俺とお前と時々親友♂ 92

陽菜

クリスマス・・・何も考えてなかったぜ(汗)

付き合って初めてのクリスマスなのに・・・

そこで俺は考えた クリスマスと言えばサンタクロース
サンタクロースと言えば・・・何処だってけ

じいやに聞いて来よう

サンタはフィンランドらしくオーロラも有名らしいから決定

PJも空いてるみたい何だけど14時間かかるらしいから23日すぐ出ないと
間に合わねえな(汗)

向こうで1泊して・・・にひひ

驚かせようと思ったのに嬉しすぎてみんなの前で聞いたらしゃべらされて
サプライズじゃなくなったじゃねえか(怒)

さらにおまけもついて来るってか
二人で甘々なクリスマスを過ごすはずだったのに・・・

その夜おやじに言うと「父さんと母さんも行くぞ」・・・親同伴かよ

次の日いろんな防寒着を持ってこさせて優子に着せていると
小さいからコロンコロンでエスキモーの子供にしか見えない(笑)

陽菜はロリコンじゃないけど小さくてかわいい子供にしか見えない優子に
ムラムラしてきた

小中学生見ても何とも思わないんだから俺、大丈夫だよな? だっ大丈夫だ!

陽菜の分はもちろんお揃いにした、後は・・・・クリスマスプレゼントだよな

婚約指輪はまだだけど、親の金で買うのはなんか違うと思うし
優子も、陽菜が働くようになってからでいいよ、 て言ってくれたから

連れて行く代わりにみーちゃんに探らせよう 

俺とお前と時々親友♂ 91

麻里子

今年も残すところあと2週間ほど、
学校も試験休みに入り実質上の冬休み

試験の結果?もちろん篠田はギリギリセーフ、いつも追試の陽菜は
1年のゆっぴーに教えてもらって一つも無し ゆっぴー凄いね

追試は佐江・たかみな・みーちゃんの三人だけ
 二年生は意外に賢いんだよ

敦子はボーとしてるようで意外に出来る子(*`ω´)

