いつから後ろにいたんだろうか・・・

どこから話を聞いてたんだろうか・・・

始めはいなかったよね?

「車は置いてきたんですか」

「飲むつもりだったからね」

「タクシー拾います?」

「一駅ぐらいだし歩いて帰れるけど
優子は大丈夫?」

「歩いた方が酔いがさめていいです(-∀-`) 」

「よし、歩こう(бвб)」

そう言うと同時に手を繋いできた小嶋さん

「え?あっ・・・・えーと(汗)」

「ん?なに」

「いえ、なんでもないです(汗)」

小嶋さんから繋いでくれるなんて初めての事で
ドキドキが止まんない

酔ってるのもあるけど体が熱い

「優ちゃんの手熱すぎ(笑)」

「すいません、手汗かいちゃってるかもです(汗)」

「だから、やめて」

「す、すいません(汗)」

慌てて手を離そうとしたのに一段ときつく握られた

「手じゃなくて敬語!
恋人なのにいつまでも敬語って変でしょ」

「はい、あ・・・うん」

「ふふふ、なんか甘いもの食べたいな(бвб)」

「コンビニ寄りま・・・寄る?
スイーツだとどこがいいかな
今のコンビニ、スイーツに力入れてるから
バカにできないんだよ(-∀-`) 」

「優ちゃんはどこのが好きなの?」

「えーとねお勧めは○ーソンの濃厚チーズケーキ
チーズケーキなのに下はサクサクしてて
しょっぱさがチーズケーキとマッチして
凄くおいしいんだよ(-∀-`)
あ、ごめんチーズケーキ甘くないよね(汗)」

「話聞いてたら凄く食べたくなって来た
それ買って帰ろう」

「うん♪」

丁度後二個だったみたいで
有ってよかったねってまた笑い合った

小嶋さんが凄く優しくて少し怖い・・・
才加との話、どこから聞いてたんだろうか・・・

私の事邪魔くさい恋人だって思われてないだろうか・・・

玄関の鍵を開け中に入る

「お風呂洗ってくるからこれ冷蔵庫になおしておいて
お風呂あがってから食べよ(бвб)」

「今日私の番だから」

「優ちゃんまだ酔ってて危ないから陽菜が洗う明日洗って」

「頼りない恋人でごめんね・・・」

「ほらすぐ眉毛下げて落ち込む
誰もそんな事言ってないし思ってもいないから」

「うん・・・」

「やっぱり先に食べたいからコーヒー入れておいて」

「わかった!美味しいの入れるね(-∀-`) 」

お湯を沸かし牛乳も温めてカフェオレを作る

「いい匂いカフェオレだ」

「お酒の後だしカフェオレの方がいいかなって思って」

「さすが優ちゃん以心伝心」

「アハッ(-∀-`) 良かった」

並んでソファーに座りチーズケーキを食べる

「ホントだサクトロで美味しい(бвб)」

「でしょ!私チーズケーキには煩いんだ♪」

「好きだから?」

「そうだよ好きな物には妥協せずに追及して行く性格なんだ」

「陽菜には?」

「え?」

「陽菜の事も好きだったら妥協しないでドンドン来てよ」

「それは・・・嫌われたらいやだし立ち直れないと思うから
それにまだカリスマになれてないし、
稼ぎだってにゃんにゃんにはかなわないし私ダメダメだね(汗)」

「今日麻里子に言われて気が付いたんだけど」

「な、何を(汗)」

「もうとっくに一番になってたみたい」

「なにが?」

「優ちゃんがに決まってるじゃん」

「うそ・・・・」

「嘘じゃない」

「いつから?」

「わかんない、陽菜だって今日知ったんだもん」

「でもデート中だって仕事へ行ってたし
一緒に居てても洋服の事とか考えてるじゃん」

「それは優ちゃんが元気だからだよ
もし怪我した時どっちを選ぶかって聞かれて
すぐ優ちゃんて答えてた
それで気が付いたの優ちゃんの方が大事だって」

「ううぅぅ・・・にゃんにゃん(泣)」

「すぐ泣くー(笑)」

「だっでうれじいもん(涙)」

「だから今日優子をもらう」

「ヘェ?」

「今日優子を抱くから綺麗に洗ってきてね(笑)」

「にゃんにゃん(汗)」

「陽菜が洗ってあげようか?(笑)」

「じ、自分で洗います(汗)」

小嶋さんがこんなに積極的だったなんて知らなかった(汗)
どうしよういざとなったら恥ずかしい(;´-∀-)

「さ、さ、さ、先にお風呂入りますか(汗)」

「また敬語に戻ってる(怒)」

「あう・・・つい(;´-∀-)」

「優ちゃんが先に入ってベットで待ってて
あ、寝ちゃだめだよ、寝ててもするからね!」

「う、うん・・・(;´-∀-)」

頑張れ優子!念願がかなうんじゃないか
幻滅されないように頭の中でシュミレーションしなきゃ
可愛い声とか仕草とか・・・・にゃんにゃんを抱いた時を思い出して・・・

「お風呂先に入りまーす(-∀-`) 」

着替えを取りに行こうとしたら

「バスタオルだけで出てくればいいから(бвб)」

「は、はひ(汗)」

ゆっくり丁寧に洗ってたら、いつまで入ってるー
と言われて慌てて上がった