「ねえ、迎えにくるのそんな大勢で来ないでくれる
近所のおばさん達に変な噂たてられてるんだけど」

「卒業したらヤクザの家に住むんだから
もっと変な噂立つぜ(笑)
なんなら今のうちに黙らせておこうか?」

「そんなことしないでいいから(汗)」

これだけ噂になってても気づかない親ってどうなの?

あと一か月でこの家ともおさらばだから関係ないけどね・・・


それから奇跡的に何事もなく平穏に過ぎてった一か月

先生たちからも留年されて残られても困るからって
優遇されてるのもあるんだけど
卒業試験も名前かけばOKだったらしい・・・・

ずるい!て言ったら陽菜も卒業できるように
言っといてやったからって言われた

そんなことしなくても大丈夫!だったと思う・・・・(汗)

「明日の卒業式陽菜の親くんのか?」

「さぁ?言ってないし来ないんじゃない」

「そうか・・・」

「優子とこは来ないか・・・・来たら大変な事になるもんね」

「親とは思ってねえからどうでもいいし
マジ女の時は親なんて来ねえからな
来なくて当たり前だ」

「ふーん・・・・」

「飯食いに行こうぜ」

「今食べたくない」

「風邪か?最近食ほせえぞ」

「そうなのかなー・・・」

ストレスもあると思うんだけど
この頃体もだるくて食欲もないんだよね
インフルにかかっちゃったかな(汗)

「サドにうどんかおかゆでも作らせようか?」

「欲しくなったら自分で作るからいい
明日卒業式だからもう帰るね」

「もう帰んのかよーこいつらだけ置いて帰んなよ」

「みんな帰ればいいじゃん
明日終わったらヲタとかとはサヨナラなんだし」

「なんてこと言うんですか
私達はいつまでも優子さんについて行くんですから!」

「ヤクザさんになるの?」

「それは・・・・女性なので無理かと(汗)
優子さんの身の回りのお世話をする人とか
お手伝いさんとか要らないですか?」

「その辺はサドのお袋さんが全部仕切ってるから
聞いてみたらいいんじゃねえか
て言うか、これからもお前らと一緒なのかよ(汗)」

「当たり前です!ラッパッパは不滅です!」

「・・・・・おめえらは私の舎弟じゃないけどな
次世代のラッパッパだったろ」

「優子さん(泣)」

「とりあえず陽菜は帰って寝る、バイバイ」

「ちょ、送るから待て」

結局全員で部屋を出てみんなに送ってもらい家へ

「引越しの荷物は最小限でいいからな用意しとけよ」

「わかってるし、それにいつでも取りに来れるでしょ」

「そうだな・・・・・」

「じゃーね」

「しっかり寝ろよ」

「わかってるし(бвб)」

そのまま振り返らず家に入った