「陽菜ずるい(怒) 優子を独り占めするから
み〜達追試になっちゃったじゃん(怒) 」

「優子は陽菜のんなんだから陽菜にだけ教えてればいいの 」

「優子は1年なんだから1年の私達を教えてくれなきゃダメなの!
2年が1年に教わるなんて恥ずかしー(笑) 」

「うるさい俺はいいんだよ(怒) 一心同体なんだからな」

ギャーギャー言い合うおバカコンビ

追試の勉強するからって全員呼び出してニャロの家のリビングでお菓子タイム

追試は3人だけなのに、みんなで集まりたかっただけなんだね

忙しい篠田だけどニャロん家の紅茶は美味しいから許してあげるよ

「みんな、クリスマスはどうするのかな?(*`ω´)」  

「「・・・・・」」

おやおや、手の内は見せないと言う事ですか

「篠田と敦子は豪華ディナーに行くんだよね」

「美味しいもの沢山食べさしてくれるんだって」

敦子は物より食だからね

「ニャロ達は?」 

「まだ決めてない・・・」

いつも無計画な陽菜だからね

「佐江とリンちゃんはランドに行くんだ」 

「高橋たちはシーに行くッす」

「才加のとこは?」

「俺らは家でゆっくりしようかなって・・・なーみーちゃん」

やっぱり陽菜だけ考えてなかったんだね

「私も家で陽菜とゆっくりしたい」

ゆっぴーは優しいね、もっとわがまま言えばいいのに

何か考え込んでるニャロ 

「優子クラブいつまで?」 

「23日までだよ」

それを聞くと部屋から出て行って20分ほどで戻ってきた

「優子練習終わってらそのまま行くから」 

「えっ、どこに?」

「それ言ったらサプライズにならないじゃん」

「えー優子だけいいなー、みーちゃんも行きたい!」

「ダメダメ、優子だけだよ 」 

「いいじゃんみんなで行こうよ」 

「日本じゃ無いから無理!」

「わーなお行きたい〜 」

「みんな予定があるんだろ、1日じゃ帰って来れないし 」

「大丈夫!話によっちゃー別の日にするっすよねさや姉!」

 「来年にする!」

「陽菜どこに行くか教えてよ 」 

「・・・・フィンランド 」

「「「フィンランド!? 」」」 

「北欧のフィンランドか?」

さすが才加みんなはどのへんかわかって無いよきっと

「何しに行くの?」

「優子にサンタクロースとオーロラを見せてやろうかなって・・・」

「行きたい!みーちゃんも行きたい!」

「麻里子、敦子もオーロラ見たい」

「ニャロ、篠田達も連れて行きなさい 」 

「えーまた10人で行くのかよ 」

「大勢の方が楽しいぜ!なあ優子 」 

「佐江は連れて行かない(怒) 」

「なんでだよー ゆきりん助けてよー(泣)」

「小嶋君は優しいから連れて行ってくれるよねぇ・・・ 」

部屋が急に寒くなってきた

「しかたないなーめっちゃ寒いから防寒具は自分たちで用意しろよ 」

「はーい! 麻里子よろしく〜」 

「みーちゃんの彼氏じゃないんだけど(汗) 」

「いいじゃんお金持ちなんだから 」

「才加この借りは返してもらうからな」

「すまん麻里子(汗) 」

さすがニャロ、スケールがでっかいね、さすがの篠田も
フィンランドは思いつかなかったよ、オーロラ楽しみだね

俺とお前と時々親友♂ 90

優子

12月も半ばになり妊娠の心配も無くなってのいつもの朝食

「優子ちゃんは年末年始どうするの?」

「えーと、もしかしたら大島として最後のお正月かもしれないし
父も兄も帰ってくるので実家で過ごそうと思ってます」

「むぅ・・・陽菜は聞いてないぞ(怒)」 

「ごめんなさい、言おうと思ってたんだけど・・(汗) 」

途端に機嫌が悪くなる陽菜

「まあまあ、もしよかったら優子ちゃんの家族と
うちとでグアムの別荘で過ごさないか?」

「えっ! 良いんですか、お母さんに聞いてみます」

「うふふ、その方が陽菜の機嫌もよくなるからね 」 

「うるさいなー 」

口は尖ってるけど目がニヤニヤしてるよ

部屋に戻るとすぐに電話してみた

「もしもしお母さん、おはよう、あのね年末年始の事なんだけど・・・・
お金とかの心配もいらないからって・・・・・・・・
お父さんとかに聞かないでいいの?
アハハハ、わかった、じゃーね」

「なんだって?」

「行くに決まってるでしょって
 お父さんとかに聞かないでいいのって聞くと
嫌っていっても行かせるからって(笑) 」

「お母さんらしいな(бвб)」 

「お父さんは言いなりだからね(笑) 」

「おやじに言って来るよ」 

「そのまま学校に行こう!」

鞄を持ち部屋を出た

車に乗り込むと広い座席なのに引き寄せられていつも左側に偏る

丁度いい方の高さに頭を置くとその上に陽菜の頬が乗っかってくる
これがいつもの風景

車はあっという間に学校に着いちゃうから少し残念

大騒ぎは収まったけどやっぱり噂する人はいて車から降りる私達を見て
コソコソ言う人もいる・・・仕方ない事なんだけど・・・やっぱり胸が痛む

オリンピックの話も白紙になって半分残念で半分ホッとしてる自分がいた

合宿とか遠征が多くなるだろうし陽菜と過ごす時間が減っただろうから
これで良かったと思う

まだ大会は沢山あるしいい成績を残してオリンピックの選考会でいい記録を出せば
否が応でも選ばないといけなくなるからと監督や校長先生も励ましてくれた

そうだよね、今は一度しかない高校生活を陽菜やみんなと楽しみたいから
もちろん練習はするけどこのままがいいや

人間になった彼女と私 あれから その1

優子

あんなに人間になりたいって思ってたのに


「麻里ちゃんのバカ!」

「ゆっぴー神様に向かってバカとはどういう事かな」

「私はにゃんにゃんとずっと一緒に居たいから
人間になりたかっただけなのにこれじゃー話が違うじゃん(怒)」

「毎日会って一緒に学校行って同じクラスで・・・
何が不満なのかな?」

「麻里ちゃんの方が一緒に居る時間長いでしょ(怒)」

「それは姉妹だから(*`ω´) 」

「なんで私と姉妹にしてくれなかったの(怒)」

「ゆっぴーとだったら身長さ有りすぎて
双子に見えないでしょ」

「そんなの魔法で一緒ぐらいにしてくれたらよかったんじゃん」

「だって篠田一人だと嫌だったんだもん」

「だもんじゃねえよ(怒)
それに女の子同士だと結婚できないし
にゃんにゃんが他の男の人と結婚しちゃったら
どうすんだよ」

「それは・・・残念でした(*`ω´) 」

「それだったら私のお願い叶わないじゃんかぁー
これだったらリスの時の方が毎日一緒にいれたし
一緒に寝れたしチューだって出来たもん」

「ニャロが良くさせてくれたね」

「寝てる時にしてた・・・・」

「ああ・・・(*`ω´) 」

「今だと全然できないし
引っ付いて行ったら暑いって怒られるし
やっとお泊まりできて抱き付いて寝ようと思ったら
ベット小さいからって別の布団で寝させられるし・・・
もちろんキスなんて出来やしないし・・・
こんな生活もう耐えれない(涙)」

「元に戻りたいの?」

「その方が幸せだったもん・・・」

「ニャロは人間を楽しんでるけどね
洋服も可愛いってたくさん買ってきてるし
テレビも面白いって毎日見て笑ってる
だから戻りたいって言わないと思うなー
それでもいいの?」

「もしにゃんにゃんが戻りたくないって言うなら・・・
私だけリスに戻ってにゃんにゃんのペットになる
そしたらずっと一緒にいれるでしょ」

「ニャロが世話するとは思えないけど」

「私なんだからしてくれるよ!・・・きっと(汗)」

「篠田からそれとなく聞いてあげるけど
ニャロが戻りたくないって言っても
ゆっぴーはリスに戻るんだね?」

「うん」

「今日の夜聞いて返事次第で明日の朝にはゆっぴーだけリスだよ」

「それでいい」

にゃんにゃんはきっと一緒に戻ってくれるはずだもん・・・

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