優子
「陽菜お帰り (-∀-`) 」
玄関でお出迎え
「疲れた〜 」
そう言いながら抱きついて来るから
「キャー 」
倒れそうになった
「あっごめん(汗) 」
「いいよ どうだった?」
「うん、陽菜としたらまあできたと思うんだけどな」
「そっか。ずっと頑張ってたもんね 」
「優子のお守りと弁当のおかげだぜ 」
「そんなこと言われたら・・・恥ずかしい・・・」
「うおぉぉー襲いたいから部屋へ行こう 」
「やだ! 1人で行って、私お母さんとリビングで待ってたんだから
ちゃんと報告しないと!」
「むぅ・・ケチ」
「着替えたらリビングに来てよ!」
「わかったよ 」
ぶうーて膨れながら着替えに行く陽菜
勉強のストレスですぐ抱こうとするから、私の体が持たないもん(汗)
入山先生も心配で来てくださっていて軽く答え合わせをすると
「なかなかの出来ですね、この分なら大丈夫でしょう 」
満更でもない顔で頷く陽菜
「今日も早く寝て明日に備えてください」
「分かってるよ、優子、明日も弁当たのむな 」
「任せといて ♪」
「ではこれで失礼します」
「先生、夕飯食べて行ってくださいな 」
「いえ、これから篠田君の家にも行きますので失礼します」
そっか篠田先輩も教わってるんだった・・・
「ねえ陽菜、先輩たちの分もお弁当作ろうか?」
「そうだな、あいつら食堂のご飯食べてたからな・・・メールしてみるよ」
「おわっ!返事はえ〜(笑) いる(ハート) だってさ、
ハートは気に入らねえけどな」
「じゃー作るね 」
「三人分も大変じゃねえか?」
「大丈夫だよ、一つ作るも三つ作るも一緒だから 」
とはいったものの今日より早く起きなきゃ間に合わないかも・・(汗)
陽菜
休養は三が日だけで4日からはまた受験勉強に戻る
「センター試験がもうすぐなので時間増やしましょう」
土日は8時間、平日は夜8時までして夕食が終わり風呂に入ってから1時まで
睡眠時間は6時間取らないとすっきり起きれないからな
先にベットに入って休んでいる優子を後ろから抱きしめて眠るの繰り返しての
センター試験の朝
「陽菜頑張ってね、これだけ頑張ったんだから大丈夫だよ 」
「サンキュー、頑張ってくるぜ!」
「これ、お守りを作ったんだけど・・・・ 」
フェルトで作ったお守り、
中になんか入ってるけど開けたらご利益ないよな
「ありがとう、こいつと一緒に持っていくよ!」
「あっ、マスコット人形、まだ持っててくれたんだ 」
「当たり前だろ優子の愛が詰まってるんだからな(бвб) 」
もう!て、照れて真っ赤になってるし・・可愛いな♪
「優子!」
顎を持ち上げそっと唇を重ねる
「行ってくる」
「いってらっしゃい!」
午前の試験が終わり食堂へ
「才加、麻里子!」
先に来ていた二人
「ニャロ手ごたえは?」
「まあまあかな 」
「そうか、陽菜頑張ってたもんな!」
「才加はどう?」
「俺もそれなりかな!」
「麻里子は?」
「篠田はばっちりさ(*`ω´) 」
「余裕の発言だな 」
「あと少し頑張ろうぜ!」
「おっ、ニャロ弁当なんだ 」
「優子が朝早く起きて作ってくれたんだ(бвб) 」
「愛されてるね〜(笑) 」
「当たり前だろ!俺の嫁 」
「家にはシェフが居るからご飯は基本作らないもんな」
「あいつ作るの好きなんだけどな」
「大学行くようになったら、週一ぐらいで作ってもらえば?」
「あいつ朝練あるしさ、練習も大変そうだし・・・」
「前みたいに朝練ないときだけ作ってもらえばいいじゃん」
「そうだよな、言ってみるわ!」
「とりあえず午後からも頑張ろうぜ!」
「お腹いっぱいで寝るなよ(笑)」
「うるせえ(怒)」
「じゃーな!」
さあ、もうひと踏ん張り頑張りますか
胸の内ポケットに入っているマスコットとお守りを握りしめて教室に戻った
優子
31日の某歌番組が終わってから合格祈願も兼ねて
二人で吉祥寺の初詣に出かけた
「凄い人でね」
「お前小さいから潰されんなよ 」
「そんなに小さくないもん 」
ぷぅーて頬を膨らませていると指で押してくるからブウーて音が鳴った
「もう恥ずかしいじゃん(汗) 」
ペシペシ肩を叩くと、アハハと笑う陽菜
肩を抱き寄せられて
「離れんなよ」
「うん♪ 」
境内まで行くのも一苦労でやっとお参りをして絵馬を吊るして帰って来た
「もうすぐ日の出だし屋上に行こうよ!」
「おっ、いいね 行こうか」
屋上に出ると先客がいて
「おやじたちも来てたのか 」
「おお!陽菜と優子ちゃん、明けましておめでとう!」
「あけましておめでとうございます今年も宜しく願いします」
「今年も宜しくね」
陽菜を突いて小さな声で「陽菜も挨拶しなよ」
「おめでとう」そっぽを向きながら言ってるし・・・
「去年はグアムだったからな!
