優子

「ええか、入場したと同時にハリーポッターへ走るから
付いてきいや」

「指原は足はあんまり・・・・」

「自信ない奴はある奴にチケット渡して
美優紀と菜々と来たらええ
でもはよ来いよ」

「私は大丈夫だけど・・・陽菜どうする?」

「え?大島さんが走って小嶋は走らんのか?」

「は、走るし(бвб) 」

「篠田も頑張るから敦子はみるきー達とおいで」

「みるきー?」

「美優紀だからみるきー(*`ω´) 」

「ええやん可愛いから気に入ったわ」

「どうでもいいけどな」

結局関西組は三人関東組も三人の六人で走る事になった

先に六人が入場して

「ほな行くで!」

エントランスではエルモやスヌーピーがお出迎えしてたけど
それを横目で見ながら走り抜けて行く

アトラクションの入り口で発券

「よっしゃーすぐ入れるで
あいつらまだか?」

歩いて来るであろう方向を見てるのに
一向に現れない

「何やってんねんドンドンおそなるやんけ」

イライラしだした山本君

「私迎えに言って来るね」

走り出そうとすると微かにあっちゃんが見えた

「敦子!こっちこっち(*`ω´) 」

篠田君が手を大きく振ると早足でこっちに向かってくる
その後ろからゾロゾロ現れた

「お前ら遅すぎやぞ」

「しゃーないやん私ら女子やで女子!」

「はあ?どこがやねん」

「どっからどう見ても女子やろ!見せたろか(怒)」

「見せれるもんなら見せてみー」

「この二人はほっといてやな、有華どうやったん?」

「すぐ入れるで」

「み、みなさんありがとうございました(汗)」

「走ってくれてありがとう」

「なんや、お礼言われたら照れるわ
こいつなんか当たり前や思うてるからな」

「サンキュー!」

「遅いわボケそれに気持ちこもってへんし」

「せっかく言うたったのにボケってなんやねんあほ」

「今あほ言うたな、お前より俺の方が賢いねんぞ」

「今は頭の事言うてへんやろ
ほんま冗談通じひん男やわ」

「はいはい、夫婦漫才はその辺にしてはよ行くで」

「「誰が夫婦やねん」」

「凄い揃ってる(-∀-`) 」

「ほら、お客さんがびっくりしてるやん
お前らちょっと離れとき」

中に入ると男は前に女は後ろに固まって並んだ

「山本君と幼馴染なんでしょ?」

「そうやねん家が隣で赤ちゃんの時から知ってる」

「私達と一緒だ(-∀-`) 私も高校三年になってやっと付き合いだしたの」

「なんか恥ずかしない?」

「私ずーと陽菜の事が好きで、好き好き言い続けてきたから
陽菜から言われて嬉しくて全然恥ずかしくないよ(-∀-`) 」

「優子ずーとアピールしてたもんね
小嶋君はスルーしてたけど(笑)」

「今でもほとんど無視されてるじゃん」

「違うよ!あれは陽菜が照れてるだけ(-∀-`) 」

「ポジティブ優子可愛いよ(笑)」

「美優紀は・・・好きなんてよういわん」

「陽菜なんて私が絡まれてて助けた勢いで言った感じだったし
ファーストキスも全然ロマンチックじゃ無かったもん・・・」

「色白で弱そうやのに優子ちゃんの為に頑張ったんやな」

「見た目そうだけど筋肉質で無駄なお肉ないって感じだよ」

「それって裸見たって事?じゃーもうしてるんだ(笑)」

「うえっ(汗)あ、いや・・・まぁ・・・(汗)」

「ええなーうちらは幼稚園の頃キスしたっきりやし・・・
お風呂かて入ってたのになー」

「大丈夫だよ、きっとうまく行くって」

「優子ちゃんにそう言って貰ったら
なんや大丈夫な気がしてきたわ(笑)」

「山本君も照れ屋さんみたいだから
美優紀ちゃんからガンガン行った方がいいよ」

「そうやな、頑張ってみる、ありがとね」

「おーいもうすぐやぞはよ前来い」

椅子は一人ひとりみたいだけど一応ペアーで並んで座るらしくて
陽菜と篠田君は後ろに下がって来た

「なんか楽しそうだったな(бвб) 」

「アハッ(-∀-`) 仲良くなったよ」

「ふーん」

相変わらず興味なさそうな陽菜(笑)

みるきーガンバ!