俺とお前と時々親友♂ 55

麻里子

(とうとう・・)

リビングに入って来た陽菜を見て誰もが思っただろう

それだけ朝からご機嫌な陽菜

ゆっぴーはいつもと変わらないけど陽菜を見つめる目が違う気がする

ほんと、この二人は分かりやすい(笑)

感想を聞くのは後からにして

「みなさーん、今日はイルカウォッチングとシュノーケリング
昼からは潜水艦で海の中を探索します 」

「すごーい!! 」

特に女子は

「イルカ―♪ 」と言いながら目をキラキラさせている

うちの敦子は朝食を食べながらうんうん頷いているけど

聞いてるのかな? まあ、篠田がついてるから大丈夫だけどね(*`ω´) 

「水着は下に着ておいて着替えも持って行くように!」 

「はーい! 」

なんか添乗員になった気分だ(汗)

最後まで食べている敦子を待って部屋に戻る

「ゆっぴーと陽菜やっと出来たみたいだね 」

「うん、なんか優子が、て思うと複雑 」 

「なんで?」

「いつまでも純粋なままでいて欲しかったのもあるかなー
みんなの妹的存在だったしね」

「ゆっぴーは変わらないと思うよ」

「そうだけど、なんか陽菜に取られるみたいでいやだな 」

「敦子には篠田がいるじゃん」 

「そうだけど・・・優子は特別だから 」

「ほんと、4人ともゆっぴーを溺愛してるよね 」

「何でかわかんないけど守りたくなっちゃうんだよね 」

「分かる気がする(*`ω´) 」

「あっ、麻里子はダメだよ、私だけを見ててね 」

「もちろん! 篠田は敦子だけ! 」 

陽菜もだけど

目の前の子を怒らせると怖いからゆっぴーは妹にしとくよ

俺とお前と時々親友♂ 54

優子

クーラーの効いた涼しい部屋で自分とは違う体温で目が覚める

ん・・・動けない(汗)

昨日とは違う体温の伝わり方
肌と肌が直接触れ合ってる・・・・

私、昨日陽菜と・・・・(汗)
 寝てる間にシャワーを浴びて服を着ないと

巻きついている腕をほどき反対側に寝返りを打ってベットから出ると

少し鈍い痛みがあり昨日の事が甦ってくる・・・

初めて感じる感覚に戸惑いながら凄く優しい陽菜に身を任せ
一つになった時の痛みと嬉しさと愛しさはこの先忘れないだろう

陽菜の事がどんどん好きになって行く、でも・・・

すぐに現実に呼び戻される大きな部屋と大きな別荘

私の為なら何でもしてくれる陽菜、
そんな陽菜に私は何をしてあげれるのだろうか・・・

そんなことを考えながらシャワーを済ませて部屋に戻ると
ムスッとした顔をした陽菜がベットに座っていた

「おはよう、どうしたの?」 

私なんかしちゃったのかな(汗)

「勝手にいなくなるなよ(怒) 」 

「えっ?」 

「起きる時は俺を起こせ(怒) 」

「でも・・・気持ちよさそうに寝てたから(汗) 」

「目覚めは最悪だった(怒) 」 

「ごめんなさい・・・ 」 

「こっち来い! 」

上半身は裸で・・下はシーツがかかってるけど・・・

「早く来い(怒)」 

どうしよう・・・怖い・・・

 ゆっくりベットに近づくと抱えあげられて
膝の上に座らされ向かい合うように座ると唇をふさがれてついばむように
何度もキスされて抱きしめられた

「どっかに行っちゃったかと思うだろ 」 

「えっ?どこにも行かないよ? 」


「俺が目覚める時は隣にいろ分かったか 」 

「うん・・・
えーとはるな、なんかあたってるんだけど(汗) 」 

「あっ・・これは男の生理現象だから仕方がない
今から相手してくれるか(ニヤ) 」

「やだ! エッチ」 

「エッチって・・・昨日のお前の方がエロいって(笑) 」

「もう言わないでよ(汗) 服着る!」

陽菜から離れてベットから降りると
シーツをバッとめくってシャワーに行こうとする

「キャー(汗) 」 

「キャーてなんだよ(汗) 」 

「だって裸だもん 」

「昨日見ただろ(笑) 」 

「私は見てないもん (汗)」

反対を向きながら答えると

後ろから抱きつかれて 

「シャワー一緒に浴びるか(бвб)」

「もう浴びたからいい(汗) 」 

「じゃー今日の夜な 」

そう言ってシャワールームに入って行った
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