優子
アメリカでは人脈に恵まれた
大物監督に気に入られ映画にも出させて貰えた
英語も普通に話せるようになったし
小さくてすばしっこいからアクション映画に引っ張りだこ
スパイ映画・SF、・・・恋愛ものはほとんどなかったけど
作品にも恵まれ私の名前は日本にも届くようになっていた
春にAKBの一期生を特別ゲストに迎えた公演が行われるらしく
当然陽菜にも声がかかった。シークレットライブらしくて世間には
公表はされていない
セットリストのDVDが送られてきて見て必死に思いだそうとして
やってるんだけど・・・・(笑)
「もう・・わかんない(汗) 無理!えーん(бвб)」
一緒に見ている優陽の方が覚えちゃってこれが結構うまい
「優ちゃん助けてよ(涙) 」
「仕方ないなー(´-∀-)」
私も思い出しながら覚えて陽菜に教える事一か月
一日限りの公演だけど私もみんなに逢いたいし
陽菜の晴れ姿も見たい
仕事もひと段落してるから一か月のお休みをいただいて
三人で日本に帰る事にした
「優ちゃん本当にいいの?」
「いいよ!今なら大島優子は芸名で、優陽は私と陽菜の子供ですって
胸を張って言えるから 陽菜は大丈夫?仕事に支障をきたさない?」
「陽菜も大丈夫だよ 優ちゃんと優陽がいるもん(бвб)」
「アハッ(´-∀-)にゃんにゃんありがとう 」
「あー甘えたモードに入っちゃった 」
「だって私が甘えられるのはにゃんにゃんだけだから 」
「うふふ、日本でもラブラブを見せつけちゃおうね(бвб) 」
「(´-∀-)・・・・ところでリハーサルはいつなの?」
「・・・・・(бвб) 」
「もしかして知らないの?」
「えーん優ちゃんが知っててよーむぅ」
「DVDと一緒に手紙はいってなかったの?」
「ん・・・・なんか入ってた、テヘ 」
「てへっじゃないよ(汗)早く探さなきゃもう過ぎてたらどうするの 」
「それは無いと思うよ、誰からも連絡来ないし(бвб) 」
そこはドヤ顔なんですね(笑)
「ママ、これどうぞ」
「あっこれだよ!優陽ありがとね 」
「さすが優ちゃんの遺伝子、しっかりしてる♪ 」
「わー十日後じゃん 早くチケット取って用意しなきゃ(汗)」
「優ちゃん頑張って(бвб) 」
「仕事明日までだから帰りに寄ってくるね」
「よろしくー(бвб)」
陽菜
大阪にはお昼前に着いたけど荷物が多いから
先にホテルに向かい預けることにした
USJは目の前だけど行くのは明日
今日は海遊館に行くんだって
すべて優子に任せてあるから陽菜達はついていくだけ(бвб)
中に入るなりテンションが高くなる子供たち
「あっ!あのおっちいちゃかな優子見たことあるよ 」
ドヤ顔で自慢する優ちゃん
「ジンベイザメは沖縄で見たんだよね(бвб) 」
「もしかしてあの写真集?」
「そう、あの日は撮影だっていうのを忘れちゃってて
素で優ちゃんと楽しんじゃった 」
「素だから良かったんだよ
あれで一段と好きになっちゃったもん(´-∀-)」
「・・・・・」
「あっ
ファンとしてだよ」
「あの写真集凄く評判良くて増刷されたもん
優ちゃんのおかげかなー・・・」
「にゃんにゃん!にゃんにゃんのちゅきなエイだよ
」
「あーホントだー・・・でも餌食べたる姿・・・キモイ 」
「アハハ、好きなのにキモイって(笑)」
「だって本当なんだもん・・・むぅ」
「そう言う素直なところも好きだなー(´-∀-)」
「・・・・・(бвб) 」
なんかさっきから好きを連発してくるんですけど・・・
どういう反応していいのか困っちゃうじゃん
水槽の前の長椅子に座り少し休憩
二人はガラスに引っ付いてずーと中を眺めてる
飽きないのかな?
