優子
次の日から俺頑張った
一人で寝るのは怖かったけど布団にもぐり
泣きながら眠る毎日
宿題のほかにもドリルを買ってもらってやったし
TVのクイズ番組見て勉強したり、言葉だって・・・
「みなみお兄様お風呂先に入ってもよろしいでしょうか」
「あっ、ああいいよ(汗)」
「ありがとうございます」
「麻里子お姉さまいつも食事の用意ありがとうございます
とてもおいしいです」
「由紀お姉さまドリルの答え合わせしていただけますか」
あれから一か月友達とも遊ばず
公園にもいかなくなり家の中で勉強の毎日・・・
にゃんにゃんにあっても飛びついて行かず
「陽菜さんおはようございます」
「優ちゃんきもい(бвб)」
「佐江君途中まで一緒に行きましょう」
「優子言葉変だぞ?」
俺の激変ぶりに戸惑っていた周りも
だんだん慣れてきたみたいで何も言わなくなった
このまま俺やって行けるのかな・・・
自分が自分じゃないみたいだし
にゃんにゃんに触れれないのは苦しくて・・・
でもにゃんにゃんにふさわしい男になるためだから
我慢しなくちゃ・・・
そう心に決めたのに・・・
「優ちゃん明日の土曜日遊園地行こう(бвб)」
「いっ!(-∀-`) ・・・勉強があるのでいけません・・・・」
大人の男は遊園地なんかで喜ばないよな
「優ちゃんどうしたの?この頃おかしいよ?
それに少し痩せたんじゃないの(бвб)」
にゃんにゃん彼氏がいるくせに・・・
「彼氏さんと行った方がいいんじゃないですか」
「・・・・・陽菜彼氏なんていないよ?」
なに!?いないだと(驚)
「でも前に一緒に帰ってたじゃないか!」
「えぇー・・・いつ(бвб)」
「公園であったもん」
「?・・・・あぁ!佐藤君の事かな
あの日はテスト前だったから学校で勉強教えてもらってたの
そしたら家まで送るって言われて方向同じだったから
いいよって言っただけだもん」
「でもスゲー楽しそうにしゃべってたじゃないか!」
「結構面白い子でお笑いが好きなんだって
陽菜も好きだから話があって盛り上がったんだもん」
「・・・・・だって俺の事隣の子だって言った」
「本当の事じゃん、優ちゃん陽菜の弟じゃないでしょ?」
「・・・・・」
「もしかして陽菜のせいで優ちゃんおかしくなってたの?」
「おかしくないやい!大人の男だもん(怒)」
「全然大人じゃなかったけどなぁー(笑)」
「ううぅぅ・・・にゃんにゃん(涙)」
「ふふ・・・おいで(бвб)」
手を広げて待っているにゃんにゃんの胸に飛び込んだ
抱き付いて顔をスリスリすると
「陽菜は前の優ちゃんの方が好きだなぁー(бвб)」
「俺様でも?」
「うん、可愛いよ(бвб)」
「変態でも?」
「うーん・・・それはちょっと困るけど
二人の時ならいいよ(бвб)」
「俺と結婚してくれる?」
「大きくなったらね(笑)」
「背?」
「それもあるけど、優ちゃんが結婚できる年になると
陽菜は26歳になっちゃうから・・・
それでもまだ好きでいてくれたなら結婚してあげてもいいよ」
「絶対!待っててくれる?」
「どうかなー素敵な人が現れたらそっちに行っちゃうかも(笑)」
18歳になるまでにゃんにゃんの側を離れないぜ
悪い虫がつかないように見張っとくんだからな!