでしょ」
「麻里ちゃんは高校出てすぐこの会社に入って
実力で専務まで上り詰めて
パパの右腕だったじゃん、全然違うよ」
「そんなに褒めても、女の子は紹介してあげないよ(*`ω´) 」
「ハァー・・・どうやって上り詰めたのか知りたいよ」
「あら、篠田の体全部知ってるでしょ(*`ω´) 」
「もういいって(怒)」
そんないい加減な麻里ちゃんのおかげで
陽菜と知り合えたんだけどね