記憶の中に   11

「ご馳走様でした(бвб) 」

「ここは篠田が払うからいいよ(*`ω´) 」

「当たり前じゃん誘ったの麻里ちゃんだし
お給料だって一番貰ってるんだから(бвб) 」

「うっ・・・」

「そうだねぇー篠田の上は社長さんだもんねぇ(*`ω´) 」

「いいなー陽菜下っ端だから少ししかもらえないのに
家賃払って生活費引いたらほとんど残んないもん・・・むう」

「一人暮らしなんだ・・・」

「そうだよ!だからたまに課長の家とかめーたんの家に行って
夕飯ご馳走してもらってるの(бвб) 」

「めーたん?」

「大堀主任の事だよ(笑)」

「恋人はいないの?」

「うーん・・・何人かと付き合ったことあるけど
本気になれなくて・・・すぐ別れちゃう」

「好きになった人はいないの?」

「・・・・・えっと、みんなすぐ体を求めてくるし
こんな人だと思ってなかったって言って離れて行っちゃうからいないかな」

初めの間はなんだったんだろう?

「何で篠田とは付き合ってくれないの(涙)」

「うーん・・・わかんないけど・・・なんかヤダ(бвб) 」

「ひどーい(泣)意外に付き合うといいやつかもよ」

「陽菜これでも全部の課に仕事で行ってて
麻里ちゃんの話題は毎日聞こえてくるもん」

「アハハハ日ごろの行いがやっぱりね(´-∀-)」

「篠田はみんなを平等に愛してるのに」

「それは愛とは言わないよ!
やっぱり一人の人を大きく深く思う事が愛してるって事だと思うもん」

この時私の心の奥に刺さっていた棘が抜けたような気がした

お姉ちゃんの親友 U   3

陽菜

陽菜は男女問わずにモテる
だから女の子とも付き合ったことがある

でもね向こうから付き合ってって言ってくるのに
別れの言葉も向こうから・・・これっておかしくない(бвб) 

まあ、陽菜は全然気にしないからいいんだけどね
だって好きってわかんないんだもん(бвб) 

麻里ちゃんとは一度だけ酔った勢いでやっちゃったみたい(汗)

二人とも覚えてないんだけど朝起きたら裸でシーツも乱れてたから
きっとやったんだと思うの・・・まさかプロレスしないでしょ(笑)

元々恋愛感情なんてなかったからそれからも友達として続いてる

まあ、今では会社の社長さんなんだけど、陽菜にしたらどうでもいいもん

そんな陽菜の心をたった一日で奪った優ちゃん

会社の前で佇んでいたださい高校生

いつもの陽菜だったら絶対無視してたと思う

何故か気になって声をかけたら麻里ちゃんの妹で
仕事関係でもないのに名刺を渡すのもあり得ない事

その後仕事が忙しくて忘れてたけど
たまたまモデルの仕事が早く終わって会社に帰るのが嫌で
公園でサボってたら聞こえてきた会話

高校生のカップルが話していて優子!て聞こえて
そういえば麻里ちゃんの妹も優子だったなーて思ってたら
バージンがどうとかなんか争ってる感じになって
キャッ!!て言う声がして女の子は嫌がってる感じ?

仕方なく助けに行くとビックリ!

麻里ちゃんの妹じゃん(汗)

泣いてる顔・・・なんかそそられる・・・

男を追い払い別れたけど泣いてる顔と震える肩が忘れられなくて
勝手知ったるマンションに押し掛けて行っちゃった(笑)

部屋着の優子は幼く見えてほっとけないって思った・・・

会社に戻り荷物を渡してすぐにUターン

一緒に寝てあげたかったけど自分を抑える自信がなかったから
麻里ちゃんの部屋で寝た

陽菜偉いでしょ<`ヘ´>

次の日、原石があっという間にダイヤモンドに輝いて
さすがの陽菜もびっくり(汗)

これ陽菜のだから誰も取らないでよね!
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