陽菜と新年のあいさつを交わすのはいつ振りだろ」
しんみり思い出に浸っているお義父さん
「こっちに居らっしゃい、ここならよく見えるわよ」
寄り添うように腕を組んで椅子に座っている二人・・・なんかいい
「ここでいいよ」
出入り口近くの椅子に腰掛けると
私を膝の上に座らせて
「前に行ったら優子が恥ずかしいと思ってさ 」
膝の上とか、いつもの事なんだけどな・・・?
「明るくなってきたわよ!」
ほんとだ・・・あっ太陽の頭の部分が見えてきた
陽菜の首元にもたれ掛って見ていると目の前に陽菜の顔が来て・・・
唇をふさがれた・・・
「ほら、恥ずかしいだろ(笑) 」
もう・・・
でも、前のベンチでも・・・・
「わおー初めて見たかも 」
朝日に照らされて凄くきれい
「はるな!」
「なんだ?」
「私達もお母さん達みたいな年のとり方をしようね」
「いいぜ!俺は何歳になっても現役 」
ベシッ!
「いてえなー 」
「そういう意味じゃないの(怒) 」
「分かってるよ、子供が出来てもイチャイチャを見せつけてやろうぜ」
「もう!わかってないじゃん(怒) 」
「あら、もう喧嘩してるの(笑) 」
「いつものじゃれ合いだろ!寒いから速く中に入ろう母さん 」
「早いけどご飯にしましょうか?」
「そうだな、腹減ったし、食べてから一眠りしようぜ」
「そうだね、私達も中に入ろう!」
膝から滑り降りて手を出すと
おう て言いながら嬉しそうに手をつないでくる陽菜
今年も宜しくね♪
優子
荷物をまとめて・・・明日から・・・グヘヘへへ(-∀-`)
はっ、いかんいかんそれだけの為に一緒に住むんじゃないんだから(汗)
えーと教科書は全部ここに入れ・・・・
「ウギャー!!」
ドドドド!バタン!
「優子!なした?」
「みなみ〜(涙)」
「何があったんや(汗)」
「宿題するの忘れてたぁー(泣)」
「・・・・・・・」パタン・・・
「ちょっ、行くなよ」
キィ〜パタン・・・
ちっ、部屋に入りやがった
仕方ないこんな時は・・・
(にゃんにゃん大変(汗))
(どうしたの?)
(とにかく来て!)
(理由を言わないと行かない)
仕方ない・・・・
(宿題が鞄に入ったままだった)
・・・・・・・
(手伝って♪)
(バカ(怒))
シーン…返事がなかなか来ない(汗)
(来てくれる?)
くそー既読つかねえ
仕方ない出来るとこまでやるか
カリカリカリ・・・・ぐぅ〜・・・
チュンチュン
だぁぁ!!寝ちまってた(汗)
プリント三枚しか出来てねえじゃん
あと二日で出来るのか?
俺は天才!が、しかし、出来る気がしねえ(汗)
そうだ、足が痛くて再入院してた!
なーんて無理だよな・・・はぁ・・
コンコン
「あいてる」
「そろそろ行くよ」
だぁ〜引っ越しだった(汗)
「どれだけ出来たの?」
「プリント三枚(-∀-`) 」
「電気ずっとついてたから徹夜してるのかと
思ってたのに・・・・」
「そのつもりだったけど寝てた、アハッ(-∀-`) 」
「もう・・・ほら荷物持って、行くよ」
「ほーい(-∀-`) 」
外に出ると親父同士が話してて
「陽菜ちゃんうちのドラ息子よろしく頼むな」
「はい、任せて下さい(бвб) 」
「お前も迷惑かけるんじゃないぞ」
「わかってるよ」
ちっ、子ども扱いしやがって・・・子供だけど・・・
「おじさんよろしくお願いします(´-∀-)」
「荷物はこれだけかい?」
「今のところは」
「何故陽菜の方が多いんだ?」
「仕方ないじゃん新しい服とか靴買っちゃったんだもん」
「あの狭いマンションのどこに置くんだ(汗)」
「ご飯食べれて寝れたらいいの!」
「陽菜達の部屋にはクローゼットを多めに作らないとだな」
「よろしく〜衣裳部屋があったらもっと嬉しい♪」
俺としたら狭い方がくっついてられるから嬉しいんだけど・・・
車に乗り込み後部座席に並んで座る
「あのさぁ・・・宿題・・・」
「宿題テストがあるから自分でやらないと」
「出来る気がしねえ(汗)」
「忘れてたのが悪いんでしょ(怒)」
「だってーいろいろあったから」
「飛ばし飛ばし書けばいいから・・・」
「え?」
「ページ白紙で出すよりやった感が出てていいの(бвб)」
「・・・もしかして学生の時?」
「煩い!」
経験者は語るってやつですか陽菜さん(笑)