「今日の夕食さ、せっかく大阪に来たんだし
お好み焼きを食べに行かない?」
「あーそれいいかも(бвб) 」
「さや姉に美味しいお店教えて貰ったんだ(´-∀-)」
「さや姉って大阪のグループの人?」
「そうだよ、今度チームKと兼任になるから
東京と大阪の往復になるんだけどね」
「ふーん・・・」
「知らない?」
「ごめん、陽菜あんまりアイドルに興味なくて
数人しか知らない
あっ!もちろん優子は知ってたよ
面白い子だなーて見てたから(бвб) 」
「そっかー・・・」
そんな悲しそうな顔しないでよ
「もうすぐいろんな魚たちのお食事タイムが
始まるから見に行こう!」
忙しいのにいろいろ調べてきてくらたんだね・・・
ありがとう優子
それから30分ほどショムニにいて
麻里ちゃんの部屋に直接向かう
「バンッ!」
「キャッ!らんぼうなゆっぴーなんて嫌いよ(泣)」
「気持ち悪いって・・・」
「ひどーいこんな美人な篠田のどこがいけないの(怒)」
「自分で美人て言うところ・・・」
「本当の事なんだから仕方ないでしょ(*`ω´) 」
「麻里ちゃんは全部知ってたんでしょ(怒)」
「もちろんゆっぴーの体の事は隅々まで知ってるよ
何処を触るとすぐにイッちゃうとか感じる場所とか(*`ω´) 」
「ワァーワァー(汗)ちがーう!そっちじゃなくて
ショムニ課の事だよ(汗)」
「なーんだつまんない(笑)
もちろん知ってたよ前社長から後を任されてたからね(*`ω´) 」
「野呂さんとかめーたんはわかるよ!
でも陽菜は・・・陽菜は何?なんでショムニなの?」
「それはゆっぴーが自分で答えを見つけなきゃいけない事だよ」
「データーも何もないのに調べれないじゃんか(怒)」
「本当にデーターが必要?」
「うっ・・・それは・・・」
「データーはねあくまでも人の表の顔しかわかんないんだよ」
「そうだけど・・・」
「自分の目と耳で確かめなきゃ
それとも社長はそんなことしなくてもいいのかな?
ゆっぴーてさ会社にどんな人がいるのか知ってる?」
「そりゃー重役クラスの人なら・・・」
「それじゃーいい社長とは言えないと思うけどなー」
「麻里ちゃんはどうなんだよ!むぅ・・・」
「篠田?篠田は新人の子だって全員知ってるよ(*`ω´) 」
「そりゃー手あたり次第手をだし・・・・・てなかったの?」
「当たり前、篠田そこまで飢えてないからね(笑)」
「いつもひどい事言ってごめん・・・」
「黙ってた篠田も悪いけど
ゆっぴーには自分で気づいて欲しかったんだ(*`ω´)」
「うん・・・そうだね・・・」
「ニャロはね本当にいい子だよ(*`ω´) 」
「うん・・・」
「少しだけ教えてあげる」
「何を?」
「ニャロはね早くに両親を亡くして祖父母に育てられてるんだよ」
「なんであんなに天真爛漫なの?」
「田舎育ちだしね、それに昔のいろんな知恵を知ってるよ」
「あっ!あの時のしみ抜き!」
「この会社に来る前にお爺さんがなくなって
その一年後にお婆さんも亡くなった」
「だから今一人暮らしなんだね」
「篠田が教えてあげるのはここまで
後は自分で聞いてみな(*`ω´) 」
「聞くって言ったってどうやって聞けば・・・(汗)」
「食事にでも誘えば?」
「麻里ちゃんが誘っても無理なのに私なんかと・・・」
「誘ってみないとわかんないじゃん
ランチだって初めて行ってくれたんだから」
「それは三人だったからだよ(汗)」
「はい、篠田のアドバイスはここまで
仕事あるから早く出て行って」
「ちょっ!麻里ちゃん(汗)」
部屋から押し出された